自分に合ったアプローチの大切さ

パリへ旅行に行ったとき、
押し売りされそうになって断ったら、
「ココロナ〜イ」と責められた、ということがあります。

「心無い」。
…直接言われると心が痛み、
うっかりそこに戻って買いそうになったら、
連れが 「あれは作戦だから」 と止めてくれて事なきを得たのですが、

世の中には、
キレイゴトを掲げながら人の罪悪感につけこみ、
自分の思いを遂げようする人というのがけっこういて、

気をつけないと、
気づいたら身ぐるみをはがされていた、
…みたいなことになりがちです。

さて、なぜこんなことを書いているのかといえば、

害の年運に入ったあたりで登場した、
「人の罪悪感につけこみ自分の思いを遂げようする人」というのがいて、
その人について観察したことを書いておこうと思ったからです。

ちょっと「害」についておさらいすると、

害というのは「普通なら出会わないような人」 に出会える時期ですが、
それは 「考えられないくらい迷惑な人との出会い」 であることもあれば、
「想像だにしなかったような邂逅といえるほどの出会い」であることもあり、

その差を分けるのは、精神性の高さであるといわれます。

といっても、
「迷惑な人」との出会いは自分の精神性が低いことを示すのかといえば必ずしもそうではなく、

その「迷惑な人」にどう対峙するかによって自分の精神性が試される、

その「迷惑な人」にポジティブに対応できれば精神性が上がる、次元が上がることに向かい、
その「迷惑な人」にネガティブに対応してしまえば精神性が下がる、次元が下がることに向かう、
…ということなので、

「迷惑な人」との出会いというのは「自分の精神性の高さを表明するチャンス」であるといえます。

この相対性の世界において、
自分がどういう人間かを表明するチャンスは「他人との関わり」にしかないわけで、

自分が「迷惑な人にも動じない精神性の高さを持っている」ことを表明するには、
その「迷惑な人」に実際に出会って関わり、精神性の高さをもって対峙する必要がある、
…といえば、その意味が伝わるでしょうか。

さて、そんなわけで私も、
その「精神性の高さ」に挑戦すべく、
「迷惑な人」を感情的に拒絶することなく対峙しつつ、冷静に分析してみたのですが、

「人の罪悪感につけこんで自分の思いを遂げようする人」が、
なぜ 「人の罪悪感につけこむ」のかといえば、
罪悪感に訴える以外に手段がない(=理屈に適った正当な理由がない)ためで、

そういう人がなぜ「罪悪感につけこんで思いを遂げよう」と考えるのかといえば、
おそらく、
過去に、「正当性がない」にもかかわらず、
相手の罪悪感を刺激することで相手が屈してくれたという経験が山ほどあるからだろうと思い至りました。

というのも、
正当な理由や権利があればそれを主張するものですし、
そもそも「人の罪悪感につけこむ」 ような、
まともな人なら考えも及ばないようなことをするのは、

「人の罪悪感につけこむ」という手段が奏功した経験がたくさんあって、
それが既に習慣化していることが伺えるからです。

さて、こういう人がどういう人なのかといえば、

簡単に言えば、
自分の足で立って生きていない人、
誰かに寄生して生きている人、
といえるのですが、

実はそれが本人の宿命に合っていれば問題ありません。
(そもそも自力でない方が良い人もいますし)

但し、壮年期身強みたいな人がそのアプローチで何十年も生きてきてしまっていたりすると、
もはや自力では生き方をリカバリできず、
なかなか難しいかな、と思います。

ちなみに、リカバリできるかどうかの分岐点はだいたい40歳くらいで、
それを超えたら、意識的に集中して取り組まないとリカバリできないまま不満の多い人生が続くことになります。

というのも、
本人にアンマッチなアプローチを採用していると、
アンマッチな人しか寄ってこないので、
(一瞬、まともな人が引っかかってもエネルギー的な歪[いびつ]さに気づいて逃げ出すので)

そのアプローチを採用しつづける限り、
その人のまわりにはまともな人は寄り付かず、

たとえたくさんの人に囲まれているように見えたとしても、その人たちに満足を感じることができないからです。

その意味で、
誰かにアプローチをする際には、
誰かと知り合いになって意味のある関係を築くには、
自分に合った、自分にとっての正攻法を採用することがとても重要です。

例えば、ハウツー本にどれだけ「控えめに可愛らしく」とか書いてあっても、
それがまるで空回る人もいることを思い返せばその意味が伝わるかな?と思いますがどうでしょう。

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