ダブルスタンダードの続き

前回、ダブルスタンダードについて書きましたが、
読み返してみて、なんとなく、ティザー広告（情報を小出しにする広告）的な気がしたので、
ちょっと補足しておきます。

別に、情報を「小出しにする」つもりはないのですが、
8:2の法則もそうですし、ダブルスタンダードの活用もそうですが、
算命学の概念は壮大なので、その壮大な概念を限られた文字数で書こうとすると、どうしても 「小出し」 的になってしまいます汗

只今、note のほうでは 「節目・転機」の捉え方について説明しているのですが、
それも丁寧に説明していたら、既に「その12」になっていて、
ざっくり1投稿 3,000 文字以上＝36,000文字以上を既にその説明を費やしていているわけで、

算命学の要素というのは、
どれも様々な要素を含んでいるので、
＝どれも四方八方につながっているので、

丁寧に説明しようとすると、どうしても、文字数が多く必要となる、
‥そんなわけで、公開では、多少、中途半端な書きぶりになっていること、ご容赦くださいませ。

さて、とはいえ、ダブルスタンダードは、大事な概念なので、
今少し踏み込んで説明すると、

前回の最後に、
「十大主星の自然の配置」 と 「自分の星図の配置」 の差異が何をもたらすか？
‥ということに言及しましたとおり、
「自然」 と 「自分」 の間にある差異を「個性」と捉えて、
それをもって人間という個体を識別していく判断していく、
算命学におけるダブルスタンダードはそんなふうに使います。

別の言い方をすれば、
「自然」 ＝座標系
「自分」 ＝座標
‥ともいえ、つまり、

①自然の姿を基準（座標系）として、
②その基準をベースに自分（座標）を捉える、
‥というアプローチが算命学における基本的なものの考え方であるのです。

例えば、
自然には五行がそろっている、その五行がそろっているのが 「自然」 であるのですが、
一方で、 「自分」は五行のうち3つしか保持していないとすれば、
それは「自然」 とは多少、異なる個性が強い人物であることが分かります。

あるいは、
人体星図の若年期には、子供の星があるのが 「自然」 であるのですが、
その場所に、天印星などがあれば、自然な子供、 無理がない子供である一方、
その場所に、天堂星などがあれば、本来「子供」であるのが自然なところに 「老人の星」が
あるわけなので、相当に、不自然な子供、無理がある子供である、といえるのです。

「自然」 とななんぞや？
‥ということでいえば、
世の中に生存している人たちの総平均は、「自然」 になるといわれています。

もちろん、時代や地域により、多少偏りや変動が現れることはあるのですが、
だいたい、総平均が 「自然」であり、
個々人の個性というのは、その総平均＝自然との差異によって捉えていくことができる。

算命学というのは、
そんなふうに、「自然」と「自分」の差異によって、
つまりは座標軸をもって自分という存在をとらえるのです。

算命学とは「自然とは何ぞや」を学ぶための学問、
自然＝人間の総平均 、人間の機微、人間の性質・性向の傾向と分類という人間の「自然」と、
その人間を含有する自然の仕組みを学ぶ学問であるといえます。

こうして考えると、
ダブルスタンダードの考え方の大切さと共に、
「自然」とか「ふつう」のいうものを学ぶことの大切さがお分かりになるだろうと思います。

逆にいえば、個々の人間というのは、
極めて個別性の高い存在であり、
その「個々の人間」の個性を突き抜けていくような生き方は、
「自然」や「ふつう」との差異に頓着しない生き方は、
大気圏から飛び出して宇宙の藻屑になるようなことにもなるのだといえます。

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