資産構築と未来予測の話

マンションが売れないのに過去最高値、という記事がありました。
体力があり投げ売る必要のない大手デベの寡占が進んでいることに加え、ホテルと用地を取り合って原価が上がっているのがその理由。

 

こうしたことは、リーマンショックの頃から予見できていたことではありますが、現実に、「この間取りでこの価格??」みたいな物件が当たり前に売られている様子を見ると、
そうした世の中の波や経済の波を予見できるか否か、
ものの価格の動向についての正しい認識を持っているか否か、
というのは、資産状況や経済レベルのみならず、色んなものを分けるなぁと感じます。

 

算命学で「安定した未来」を読むときに重視するのは土性と火性です。

 

土性は安定をはじめ、資産や盤石さを示し、
火性は発展をはじめ、情報や未来の明るさを示します。

 

経済不況に陥ったり、国家を揺るがすような地震が起こったりするのは土性と火性が弱くなったときで、
経済でいえば、情報(=火性)で動く経済が滞り、お金(=土性)が揺らぐことで不況に陥りますし、
地震でいえば、大地(=土性)を支える地球の息吹ともいえるマグマ(=火性)が弱まることで地震が起きます。

 

例えば、
東日本大震災の2011年3月1日は以下のような日だったのですが、

乙辛辛
丑卯卯
癸乙乙

火性はどこにもなく、わずかにある丑の中の己(=土性)も、水を多く含む冬の土であり、それも乙(=木性)に剋され辛(=金性)に洩れているので火性も土性も最弱のときであったことが分かります。

 

ちなみに、
実際の経済や世の中の動きを見通すときは、こうした年月日の命式に加え、
国の命式や国家のリーダー(=総理大臣)の命式や機運、世の中の大衆意識の流れなども加味しながら観ていく必要があります。

 

とはいえ面白いことに、
国運が良い時期というのは安定感あるリーダーに恵まれる一方、
国運が衰えているときにはちょっとおかしな人がリーダーとして立つもので、
安定感のあるリーダーが立っているうちは多少の問題や災害はあるにせよ、国家が揺らぐような大きな出来事はないと思って良いのではないかと私は思っています。

 

危険なのは、リーダーが変わったときです。
天中殺期間中にリーダーの地位に就いたとか、
東に車騎星がある人がリーダーになったとか、
本来の役目の異なる動きをしているとか、
と、いうことがあれば、
色んなことについて守りの態勢を整えた方が良いかもしれません。

 

あの悪夢の民主党政権鳩山由紀夫元総理が天中殺中にその地位に就きましたし、
震災時の菅直人元首相は子丑天中殺なのにその役割を果たさない総理大臣でした。
現在の韓国の大統領も天中殺期間中の就任だったせいか様々に混乱しています。

 

冒頭の未来と資産のことに話を戻せば、
いわゆる「世界のお金持ち」はこうしたことを各種あるある未来予測のスケールの一つとして使っており(「唯一のスケール」ではないことに注意!)、そこから得られる情報を活用することで安定的に資産を構築しています。

 

旺盛の機運の前に仕込み、衰運に向かう兆しで売り払い、衰運期には守りを固めるのが資産構築の基本的な流れですが、
それを読み解くスケールの一つ、情報の一つとして活用しているよう。

 

情報というのは多ければ良いとは限りませんが、それでも干支のような加工されないデータを元にしたスケールというのを一つ持っておくことは有用なのではないかと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

2 件のコメント

  • お邪魔します。
    >経済不況に陥ったり、国家を揺るがすような地震が起こったりするのは土性と火性が弱くなったとき・・・・。
    火も土も相克関係にあたる水の十二支の亥や子の時が正に該当しますね。
    特に亥年は関東大震災や伊勢湾台風など災害が多い年だったみたい。
    https://news.yahoo.co.jp/byline/fukuwanobuo/20190121-00111749/
    今年も亥年で台風15号、19号そして首里城消失もありましたし不思議ですね。

  • 紅虎さん
    確かに!地支だけでみれば亥年は水なので火も土も相剋…そして今年のような災害続きになりましたね。
    そう考えると、来年も子年でみずが旺じるので危険なんでしょうね…。
    「国を揺るがす」災害を見るときは国家の運と絡めますが、国家を揺るがさないまでも大きな災害という意味では、その年の年干支だけをみても分かることに気づきました。
    ありがとうございました!

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