学びの星の活かし方

何かを勉強したり学んだりするときのアプローチについて、
入門書からアプローチする人と、
専門書からアプローチする人がいます。

 

ボトムアップで学ぶか、
トップダウンで学ぶか?
という言い方もできます。

 

日本人は義務教育のシステムの影響もあり、
基本的にボトムアップで学ぶ傾向にあります。

 

英語は英単語から学び、
料理は野菜の切り方や出汁の取り方から学びます。

 

こうした基本に忠実な学びは、星でいえば玉堂星。
教科書をstep by stepでコツコツ学んでいきます。
本流を損なわないよう丁寧に忠実に正しく学び残していく、という思想がそこにはあります。

 

一方で、
同じ学びの星でも龍高星は違います。
概観から自分が理解する世界観がまず先にあり、教科書を疑いながら学びます。
そしてそれを実験🧪し、検証🔬し、
師の教えとしてではなく、
自らの理解として学んでいく。
そこでは、改革や改良、未知の世界の発見を目指す思想があります。

 

よって先生をつけるなら、
玉堂星には正しく教えてくれる先生が、
龍高星には疑問に答えてくれる先生が必要です。

 

そういえば、
昨日最多勝記録を塗り替えた羽生善治九段は両手に龍高星がある人ですが、
とても実験的、検証的な将棋を指すといわれます。
勝ち負けよりも、試すこと、そこから得られる発見や理解のほうに価値をおいているそうです。

語る言葉や綴る文章も、とても立体的で独自の世界観を持った人ですが、
すごく龍高星的。
(龍高星は複数あるとその質が比例して増します)

 

ちなみに、
藤井聡太七段にある学びの星は玉堂星。
しかしこの南にある玉堂星は主星の牽牛星とともに中殺されているので、
教えに忠実でトラディショナルな将棋を前提としつつも、それを超えていくような将棋を指すのかもしれません。
まだ語る言葉にたどたどしさのある年齢なので、その世界観がどのようなものか、今の段階では分かりませんが、今後どんな世界を語るのか、楽しみです。

 

なお、2人とも天中殺は継承運の人です。
(藤井七段は末代運ですが上から継承されるものを受け止める質はあります)
なので、将棋のような古くから継承されてきたものを師匠について学びながら、その文化を担うのは宿命に沿っていると言えるだろうと思います。

 

話が逸れましたが、
学ぶなら、自分の星に忠実に学ぶ方が効率的です。

 

どのような分野を、
どのように学ぶのか。
そしてそれを何に活かすのか。

検証した上で取り組むとスムーズと思います。

 

余談ですが、
私は主星が牽牛星で学びの星が龍高星なので、算命学のような古典的な世界を検証的に学ぶことに幸せを感じます。
そして、
龍高星は立体的に世界を捉えるといわれる通り、
最近は、世界を十干十二支の空間と時間の立体をもって捉えるということに取り組んでいます。

f:id:kinugyokutoan:20190606174351j:image

 

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA