自分を知るためには、世の中と他人を知る必要がある

ある分野のことを、何年も、ときに何十年も学び続けていると、
「経験則」のような、ざっくりこうだな、という見通しをくっきりと持てるようになるものです。

世の中、いろいろなことが起こるといっても、
だいたいのことは同じことが繰り返し繰り返し起こるものなので、それと異なることが起こるとそれが「異常値」だと分かる。

その「異常値」の前後にフォーカスして、そこを見ていると、「異常値」というのもあるパターンをもって起こっているのが分かるようになり、
さらにその「異常値が起こるパターン」というのが破られるところの前後にフォーカスしていると、その「異常値が破られるパターン」が破られる「異常値」というのも、やはり何かしらのパターンで起こっているということが分かる…。

これは、どんな分野においても、あるいはどんな事象においても言えることで、
別の言い方をすれば、常々書いているパレートの法則が、こうした異常値の発露というところにも働いているということが分かります。

算命学で「異常」といえば異常干支ですけれど、
あれも、60の干支のうちの13個が異常干支なので、割合にすると21.66%と約2割。
パレートの法則はこの宇宙における真理なので、算命学にもそのパレートの法則は働いているといえます。

算命学を学ぶときに、自分の命式だけを一生懸命学ぶ方がおられるのですけれど、
もし本当に、自分の命式を深く知ろうとするならば、自分以外の命式も広く深く学んだ方がずっとくっきりと分かるようになります。

世の中の「ふつう」を知ることで、自分がその「ふつう」とどこがどう違うのか、を知ることができるようになり、
その「ふつう」と「ふつうと異なる自分の要素」の両方を抑えることで、
シチュエーションやTPOに応じて、自分をうまくコントロールすることができるようになります。
これはつまり、「処世術を身に着けられる」ということです。

アインシュタインは、
「人間は宇宙と呼ばれているものの一部で在り、時間と空間の制約を受けている
人は自分の思考と感覚が他人と切り離されていると思っているが、これは意識が作り出す視覚的な妄想の一種である」
と言いましたが、

アインシュタインの言葉を待つまでもなく、
東洋思想、算命学では常に人間の存在は相対的なものであるということを説いています。

中庸とは、相対的な命がもっともバランスする生き方のことであり、
あらゆるものが相対的な存在であるこの宇宙でもっとも健やかな在り方がその中庸の在り方であると東洋思想、算命学は説きます。

だとすれば、自分の命式だけをどれだけ深く読んだところでその本質的に示すところは分からない、ということが理解できるだろうと思いますがいかがでしょうか。

自分が持たない星を知ること、
自分が持たない格を知ること、
時分とは異なる天中殺を知ること。
こうした、「自分以外」の要素を知ることで、自分を知ることができます。

そしてそんなふうに、他の要素を網羅したうえでの自分を知ると、たいていのことは「経験則」的に見通すことができるようになります。

よって、もし自分ことをよく知りたい、という目的で算命学を学ばれる方は、
ぜひ、「世の中の普通」と「自分以外の要素」をまずしっかりと学ばれることをお勧めします。
自分の事だけ知っていても、大したことは分かりません。

自分の要素を学ぶことは、自分のことを復習することには役立ちますし、自分のことを認識することにはつながるのですけれど、
この社会でどう生きるのか、どう在ることが自分の能力の発揮につながるのか、ということを知ろうと思うなら、
世の中を知り、他人を知る必要があるということです。

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