頑張っても進歩しない「火消しの人生」の人

活動的で、親切、頑張り屋さん。
…というのは、「いい人」であり、みんなから好かれる要素であるように見えますが、
案外と、そういう人に限って、

・いっこうにうまくいかない
・なぜか手痛いアクシデントばかり起こる
・まったく前進できず、場合によっては後退している

…ということがけっこうあります。

多くは相応の学歴や経歴、そして人間としての魅力を備えているように「見える」のですが、
なぜか、パッとしない、自己満足もない、そしてあまりに悲惨な状況にあったりして、ときに人から気の毒がられてしまう。

…というような人たち、けっこういますよね。

そういう人を眺めつつ、
なぜだろう?
と、思っていたのですけれど、

そういう人というのは、おそらく「火消しの人生」を歩んでいるのだろうと思います。

「火消しの人生」とは、
燃えないように火を消していくだけの人生のこと、火によって燃えないように延焼を食い止めるためるだけの人生のこと。
転じて、いろいろ頑張ったり、いいことをしたりしているけれど、それによって成長したり発展したりしない、「足止めを食らう」人生のことをいいます。

彼らがなぜ「足止めを食らっている」のかといえば、
頑張ったりいいことをしている、
その裏で、実は誠意を欠くようなことをしている、人間としておかしなことをしている、ラクをするためにズルいことばかりしている…からです。

これは、断言できます。

よって、
やたらと前向きで何年も頑張っているのに、
いっこうに結果が出ていないような人、
誰からも評価されていないような人…というのは、
そういう「裏の顔」を知らなかったとしても、
その人物がロクデナシであることが分かる、推察できる、ということでもあります。

例えば、
3年、長くても5年の経てまるで似たようなことをしている人というのはロクデナシです。

○○が好き!○○をやろう!○○に取り組む!
○○を頑張る!○○を実現する!
…ということを言い続けているだけで何らカタチも結果も出せない人というのは、
たとえどれだけ「良い人」「頑張っている人」に見えたとしても、
裏では小狡いことをしているか、みるに耐えない怠け者🦥、そうでなくても口先ばかりで意思薄弱な無責任な人、つまり「ロクデナシ」なのですが、
つまりは、どんなに頑張っていたとしても、
そのプラスを上回るマイナスをどんどん作り出している人=「火消しの人生」の人
ともいえて、

その意味では、「火消しの人生」の人というのは、客観的かつ確実に、認識することができるものでもあります。

なお、私はせっせと算命学という観点で発展・前進する方法をいろいろと説いているわけですが、
火消しの人生を送っているようなタイプの人というのは、
いくらそういうアドバイスをしたとしても、たいていは実践しません。
その場ではすごく前向きに聴いている「ように見える」のですが、聴いていません笑

その結果、いっこうに発展することもなく、前進することもない、ということになっています。

発展、前進しないだけならまだいいのですが、
見ているとそういう人の多くは、
成長や発展を目指して人間関係を一生懸命築いても、
同じ速度かそれ以上の速度で後退し、没落していっているようでもあります。

結果として、まわりから人が離れていく、大切なものが離れていく、ということが起こります。
そしてその人のまわりに残るのは、ガラクタや同じように「火消しの人生を送っている人たち」みたいな。
あるいは、
一所懸命努力しても、一生懸命何かを積み上げようとしても、
まるで指の間から砂が漏れるかのように、あらゆる努力、あらゆる積み上げが無に帰してしまう、ときにそれをもってマイナスに陥ってしまう、みたいな。

とはいえ、私はそういう人を否定するつもりはまったくありません。
なぜなら、世の中、そういう人も必要だから。
もっといえば、世の中、「うまくいく人」「活躍できる人」の割合は決まっているので、
そういう「火消しの人生」を送る人が、実はある意味では「うまくいく人」や「活躍する人」を支えているから、ともいえますね。

いってみれば「必要悪」といえます。

…ちょっと冷たい書き振りですが、
繰り返しになりますけれど、
私はこれまで、そういう「火消しの人生」の人に、そこから脱却するか、ということを親切に教えてあげたりしていたものの、
経験からいえば、「火消しの人生」の人たちはその脱却法を教えてあげても実践することはありませんでした。

簡単に、「訊かれて教えてあげる」というのが良くないのかもしれないな、とも思いますが、
他人にはどうすることも出来ないものなのかもしれないな、と思いますがどうでしょう。

さて、算命学的に言えば、
命式、星図、宿命というのはありますが、それが発展するなり飛躍するなりするには、
星を成長させる、宿命の消化により次元を上げていく=宿命を消化する
…ということが必要なのですが、

「火消しの人生」を送っている人というのは、そういうことに取り組めていない人、ということになるだろうと思います。

つまり、
貫索星だから「一貫性を持つ」とか、
鳳閣星だから「のんびりする」とか、
禄存星だから「親切にする」とか、
…そういう平たい理解だけで上れる範囲というのは限られていて、その先に向かうには、
星の多角的、多元的、本質的な性質を顕現させていくこと、
そのための環境を選んで過ごし、消化していくこと、
…が必要なのだろうというお話です。

もちろん、平たい理解も大事です。
そこがスタートなので。
でも、それはあくまで「スタート」に過ぎません。

と、これで終えては救いがないので、一つ「火消しの人生」から脱却する方法を挙げるなら、
自己責任、自分原因という視点を持つことであろうと思います。

例えば、「人に助けてもらう」というのは悪いことではないのですけれど、
明らかに自分に非があるのに、「あの人に冷たくされた」とか「あの人が怒ってる」とかいうことをまわりの人に訴えて、他人にどうにかしてもらおうとするなどは、そもそも「自立した大人」のすることではなく、
その意味でも「火消しの人生」の人というのは、発展とか前進などのスタートラインにも立っていない人であるように思います。

これは算命学を活用していく場合はもちろん、
本質的な意味で発展、前進、飛躍していく、ということを考えるときには、
100%自分原因の覚悟を決めることが必要です。

その覚悟ができて初めて、飛躍や発展ができる、とも言えるかもしれませんね。

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