気づき察知したら表明すること

心象において「真っ黒」。

なのに、平気で戯言を繰り返すのは、
それが 「処世術」として通用する世界にいて、
その「処世術」がそれまで奏功してきたゆえのことなのだろうと思います。

いわゆるこの「心象」 が鉱山のカナリヤのような正確さもって機能するのは天胡星がある人ですが、
天胡星があるような人がそういう職場に身を置いていたら、
長くはもたないだろうな、ということを考えました。

天胡星がある人というのは、
普通の人が気づくよりもはるか前にこうした事態、
不正や不自然、矛盾といったことを察知し、
ときに、そのタイムギャップは100年、200年にも及ぶといわれます。

これはつまり、
「察知した」その時点では、その理解者は皆無に等しく、
「真実」や「正しいこと」、あるいは 「本質」を説いても、
意地が悪い、性格が悪いといわれることもありますよね、ということなのですが、

たとえ理解者がいなくても、「気づいた」 ことであれば、
それはひとまず、表明しておいたほうが良いのではないかな、と思ったのですがどうでしょう。

別に、言葉として表明するのでなくても、
例えば、音楽やら絵画やらの作品として表明しても良いのですが、
何らかの形で表明することが、天胡星の人の役目、というか。

繰り返しになりますが、
天胡星のある人が 「気づく」、「察知する」ことというのは、
基本的に「誰も理解できない」ものなので、当然に、 その気づいたことや察知したことを、懇切丁寧に表明したところで誰にも理解されません。

よって、 大上段に構えて、
気づいたこと、 察知したことを説いたところで、
褒められることはないし、下手をするとそれによって評判や地位を落とすこともあります。

けれど、だからといって気づいたこと、 察知したことを表明しなければ、
それは「天胡星」の本質たる察知力が、
誰にも知られることなく役にも立たず、
単に一陣の風のように「起こって消える!だけのものとなってしまう。

それでは、天胡星の存在意義がありませんね。

天胡星が存在しているその意味は、
「気づくこと」 、「察知すること」にあるわけで、
だとすれば、その 「気づいたこと」、「察知したこと」を何らかの形で表明しておかねばならないのだろうと思うのです。

たとえ、100年、200年顧みられることがなかったとしても、
そもそも人間の存在意義は、「顧みられる」ことにあるわけではないわけで。

この考え方は、
現代の、自己顕示欲が旺盛な人たち、
そうでなくても壮年期身強のような「現実にどっぷりはまり込んでいる」ようなには理解しがたいかもしれませんが、

たとえば、
ひまわりを描いたゴッホが天胡星の人でしたし、
相対性理論のアインシュタインもまた、天胡星の人でした。

現世にあって、1000年先の未来を観てそれを現代に生きる人たちに示すこと。
それは決して理解されはしませんが、

見るを持ち、聞く耳を持つ人には、
それはまだ見ぬ世界への興味と、その存在への期待を駆り立てる何かとして届くことになります。

その何かを届けること、
それが天胡星の役目だということの意味が、伝わりますでしょうか。

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