保守党員の言葉にみるお金持ちマインドと禄存星

「正しいことをするのにもタダというわけにはいかない」
「たとえ価値がないものでも対価は必要」

…というのはアメリカの政治系ドラマにおける保守党の人の言葉。

お金がエネルギーだという認識=お金持ち思考
というのが定着しているんだなぁと思いました。

ビジネス書などで、
自分のアクションを時間給で考える、
ということを推奨していますが、

これは、

アクションの意味をきちんと認識し、
そのアクションがどう派生してどういう結果に至るかを計画する、作り込むことを推奨している、
というのと同義です。

そういうことの意識が徹底すると、
「正しいことをする」ことがどんな結果をもたらすか(=どんな対価を得られるか)、
無価値無意味なそのことに、どんな負担が生じるか(=どんな対価が発生するか)、
ということを詳かにする、という行動に行き着くのだろうと思います。

これをより身近な言い方で言えば、
「割引きをするのではなく価値向上を目指す」
「頼まれる前に割り引くのではなく、頼まれてから(恩を売って)割り引く」
みたいなことになるんだろうな、と思いました。

そういえば、少し前のnoteに、

『やってはいけない「情報集め」について。なぜ「無料コンテンツ」を見てはいけないのか。カブトムシを獲りたければ、「ゴキブリの村」に行くな!』
という記事がありました。

読んでいませんが、そのタイトルだけでおなか一杯になるほどの本質を突いていて、「ゴキブリ」のワードの破壊力を素通りして感じ入ってしまいました。

個人的には、
無料の記事を読むこともありますし、
有料の記事で失敗したこともあるので、
必ずしも無料がダメで有料が良い!
とは思わないのですが、

例えばマーケット系の情報などについて、
ある程度深い内容や専門的なことなどを知ろうとするなら、
今の時代は有料の情報を使う方が手っ取り早く、
人生を無駄にしなくて良いなぁと思っています。

輪郭を捉えるなら無料記事、
本質に近づくなら有料記事といった感じ。

ちなみに一昔前は、
輪郭を捉えるならネット記事、
本質に近づくなら専門書、といわれていました。
今も専門書は有効だと思いますが、
有料記事は「専門知識を現実に活かす」という面では専門書よりも有効であるように思います。

例えば、
世の中、ネット上には無料ニュースが溢れていますけれど、
経済にインパクトのある情報、
政治を含め世の中にリアルに影響する情報、
世界の動きがわかるような刺さる情報、
つまり、
それによって儲けることができるような情報や、
何かを判断するときに役立つような情報というのは、基本的に有料です。

これは両方を試してみたことがある人にしか分からないと思うのですが、
無料ニュースというのは、字数を多くして膨らませてはいますが、中身はカスカスなので、
そんな意味のない情報に時間を費やすのは、人生の無駄遣い以外の何物でもありません。

そういう意味のない情報のために思考が緩慢になる、進歩が停滞する、つまり人生の足止めをくはうということなので、
無料記事の乱読というのは控えるべきであろうと思います。

もっとも、
無料でも統計なデータのようなファクトを伝えるものや、
実績のある方の署名記事のような書きている人の背景がしっかりしたものは有意義ですし、
有料記事でも、中身のないものはあります。
Newspicksなどは嫌いじゃないですが、雑音が多すぎて個人的にはあまり使いません。

ちなみに、
「有料ニュースの契約をしても全部見られません」
という方がいますが、
別に全部見なくてもよいだろうと思います。

必要なときにハードルなしでアクセスできるところにその情報があるだけで、
見える景色が全然変わります。

タダの情報というのは多くの場合アンフェアであるので、厄介、という面もありますし。

お金の星の禄存星を思い返せば、
お金を得る前にはやはり奉仕がありますね。

その意味では冒頭の、

「正しいことをするのにもタダというわけにはいかない」
「たとえ価値がないものでも対価は必要」

…という言葉は、本質をついているのだろうと思いましたがいかがでしょうか。

なお、
「正しいことをするのにもタダというわけにはいかない」
とは、Netflixのキーファー・サザーランド主演の政治ドラマ『宿命の大統領』に出てくるセリフ。

「たとえ価値がないものでも対価は必要」
とは、政治系メロドラマ『スキャンダル』に出てくるセリフです。

そして、政治系ドラマでは常にあらゆるところで「貸し借り」の取引が横行しているのですが、
そのやりとりがまったくもって禄存星的、司禄星的で、
それらの星を持たない私的には非常に勉強になります。

「ない星」に拘りませんが、使う場合のその姿を認識しておくことは大切で、
その意味で、禄存星・司禄星を学ぶために政治系ドラマを観るのはおすすめです。

上記に加え、
『ビリオンズ』のシーズン4-1、
『ブラックリスト』のシーズン5-1
も、とてもこれらの星の意味、使い方を知るのに役立ちます。
いずれも、Netflixで配信中。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

2 件のコメント

  • 「等価交換」でいえば『鋼の錬金術師』もとても面白かったです。ストーリーのテーマがずばりそれで、何かを得るには同等の対価が必要となるという法則のもと物語が展開していきます。算命学の授業で「等価交換」を描いた作品と教えてもらってアニメで見ましたが、とても印象に残る漫画でした。さすがベストセラーになっただけあるなと。

  • いちごさん、コメントありがとうございます!
    私も「鋼の錬金術師」は全巻読みました!
    そしてあの世界観は東洋思想に通じるものがあります。
    多少、読み解けてない部分もあり、ときどき思い出しては考えることがあります。

    思い出させてくださってありがとうございました。
    引き続きよろしくお願いいたします。

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