玉堂星の役割と制約、占い師を「選ぶ」という視点の大切さ

昨日はサラリーマンとして長く活躍されている方がご相談にお越しになりました。
その方のお話を伺っていたのもさることながら、他の先生に観てもらったというその内容が気になって考えていました。
…ので、更新できませんでした、すみません。

以下、本来は非公開のサークルの方で書いた方が良いかも、というセンシティブな内容を含みます。

さて、考えていた内容をぼかして書くと、
玉堂星を人生哲学の場所にお持ちになる方について、移住を視野に入れた海外留学を後押しされたのはなぜか?
ということです。

ちなみに、
その玉堂星は特に中殺されてもおらず、
異常干支から出ているわけでもなく、
初旬にそれらしい星があるわけでもなく、
(むしろ初旬はドメスティックな星)
そしてその先生がお勧めになった時期が含まれる大運のテーマはおそらく国内にあります。

私が算命学を学ぶテーマはいくつかありますが、
その一つに「玉堂星の在り方」というのがあります。
玉堂星は、母親の星、母国の星といわれますが、この玉堂星は他の星では代替できない不可侵の役割を担う一方で、
他の星よりも多くの制約を受ける星でもあります。

陽占の星というのは心を示すといわれます。
心とはその人の魂であり生きる欲求です。

よって、
陽占の星を活かすことは、
心があたたかくなることであり、
魂が喜ぶことであり、
欲求が満たされることでもあります。

これはどの星にも言えることですが、
こと玉堂星ということでいえば、
それが顕著に現れるように感じています。

端的にいえば、
玉堂星を持つ人が玉堂星の心を失うと人生全体に影響を及ぼす、
ような印象をもっています。
まだ検証中ですが。

ちょうど昨日、
アイスダンスの日本代表として活躍されたクリス・リードさんが急逝されたニュースが入ってきました。
30歳という若さでの他界。
ちょうど今月から、アメリカから日本に拠点を完全に移し、日本でアイスダンスの後進の指導にあたろうというその矢先であったそうです。

彼の胸には玉堂星があります。
彼のお母様は日本人で、日本国籍を取得されていたのでその彼が日本に完全移住して日本を拠点に活躍するのはいかにも良い選択であったようにみえますが、
生まれたのはアメリカで、名前もアメリカ人らしいお名前。
そして今回の急逝という事実を考えると、果たして彼の玉堂星の示す母国が日本であったのか疑問を感じざるをえません。

彼はお母様が日本人でお父様がアメリカ人であったのでアメリカに住んではいたけれど未成年のうちは日米両国の両国籍を持っていました。
日本国籍を取得したのは、当時のアイスダンスのコーチだったモロゾフに勧められたからだといわれます。
だとすると、彼にとっての日本国籍の選択というのは魂が惹かれたからではなく、日本への移住というのは「スケートという仕事」のためだったのではないかと感じられるのですがいかがでしょうか。

折しも昨年は納音がめぐり、「自分の心に沿う選択」を始めるタイミング。
そのタイミングで方向転換することなくそれまでの人生にアクセルを踏み、その道をより堅固にしてしまうような選択をすべきだったのかどうか。
せっかく納音年である昨年の末に選手を引退したなら、本来は、スケートや日本から離れて彼を産み育んだ「母国」でもっと新たな世界に向かうべきだったのではないか?と感じます。

冒頭の話に戻せば、
算命学の担い手を「占い師」と呼ぶことに私は抵抗がありますが、「占い師」だとして、その「占い師」というのは人により言うことが異なることはよくありますけれど、
少なくとも算命学の担い手が「こう」と断じるときには必ずそこに理論理屈があるべきで、その理論理屈にきちんと則っていれば、他の占い師が観てもある程度納得はできるもの。
しかし、その先生のケースでは、なぜその回答をされたのか分からず、昨晩は考え込んでしまった次第。

ちなみに、その先生は師範でいらっしゃいますが、師範だから占いが上手とは限りません。
(これは、東大の医学部を出た人が名医とは限らず、天皇陛下を執刀したのが順大の天野先生であったように、学ぶことと理解すること、伝えること、活かすことはそれぞれ別のことであることによります。)

師範の上、臨位、歳位、周位…と段位を重ねている方でもまるで命式を読み解けないという人も実はけっこうおられますし(私のところに定期的にご相談にみえる方もおられます)、
原典などを読んでも表面的な文字の理解や暗記にとどまる方も少なからずおられます。
さらにひどいと、そもそもきちんと学ぶことなくネット占いを口述するだけという方もおられます。
その意味では、依頼者のほうも占者を見極め、言っていることの本質を知るために疑問を持ち確認する、ということが求められるのではないか、と考えます。

さらにいえば、
占い師というのもカウンセラーや医者に似て、相性がありますので、合う合わないを見極めるのは何より大事だろうと思います。

昨日は「お礼」に素敵なお酒をいただきました🥂
が、既にたくさんの方から高級なお酒やワイン、をいただき、家に30本くらいありますため、お酒は受け付けておりません。
よろしくお願いいたします。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

8 件のコメント

  • お久しぶりです。月運が天中殺のせいか、体調もあまりよくありません。(笑)
    今回は玉堂星がテーマで以前、金烏さんに腹の玉堂星で流れが止まると指摘されたのを思い出しましたが
    確かに知的探究心を失うと自分の人生、何だったのか?何もないのではないか?って思ったりしますね。
    クリス・リード氏・・・。残念ですね。命式をみると陰占では己巳年、辛未月、戊辰日生まれで大変運勢の強い方で年月の十二支と日干支を着目すると大スター中森明菜ちゃんと共通していますね。明菜ちゃんは徹底的に彼女独自の拘りを持ち、それが人生に大きく影響を受けたと思いますがリード氏も事情は似たようなものだったのかなって思います。
    最後に素敵なお酒を頂いて良かったですね。私は火の気が強いせいか、お酒は少しだけで顔が真っ赤になり、たまの付き合いくらいしか飲まず私生活に持ち込みません。(笑)

    • 紅虎さん!お久しぶりです。
      玉堂星が極だと知性のない世界はちょっと考えにくい感じもありますが、たまに「あれ?」という人もいて、そういう人はなにかと問題を抱えているように思います。
      その意味では紅虎さんは望ましい道を歩まれていますね!

      クリス・リードさん、本当に残念です。
      明菜ちゃんにしてもそうですが、強い命式の人は逸れると折れるのだろうと思います。
      その意味で、地支一気の命式などは自分の在り方を常に問われていることを自覚して歪みなく生きることが望まれるだろうと思います。

      もう少しで月天中殺があけますね。
      体調には気をつけてくださいね。

  • 初めまして。いつも陰ながら拝読しております。
    学ぶことと実践することの違いや難しさが伝わる内容でした。自分自身でも実践しようとしても中々難しくて…。算命学の本質がまだ理解できてないのだと痛感しました。
    何事も言葉通りではなくまず本質を知るため、考えようと思いました。

    • ひかりさん、ご覧頂きありがとうございます。
      算命学は奥深い学問で、その中でも比較的分かりやすい陽占の星(玉堂星とか)もその姿はシンプルでありながら多面的です。
      私も少しずつ、時間をかけ、ゆっくり咀嚼しながら理解を深めているところです。

      急がず自分の理解のペースで長期的に学ぶのが良いのだろうと思います。
      引き続き、よろしくお願いいたします。

  • 何度か算命学専門の占い師の方に観ていただいていますが、
    どうもしっくりこない感じがあります。やはり相性なんでしょうかね?
    いままでの経験でながいお付き合いになりそうな
    要素がたくさんある方なので、迷っています。

    話はずれますが、お酒がいっぱいなんて、うらやましい!
    神社によくお参りされるようですので
    日本酒は奉納されてもいいかもしれませんね。
    神様に袖の下をさしあげたらどうでしょうか笑
    しかし日本の神様はなぜあんなにお米関係ものもが
    お好きなんでしょう笑。

    • にべこさん、コメントありがとうございます!
      占い師の人との相性は大事です。
      ただ、「これはどうなの?」と思う占い師が後々になって「あの人がいたおかげで」と思うこともありますね。
      何にせよ、算命学の説くところは長い時間を俯瞰したものであり、自分がただいま現在生きている視点とは異なるものなので、その点を留意しておくと良いと思います。

      お酒は多分お花見で、みんなで頂きます笑
      日本の神様が米が好きなのは、米が国家の基盤、国家の通貨であり命をつなぐものだったからだと思っています。
      実際、今でも日本には田んぼがたくさんありますね。

  • こんばんは。
    奈々先生、お疲れ様です(*´˘`*)

    そのサラリーマンの方の趣味・嗜好(学問、武術、伝統文化)が海外由来の物で、それなら現地で見聞きなさったら?との助言
    とかぐらいしか思い浮かびませんでした。

    人の宿命(命)を視るのであれば、その重大さ(命)を重んじて欲しいとは思います。
    以前鑑定して下さった先生は、相性もさるごとながら人間的に合わずでした。
    先ず、他の方の夢を嘲笑った事、最初から真っ向否定。バックボーン、ヤードを聞かず鑑定書を読み上げる。
    統計学と思ってる故に個々の生き様を聞く事は不要だと思われてるのかなと考えました。
    二度とお願い・ご教授願う事は避けたいと言うか、心が反応致しません。
    統計学と仰られる方をお見受けすると、逆に尋ねたくなります。何をもって算命学と仰られるのか。

    • のんちゃん、コメントありがとうございます!
      そうなんです、その方はちょうどただいま龍高星の大運でいらっしゃったので、まず今のタイミングでなるべく長く会社を休んで短期留学をされてはどうかと私も思いました。
      どうされるかは分かりませんが、その方が良い人生に向かわれることを祈念しております。

      おかしな鑑定士さんというのはいますね。
      ただ、鑑定士さんも占いの場合、資格はあってないようなもの。
      「師範」と看板を掲げれば多くの人が安心するので私も一応、きちんとお免状はいただくつもりでいますが、
      観てもらう側はそれだけで判断してはいけないように思います。
      占い師、鑑定士もそうですが、算命学の学校も、ある程度、いくつか行ってみて「合う学校」を選ばないとダメだと思います。
      それは簡単ではないわけですが、合う人や学校に出会えるまでは門が開かないということでもあり、その意味でも算命学は「人を選ぶ」のだろうと思います。
      私も精進します。
      引き続き、よろしくお願いいたします。

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