「私が」の要素を低下させる有効性

ここ数年、段階的に確信を強めていることの一つに、
集団で何かに取り組む際に、
「私が」の要素を極限まで低下させることの有効性、というのがあります。

これは例えば、
組織において「風景になる」とか、
打ち合わせにおいて「壁になる」とかそういうことですが、

風景になって初めて見えることとか、
壁であることで初めて聞こえることとかいうのがあるんですよね。

具体的には、
「自分がやりたい」ということをやるよりも、
他の人が「やりたい」ということをベースに取組むとか、
「自分がこう思う」ということを主張するよりも、
他の人が「こう思う」ということを掘り下げてまとめるとか、
…そういうことをいっていて、

このあたりは、多分、人体星図に自我の星=貫索星・石門星が1つもない人、
八門法において中央の数値が低い人、
において当てはまることだと思うのですが、

それに気付き、その方針で取り組むようになって、いろんなことがノンストレスです。

「風景になる」とか、「壁になる」とかいっても、
まるで「自分の考え」がないかといえば、そうではなく、

他の人が「やりたい」ということをベースにしてアウトラインをつくって取組む、
そのアウトラインをつくるところ以降は「自分の考え」でもって取り組みますし、
他の人が「こう思う」ということを掘り下げてまとめる、
その掘り下げてまとめるところ以降は「自分の考え」によるのですが、

貫索星とか石門星とかが星図にないと、
なんていうか、「自分がやりたい」とか「自分の考え」とかで人を動かすのは、
難しいんじゃないかな、と思っています。

車騎星・牽牛星とか、禄存星・司禄星とかでも、人を動かすことは出来るのですが、
その場合は、動機が別ですよね。

車騎星・牽牛星なら「自分を突き動かす何か」に起因すれば、人を動かせる、
禄存星・司禄星なら「自分に引き寄せるための何か」に起因すれば、人を動かせる、
…というのはありますが、

貫索星・石門星なしには、
「自分がやりたい」ということに起因して人を動かすことは、出来にくい感じがあります。

もっとも、「短期的」とか「一時的」であれば、
必ずしも上記のとおりとは限りませんが、
それは星の構造に応じていない行動は、継続しない・長続きしないものなので、
やはり、自分の星の構造に応じたアプローチを前提に動く・動かすのが良いのだろうと思います。

ちなみに、
西洋思想的価値観、キリスト教的二元論の世界観では、
「自分」を手放すのは至難の業ですが、
東洋思想的価値観、算命学的一極二元論の世界観、
つまり、日本的八百万の神の世界観においては、

「風景になる」とか、「壁になる」とかいうことは、
実は「万能の力」を手に入れることにつながります。

老子にもありますが、「自分をすべて手放す」ことは「すべてを手に入れる」ことにつながるもので、
「風景になる」とか、「壁になる」とかいうことにより、広角レンズを手に入れることが出来、

広角レンズを手に入れることができれば、
「自分」には見えなかった選択肢が無数にあることに気づきます。

⭐︎2023年9月三週目のマガジンを公開しました🌕
https://note.com/kinugyokutoan/m/mb0229d3a9082

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

※再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。

note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

🌷注目記事🌷

8/15人体星図から捉える天中殺の消化のしやすさ② 辰巳天中殺と根っこの関係、生月天中殺の影響
https://note.com/kinugyokutoan/n/n888e37393898

8/10 守護神・忌神を捉える際の十干・十二支の基本的な考え方のコツ③
https://note.com/kinugyokutoan/n/n19f2321de28c

7/30 子供の運命の捉える視点① 陽占ではなく陰占、エネルギー値が大きな子供
https://note.com/kinugyokutoan/n/n50245ca9e289

8/1 子供の運命の捉える視点③ 家系のストーリー=家系を知り「自分の現在位置」を知ることの大切さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/nadd24ef8953e

7/27 女性の適職範囲の考え方① 女性が働くうえで必要な2つのもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/n112c033d0454

7/24 「人生の伸び」を実現するために知る陰占・陽占という鋳型の仕組みと作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/na20eecfe0d31

7/20 男系・女系から捉える適職範囲、男系・女系の別の見分け方、その活躍世界
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd370654669f0

7/19 過剰に目立ちたがる質はどのように生まれるのか?そこにある違和感の理由と背景
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0ff8fb84b5d2

7/13「本来の陰転範囲で最大陽転」が自動的に起こる事例、壮大な大運天中殺の影響の仕組み 前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8cb7219d38ff

7/16 結婚相性の深い捉え方・同座婚① 結婚生活・安定感の推移を捉える
https://note.com/kinugyokutoan/n/n03216864dd4b

7/6 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味 後半、北方という老練な質の場所、人間のウラを見つめる
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc8ea731f0dbe

7/8「福運・貧運」の事例⑥ 危険な命式のバランスを大きく崩す要素9つの検証の続き
https://note.com/kinugyokutoan/n/n514e2446a1f0

7/4 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味、前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/nabd496a7cead

7/1「福運・貧運」の事例④ 忌神が強い、守護神なしの命式の生き方と活躍のタイミング 【お手本】
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8a61d7940b8b

6/25 陰占の要素の現象化の仕組み 前半 Aさんの位相法条件がBさんに現象化する3パターン
https://note.com/kinugyokutoan/n/n85b71c7f081a

6/22 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑬「死の命式」と客観的・自然の先の逃げ道・活路
https://note.com/kinugyokutoan/n/n18cdf445334f

6/17 格を覚えるより、命式を分解して理解する技術を身に着けるほうが大事な理由、納音・律音・大半会
https://note.com/kinugyokutoan/n/n28e63e988a4b

6/15 対冲の仕組みが分かる、環境に動乱を呼ぶ子午双包格
https://note.com/kinugyokutoan/n/n2072aae43178

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash