財の星を剋すものの本質は豊かさを促すもの

会社で加入している確定拠出年金の年次報告が届きました。
このところ順調に推移していましたが、3月末が基準日だったので、前年割れ。
自分の口座で保有しているインデックスを年初いったん手仕舞ったときに、スイッチングをしておくべきでした。

財テクブログではないので詳しくは書きませんが、
毎月積み立てる確定拠出年金は、
毎月の掛け金で購入する運用商品の種類や配分割合を変更する「配分変更」と、
それまで積み立ててきた運用商品(資産)の構成を変更する「スイッチング」という操作をすることができます。


配分変更の場合は、それまで積み立ててきた資産の構成は変わらず、新たに購入する商品が変わっていき、
スイッチングの場合は、それまで積み立ててきた資産をいったん全部売って別の資産を購入することになります。
よって、利益をいったん確定させたい場合は、スイッチングをしておくとよいのです。
(その場合も、売却益を引き出せるわけではないですが)

なお、確定拠出年金は毎月少額を投資していくシステムであり、そこで運用される商品は、国債や投資信託など比較的安定的なものばかりなので、投資初心者の方がちょっと投資とはどんなものかを体感したい場合は、この配分変更とスイッチングを使うと良いのではないかな、と思っています。

さて、財の星といえば禄存星、司禄星です。
禄存星は回転財、毎月積み立てる確定拠出年金でも、スイッチングを頻繁に行うようなやり方は禄存星的、
司禄星は蓄財で、確定拠出年金を毎月コツコツ積み立てる、というのは司禄星的といえます。

この禄存星と司禄星は、ともに土性の星ですけれど、
これが貫索星・石門星という木性の星と並ぶと、つまり、木剋土と剋されると、この財の星は大きく動きます。

例えば、タテに並ぶ場合を破財局といい、回転財やら蓄財やらで財を築いたとしても、どこかでどーんとお金を使っていく傾向にあり、
また、ヨコに並ぶ場合は曲財局といい、思わぬ収入に恵まれることもある一方、想定外の大損失を被ることもある、そんな傾向にあるといわれます。

ここまではだいたいぐぐればでてくるので、ご存じの方も多いと思うのですが、
こうした字面を見て、「財を失う」とか「蓄財できない」「儲けられない」ととらえるのはちょっと違うかな、と思っています。

確かに、この局がある人というのはよくお金を使います。
びっくりするようなお金の使い方をするので、「財の星があるっていうけどお金ないよ?」などとおっしゃいます。
けれど、よくよく聞くと、お金を使って素敵なものを買っていたり、お金を使って習い事をしていたり(子供にさせていたり)して、
お金がないと本人はいうけれど、よくよく見ると、優雅で豊かな生活をされているな、ということが多くあります。

例えば、超高級焼肉に何万円も使いながら、「お金がない!」と言ってる、みたいな。

それもそのはず、この破財局とか曲財局というのは、
木が土を剋して=木が土を痛めつけて土が苦しがり、そして財が失われる、ということではなく、
木が土を剋して=木が土を耕すので土に空気が入り、財が動くようになることを示しているので、
それが悪く出れば土が飛んでいく=財がなくなる、ということもある一方、
それが良く出れば土が豊かになる=財を使って豊かな生活ができる、ということだから。

よって、お金が「もともとない」のではなく「使うからない」のであって、彼らはお金を使うことによってお金の代わりに豊かさを得ている、ということになります。
そもそもですが、財の星というのがなぜ「お金の星」ではなく「財の星」なのかといえば、お金のみならず、お金を使って得るモノというものを含むから「財」の星なので、そういう諸々を考えれば、破財局とか曲財局というのは、実は案外と「お金」というのをあるべき形できちんと使うことができる、恩恵のある型でもあるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

私のまわりの曲財局、破財局があるような人は、よくお金を使いますが、「お金を持っているお金持ち」ではなく「豊かにお金を使う小金持ち」であることが多いな、と思います。

大王製紙のカジノで106億円溶かした元社長のような例もありますが、
そもそも曲財局や破財局の人がお金を使うことなくシンプルにため込んで過剰な蓄財をしすぎると、予期せぬアクシデントや思わぬ出費により、強制的にお金を吐き出さざるを得ない事態に追い込まれるもの。
悪くすると病気になって大きな治療費が必要になるとか、究極的に財を失うという意味で命を落とすということにもなりかねないので、そう考えれば106億円溶かすことも、その元社長にとっては必要であったのではないかな、と考えます。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

10 件のコメント

  • こんにちは。わたしは司禄星×石門星の破財局を持っているのですが、言われてみれば子供の頃から大きなお金の使い方をしてきたような気がします。

    小学生の頃は300円のノートを買うのに2ヶ月悩むのに、やりたい習い事はおこづかいを貯めてどんと使ったりしていましたし、学生のときは交通費を惜しむのに欲しい楽器や演劇のチケットは数万で買ったり…大人になってからは20代半ばで1000万円貯金して、それを全て使って学位を取得しました。

    算命学を知ったときあまりにも破財局らしい自分にちょっと笑ってしまったのですが、正直に言えば、同時に「お金貯まらないんだなあ」と落ち込むようなところもあったのです。ですがこの度「木が土を耕すので空気が入る」というもう一つの見方を教えていただくことができてなるほどと思いました。
    振り返ればこのお金の使い方が無駄になったことはなく、引き続き破財局を輝かせるように(という言い方はするのでしょうかね?)、豊かになる使い方をしていけたらいいなと思いました。
    いつも楽しく読ませていただいているのですが、今回の記事は特に、自分のあり方を今一度振り返ることができたような気持ちになりました。ありがとうございます。

  • 司禄と禄存、貫索の関係を示して下さり、我が身に当てはめて納得です。人生の選択で激務の仕事を辞めましたが、その分学ぶことを積極的に得たり、補佐的な業務に携わって、見る視点が変わったりしました。お金の使い方も変わざるを得ませんでしたが、それなりに家族との時間も増え、心豊かに過ごしています。現実社会を生きているからこそ実感できる誠実な記事を、これからも楽しみにしています。

  • 先生お久しぶりです。あれから、わからないなりに、先生のブログをずーっと読んでいます。とてもとても人生の向き合い方の学びです。私は地財曲と書いてありましたが、ググると、財を持てば知性がなくなるとか、すごい言われようです。
    地財局について、先生のご解釈をおねがいします。勝手を言ってすみません。

  • 前回、コメントさせていただきました後で、コメントへの心のこもった暖かい返信をしてくださっていることに、随分たってから気づきました。
    まずは、ありがとうございます。
    金鳥玉兎庵様のお人柄を改めて感じました。
    感謝申し上げます。

    さて、私は、横に司禄、禄存、貫索ですので、割と自分ではコントロールきかない金額が、コントロールきかない感じで、お金が出たり入ったりの大忙しで、
    (これが不思議でこれがきっかけとなり、算命学を知ったのですが。これが曲財局なの?と。)
    でも実際は、お金が出たり入ったりすることに、だんだん年齢的に疲れてきたというか、もっと計画的に貯金をしたいのに、(特に西が司禄ですので、年齢と共に司禄の心配症のところが出てきているようです。あと世の中的に。年金の不安感などもあり)と。
    今では、少々諦めの境地になっておりましたが、
    今回の記事でまさになるほど!!!!!と、感激しております。
    計画的に貯金できないことを少しがっかりしているところもあったのですが、できないなりにお金を回していたなぁと、とても腑に落ちて、そして、とても心が平和になりました。
    ありがとうございます。感謝☆
    とはいえ、もう少し貯金体質にはしていきたいところはあります。。。

  • 茶飯事さん、コメントありがとうございます!
    そして、まさに破財局的な姿を共有してくださってありがとうございます✨
    茶飯事さんのコメントを拝見した友人の何人かが、「私も!てと、報告をくれました笑

    豊かになるような生き方、いいですね。
    応援しています。

    ちなみに、破財局に限らず、「凶運10種」にあがるような相剋でできた局は、なんとなく、「凶運」的に書かれることが多いのですが、その局の効果ついて本人は多くの場合、幸せや満足、充実を感じているように思います。
    ただ、他人からというか常識で言えば「凶運」に見えるということで。
    その意味で、形からは幸不幸はわからない、というのが真実なんだろうと思っています。

    引き続きよろしくお願いいたします。

  • 己亥さん、コメントありがとうございます!
    参考になったようでよかったです。

    算命学を学んでいて良かったな、と思うのは、そんなふうに自分の命式の要素を知ることで過去を肯定することができるという点だと思っています。
    既存の価値観より、自分の生き方が大事、というのもその一つですね。

    「現実世界を生きているからこそ実感できる誠実な記事」、
    嬉しいお言葉でした。
    精進しようと思います。
    引き続きよろしくお願いいたします。

  • 青ブルーブルー青さん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。
    そして「分からない」なりにでもご覧くださってありがとうございます。
    多分、慣れると分かるようになるはずです✨

    さて地財局ですが、これは土性と水性の相剋から成る局です。
    つまり、知性が財で濁るということなのですが、
    そもそものところ学者でもない限り、「全き知性」などは役に立たないという見方もあり、濁ることで実用的になると考えれば、むしろマルなのではないかと思いますがどうでしょうか?

    何かさらに深められる要素を見つけたら、投稿でも書こうと思います。
    引き続きよろしくお願いいたします!

  • オレンジさん、ありがとうございます😊
    そして、役に立ったようで良かったです。
    別のコメントバックにも書いたのですが、陽占の相剋による凶運10種は客観的にはネガティブに見えても、本人割と満足度が高いように思います。

    そもそもですが、幸不幸の定義というのは人により異なるので、その意味ではお金を貯め込むより豊かに使う方が幸せという人も当然いて、破財局とか曲財局というのはそういう要素のある方なのだろうと思います。
    応援しております。
    引き続きよろしくお願いいたします。

  • おお!!眉間が広がるようなお答え、ありがとうございました!( ;∀;)たしかに、学者のような全き知性、、、は、不要でした。金烏先生の解釈していただく算命学は、救いになります。ありがとうございます。時節柄、お体、ご自愛くださいませ。

  • 青ブルー青さん、
    そのように言っていただけて、こちらこそありがたいです。
    引き続きよろしくお願いいたします!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。