禄存星・司禄星のいう「すごい」の本質

この週末、 すごいことに気づきました。

伊勢神宮に参詣する前くらいからその兆しはあったのですが、
伊勢神宮に参詣して以来、驚異的に物事が加速していて、
これまで、ぼんやりと看過していたことや、玉虫色にしていたことなどが、
くっきりはっきり輪郭を得て、

その輪郭を得ると同時にそれらがすごい勢いで動き始めている、
このところ、そんな感じで物事が加速度的に起こっています。

さて、その加速する現象を後押しする「あること」にこの週末、気づいたので書いておきます。

いったい何に気づいたのかといえば、
禄存星や司禄星の人がいう「あの人はすごい」って
実は、全然すごくない人に向けられる言葉ですよね?
…ということ、

禄存星や司禄星の人が「あの人はすごい」というときのその「すごい」というのは、
「餌付け」の「餌」 みたいなものですよね?
…ということです。

世の中、「あの人はすごい」みたいなことを簡単にいう人がけっこういます。

いわゆるママ友、主婦友などの間ではよく聞きますし、
男性でも、パパ友、ご近所友、仕事友の間ではよく聞かれますね。

「ご近所」友とか 「仕事」 友などというワードが流通しているかは分かりませんが、
まぁ、近しい人同士で「あの人はすごい」と言っている人が、まわりにけっこうたくさんいて、

中には、かなり親しく信用を置いている人もいるので、
この人が「すごい」というなら…と、それなりに付き合っていた人もけっこういたのですが、

伊勢神宮への参詣から戻ってくる道すがら、
ハタと気づいたのが、
その「信用をおいている人」がいう「すごい人」って、
「あの人、全然すごくないよね?
…ていうか、そもそも中身が全くないよね?」
ということに気付いてしまいました。

そしてそれに気づいたら、そこからドミノ倒しにように、
その「かなり親しく信用を置いている人」が
「すごい」と連発するその対象というのは、
こぞって「うわべだけの中身がない人」、
片端から「創造性などまるでなく模倣に終始し、 いうだけ番長な人」、

それでいて、どいつもこいつも、
まるっと「持ち上げられたら簡単に動員できる人」である、

つまり、禄存星や司禄星が「すごい」という人たちというのは、
禄存星なり司禄星なりであるために、
不可欠の要素となる性質をもつ人たちであって、

彼らのいう「すごい」というのは、
単に、その要素として取りこむための「餌」であることに気づいたのですがどうでしょうか。

もちろん、というか、おそらくは、
その禄存星なり司禄星なりに、そういう「自覚的な意図」があるわけではないのだろうと思うのです。

けれど、彼らの言動を追っていると、
「どうしようもない人」 にこそ「すごい」を連発している、
その「どうしようもない人」を持ち上げることで広く人心を掌握すべしとする、

まさに「孫氏の兵法」の人心掌握術を地でいっていることに気づき、
彼らの「すごい」の真意を適切に見極めることなく鵜呑みにしていると、
人選を誤る、道を誤ることにもなるなぁ、というお話です。

世の中には、「自称役者(笑)」とか「自称ライター(笑)」とか、
「自称プロ経営者(笑)」とか「自称コンサルタント(笑)」とか、
はたから見れば=ちょっと遠いところにいる人から見れば、
「胡散臭い」としか評されない人たちがいますけれど、

おもしろいことに、こういう明らかに胡散臭い 「自称」系の人たちも、
「素性を明かしている」、「近所に住んでいる」となると、
応援の対象になったり、庇護・保護の対象になったりするもので、
そういう場合において、
その「胡散臭い人」を応援する人、庇護・保護する側のひとをよくよくみれば、
「どうしようもない人」を持ち上げることで広く人心を掌握することに真意をもつ人たち(=禄存星、司禄星をもつ人たち)であるなぁ、というお話で、

いや、もちろん、禄存星・司禄星をもつ人たちの「すごい」を全否定するわけではないのですが、

禄存星・司禄星の人たちというのは、
かなりの割合で「胡散臭い人たち」を「すごい」ということにして、
その「胡散臭い人たちも含めて自分の取り巻きにしよう」的な動きをしていることが多くあり、

そもそものところ、
禄存星・司禄星ってそういう構造の星でしたよね?
…ということです。

繰り返しになりますが、
禄存星 司禄星の人たちが、
「胡散臭い人たちを取り巻きにしよう」などという意図を持っている、ということではありません。

ただ、客観的にみると、そういうふうな構図になっていますよね?
…ということに気づいた、

そのことが、伊勢神宮から戻って以来、
霧が晴れたかのように、くっきりはっきり見えるようになったのでした。

そして、なぜそれが 「加速」につながっているのかといえば、
かなり親しく信用を置いている人の真意が分かったので、
その 「胡散臭い人たち」に忖度する必要がなくなったからです。

いや、「忖度なんかしてたの?」と思われそうですが、
「明らかに変」なことも多少、オブラートにくるんで書くなり言うなりしていました。

けれど、その「真意」に気づいて以降、
明確に「胡散臭い人」について「胡散臭い」と表明しはじめたら、
(…といって、金曜日からですが)

いろんな出来事が動き出して、
なるほど、
そういう「不快な感じ」を無視して内に秘めたままでいると、
物事は停滞し、まるで前進できずに時間と労力ばかりが消費されていくけれど、

「現実に、自分の思いをきちんと表明する」、
つまり「意宣(いの)る」ことをきちんとすると、
こんなにも分かりやすく、あっという間に物事が動くのだな、
…ということに気づいたので、ここできちんと書いておくことにした次第。

「驚異的に物事が加速していく」ためには、
思考と行動に矛盾がない状態にあることが不可欠であるので、
思考していることはきちんと言動として表明する=「意宣(いの)る」必要があり、
それができると、分かりやすく物事が動き始めます。

そういえば、禄存星・司禄星は土性の星だけに、動き出すのに時間がかかりますが、
上記のような構造のために、真意を表明する=「意宣(いの)る」ことをしない・ 出来ないので、物事の動きが遅くなる、という面もあるのではないかと思いますがどうでしょうか。

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