準納音と納音

前にも何度か書きましたが、
「納音」は、天干が同じで地支が対冲の関係です。
宿命にあることもあれば、
後天運で巡ることもあります。

今年、後天運で巡るのは己亥。
よって宿命のどこかに己巳がある人は納音の年、ということになります。

納音については前にも書きましたし、ぐぐると色々丁寧な説明が出てくるのでここでは割愛します。

これも何度か書きましたが、
私は今年、納音の年なのですが、先日、「準納音」というのがあるのを知りました。

準納音とは、天干が陰陽違いの納音の隣の干支。
私の場合、己亥が納音なので、戊戌が準納音。つまり昨年です。

納音の後天運の作用は音が納まること。
モノゴトが納まったり、
モノゴトの進みが遅くなったり、
人間関係や人脈が納まったり(制限的になったり)、
拡げてきたものが納まったりします。

そして、準納音は納音とほぼ同じような作用とのこと。
つまり、2年かけて納まっていくということのよう。

そういえば、天中殺は2年ずつですし、
何か理屈があるのだと思いますが、
私は準納音を正式に教わったわけではないので理屈はさておき、
思い返せば確かに昨年から納まり基調であることに気づきました。

天中殺期間中でもあるので、
外向きのことや新たなことにはほぼ着手せずにいたからだと思っていたのですが、
確かに一昨年の終わり頃から拡げていたものをどんどん狭め、
昨年はいろんなものを処分して入れ替えたり、
生家が水没してもともと帰るつもりのなかった故郷との繋がりが納まりました。
人間関係も、どうにもこうにも縮小傾向、気持ちが全く外に向かないのは確かに昨年からのこと。

一方で、必要な関係が壊れ気味だったところがうまく納まる傾向も昨年から。
このあたりも、「納音は関係修復に使える」といわれるとおりで、
準納音、確かにあるかも?と思った次第。

納音はひとつの節目、折り返し地点といわれます。
不要なものを手放して、立ち止まり、そして自分に戻っていく期間に向かう場所。
価値観も変わるし、人間関係も変わるといわれます。

破壊的な意味ばかりがクローズアップされがちな納音ですが、
後一年、昨年からの流れをキープしながら、整理すあと一年は整理し、手放すべきものは手放しながら過ごそうと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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