自分が心地よく光る場所を探す

世の中、人によって、
輝く役割、輝く場所というのが異なります。

 

多くの人の中の主人公、まとめ役として輝く人、
有力者のサポーターとして輝く人、
多くの人に向けた表現者として輝く人、
自己の思索を掘り下げることで輝く人、
多くの人のために世の中を守ることで輝く人、
知性を極め、有力者の参謀として輝く人。

 

私ごとですが、
私は20代の頃、とても成績の良い営業マンでした。
そのことについて、
周りは私を「生粋の営業マン」と評しましたし、
私もそう思っていました。

しかし、
環境が変わり、取り巻く人が変わり、
私は思うように営業成果を上げられなくなった経験をし、
それをその後、算命学的観点で振り返ってみて分かったのは、

私が成績を上げられたその理由が、
当時仕えた上司のおかげであったということです。

 

上司が支えてくれたとか、
引っ張ってくれたとか、
そういうことではなく、
(そういうこともあったかもしれませんが)
仕えた上司の役に立ちたい、
という思いが基盤にあったから、
そういう上司が上にいてくれたからでした。

 

60の干支の分類のうちの5分の1か6分の1くらいの人は、
「自分のためには頑張れない」
人たちです。

 

自分の名誉のためには頑張れない。
でも、上司の名誉、組織の名誉のためであれば、
火事場の馬鹿力的に頑張れる人たち。

 

そういう人は、
「この人のために」
「この組織のために」
と、心底思える人に仕え、
この組織を盛り立てたいと熱を持って思えるような組織に属すと、
心地よくその宿命を消化することができます。
(家庭であれば、夫や妻でもよい🙆‍♀️)

 

私は仕事という面ではそのタイプで、
今は割とサポート主体の仕事で心地よさを感じています。

 

ゆとり世代」の頃でしょうか?
希望者全員を赤ずきんちゃんの役にしたお遊戯会というのがニュースになったことがあります。
クラスの半数の女子が赤ずきんちゃんとして登場する劇。
でも、実際は、世の中、
みんなの中心になりたい人ばかりではありません。

 

私の住んでいる街は、
住民間の交流が活発ですが、
そこに心地よさを感じるのは多くの人と共にあることで光る人たちで、
そこに違和感を感じる人も、当然にしています。
本人すら、それを自覚していないこともあるのですが、
自分の心地よいと思う場所をきちんと体感として知って、
活動の場所を選ぶことは大切だろうと思います。

 

ざっくり分けて、
権威寄りか多くの人寄りかという分け方は、
智徳、義徳が権威寄り、
礼徳、仁徳が多くの人寄り、
そして信徳はその中心に位置します。

 

片方に偏って該当する人は稀で、
多くの場合、
複数に該当しますが、
シチュエーションに応じて、
(仕事か、家庭か、プライベートか、など)
この場所なら、
「水を得た魚」のように振る舞える、
というのが誰しもにあります。

その場所に出会えると、
幸せだと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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