十干十二支の姿から外れるとき

このところ、人間を十干十二支の素の命式で捉える、
…ということについて考えています。

通常は、
日干=自分
月支=立地(舞台)
それ以外=自分を取り巻く人間関係
…と捉えるのですが、

そうではない見方、というのがあり、それについて整理しています。

きっかけは、今回の能登半島地震が、まさにその日の気の巡りどおりの構造で起こった、
それで、地震の構造・捉え方について考えつつ、
改めて、きちんと「十干十二支でもって捉える視点」というのも、やはり必要であるな、
…と感じた次第。
(noteの上級編/リアルタイムに書いていますが、多少、分かりにくいと感じる方が多そう…)

さて、十干・十二支を素で捉える、ということは、
「自分」を介在させずに、そこに存在する姿を捉える、ということで、
実際に、その姿を体現していると、その人物の稼働力は高まります。

例えば、日干が戊土や己土の人物というのは、
自分が支配できる場所や環境、具体的には、自分の家を所有するとか、自分の会社を所有するとかすると、
それは、「様々なモノや人を引き寄せる場所=土性」を体現することになるので、
稼働力が圧倒的に高まります。

あるいは、日干辛金の人物は、
無駄に他人に迎合することなく、照れ隠しに自分を落としたりすることなく品格を保持できると、
やはり圧倒的に稼働力が高まります。

これはつまり、命式どおりの姿を体現すれば「違和感がない」ためで、
基本的には自分の素のままでいれば、そのまま自分を体現することにはなるのですが、

因縁の多い家系に生まれた場合には、そもそも、欠けが多く「無理なく自分を体現する」ことが出来にくいこともありますし、
自分らしくない「流行りもの」や「お金になりそうなこと」などに転んでしまうと、やはり「無理なく自分を体現する」ことが難しいという事態に陥ることもあります。

そうでなくても、
いわゆる「横道にそれる運」のタイミングなどにおいては、
本当に、びっくりするくらい「その人らしくない」ことをやり始めることもあるので、
誰しも、「自分には関係ない」と思うことなく、日々、気を付けることが大切です。

そういえば、たまたま昨年、「横道にそれる運」のタイミングであった知り合いが、
日干戊土にして東方に牽牛星を持つ方であるのに、
なぜか、いきなり、全力でフットワーク軽く、
転居して(賃貸)、庶民的な商売を始めた、ということがありました。

お勉強をされている方であれば、
それが、いかに奇妙な振る舞いに映るかがお分かりになると思うのですが、

命式の姿からかけ離れていると、そんなふうに「奇妙」に見えるもので、
「奇妙」であっても商売は成り立つのですが、
「奇妙」にみえる人物の商売というのは、
「奇妙」な人物しか寄ってこない、「奇妙」なお客さんばかりがやってくるような商売となり、
実入り少なく、長続きしない、という事態になります。

もっとも「うまくいく」という感覚を経験したことがない場合、
それが、「奇妙」であることにも気づかないのですし、
中殺されている場合、「自分らしさ」に迷いがちなのでより一層「奇妙」であることに気づきにくい傾向があるのですが、

「うまくいく」というのがどういうものかを知っている人から見れば、
それが「奇妙」かどうか、うまくいくものかどうか、
そこに違和感があるかどうか=うまくいくかどうか、を、一目で見て取ることが出来ます。

これはつまり、商売をする際も「命式の姿」を体現しているとうまくいき、
「命式の姿」を体現していないと、キワモノ的に注目され一定期間うまくいくことはあるかもしれませんが、
長続きはしませんよ、ということです。

物事が違和感なくうまくいく人、というのは、
違和感を感じさせない人、違和感を感じさせない仕事・事業をしている人、
例えば、何一つ宣伝しなくても、当たり前にこの世界に馴染み、気づかないうちにその仕事が大きくなっているような人です。

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