「今を生きる」という活路

昨日の続きです。

昨日は「右肩上がり」について書きましたが、
では、「右肩下がり」とはどういうことを指すのかといえば、

例えば、
学歴の話を頻繁にする人とか、
なにかにつけて若い頃の武勇伝を語るような人というのは、
その多くが「右肩下がり」の人です。

というのも、

学歴の話を頻繁にする人というのは、
社会人になって以降、その学歴を超える何かを成し得てない人であり、
何かにつけて若い頃の武勇伝を語るような人というのは、
年齢と共に積み上げたものがないということであって、

つまりところ「今がパッとしない」からこそ、
その学歴なり、若い頃の武勇伝なりをもって自己顕示する必要があるのであって、

基本的にそういう人は、
それ以外には何もない=只今現在誇れるものは何もない
…からこそ、学歴なり若い頃の武勇伝なりを伝家の宝刀のように扱うのです。

あるいは、何年かおきに「新しいこと」を始める人、
発展的転身ではなく、気まぐれに、あるいは場当たり的に転身をするような人というのも、
「右肩下がり」の人です。

というのも、

そういう人は一見「未来」に向かっているように見えて、
実は「現在」から逃げているだけであり、
いってみれば「逃避的転身」をしているのであって、

蓄積のない人生、種まきばかりで収穫のない人生、
労多くして得るものがない人生という意味で「右肩下がり」といえるからです。

実りを待つ根気がない、
完遂力を欠くということは、
「持ち出し」ばかりが多くて、だんだんとエネルギーレベルが下がっていく

…といえば伝わるでしょうか。

ちなみに、最近面白いことに気づいたのですが、
その、学歴の話を頻繁にする人とか、
なにかにつけて若い頃の武勇伝を語るような人というのは、

往々にして、
何年かおきに「新しいこと」を始める、
発展的転身ではなく、気まぐれに、あるいは場当たり的に転身をする、という傾向にありますね。

だとすれば、
「右肩下がり」の要素がある場合、
それはまさに「一事が万事」であって、
あらゆる面に「右肩下がり」に通じる性質があるということであり、

だからこそ、
すべての「右肩下がり」は「淘汰」に通ず…ということになるのだろうと思います。

ちょっと手厳しいようですが、
上記に当てはまるような人は、だいたいにおいて「きちんと生きている人=今を生きている人」にはまともに相手にされていないもので、

「暇な人=今を生きていない人」からは「すごい」とか「さすがですね」とか言ってもらえたりするのですが、
今を生きて活躍しているような人からは「過去の人」とか「迷子になっている人」として素通りされる傾向にあり、

もし、そこに問題意識を感じているなら、
一刻も早く「過去に生きる」ことを止めて「誇れる今」を生きることに向かうことが大事であろうと思います。

たとえすぐにその「今を生きる」ことを誇れないとしても、
「今を生きる」ことにしか活路はありません。

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