西川史子さんと天印星と害

西川史子さんがテレビのレギュラー番組を降板し、医師として復帰されて、
「精神的に安定した」とおっしゃっていたそうです。

一時期は頻繁に体調を崩され、ひどく痩せたともいわれていたので、良かったな、と思います。

さて、何が西川さんにとって苦しかったのか?
ということについて感じたことを二つ書いておこうと思います。

一つは天印星の使い方。

西川さんというのは壮年期に天印星がめくる人ですが、
天印星で世の中を渡っていこうとするならば、人に支えられること、まわりの人の力添えを得ることが不可欠。
自分で何でも抱えてやっていこうとすると、どこかで思うに任せない現実にぶつかって、苦しいことになるのが天印星。

6点と身中の星といわれる天印星ですが、
そもそもは赤ちゃんの星なので、誰かに助けてもらわなければ身中の力などない星です。
天印星の6点とは、助けてもらってこその6点なので、
責任をしょい込むことなくまわりに助けてもらっていれば、もう少しラクだったんじゃないかな?と思います。

もう一つは大運で害がめぐっていたこと。
2011年からの10年間は、仕事の面で在る東方に干合害がめぐり、
自分らしさが損なわれるとともに、何かを真剣に目指そうしても、なかなかうまく行きづらい時期であったので、
相当にストレスを感じておられたのだろうと拝察いたします。

さらにいえば、それが「勝気強気で負けず嫌いの車騎星」がめぐる10年でもあったことを考えれば、
責任感が人一倍強い西川さんの内側で渦巻いたであろう葛藤の大きさは計り知れません。

もっと肩の力を抜いて取り組めば、そんなに苦しまなかったかも?
と、ここでも、もう少し気楽に過ごせば良かっただろうということなのですが、
このあたりは、晩年期に天禄星のような身強星があると、難しかったかもしれないなという気もします。

とはいえ、天印星はともかくとして、
害による思い通りにならない現実や葛藤というのは、本質的には本人にとって必要なプロセスでもあり、
再来年あたりからめぐる活躍の機運においては、そうした経験を活かして、さらなる飛躍をされるといいな、と思います。

害のタイミングというのは、ストレスの渦の中にはまり込んでしまう可能性が常にあります。
干合とか破とかといっしょにめぐると混乱がさらに極まります。

とにかく抵抗しない、無理をしない、肩ひじを張らないことが大切だといわれます。

思い通りにならない現実や、意図しない結果などに直面しても、
「起こることは正しい」
と、受け入れていけば、それが実は自分にとって必要なプロセスであったと気づく、そんな出来事にあふれるのが害の時期。

身強の人の場合、ついそういう「思い通りにならない現実」や、「意図しない結果」に抵抗してしまうものですが、
肩の力を抜いて臨むことで、和らぐものもあるだろうと思います。

身弱の人の場合、「思い通りにならない現実」や、「意図しない結果」のために心が弱ったり病んだりしてしまうことがあります。
できれば高次の視点をもって出来事を俯瞰し、やり過ごすのが良いのではないかと思います。

何にせよ、対策はありますので、そういう対策の一つ一つを忘れることなくなることなく備えるべきなのが害を含む散法の時期。
平和ではない時期ではありますが、備えれば相応に実りのある時期でもあると思っています。

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