安定した人生が向く星、各論

先日、従星のグループ分けについて書いたその各論を書いておきます。

①安定した人生が向く星:天貴星、天南星、天禄星、天堂星

安定した人生が向く人たちは、安定した家庭、安定した仕事、安定した職場にいることをもって人生が良好となります。

なお、ここでいう「安定」とは、「人生がうまくいく」とか「人生で挫折が少ない」ということとは異なることに注意。
あくまで「人生行程」が盤石で、「確かな現実」にしっかりと足場を築いて人生を歩んでいくグループであるということなので、
その行程には山あり谷あり紆余曲折ありということは当然にあります。

その意味では、
安定=途絶えない人生
…といったほうが適切かもしれません。

例えば、人生の途中で何かが起こって長期間入院するとか、精神が病んでしまって長期的に職場を離れるとか、そういう「途絶え」がない人生、ということです。

但し、この安定のグループの星を持つ人たちが、一度何かのアクシデントや波乱、動乱に遭遇し、それによって人生が「途絶えて」しまうとそれをリカバリする資質は備わっていないので、人生への衝撃度が高く、立ち直り人生の軌道を元に戻すのには相当の年月と労力を要します。

これは、安定のグループの人は安定の人生を歩む資質はあるけれど、混乱や不安定への耐性がないことによります。

このグループ分けは「人生行程」の安定度(途切れない度合い)によるものなので、
そこに「不安定な性格」とか「揺らぎやすい性質」のようなキャラクターとか性格の性質の「安定」と絡めて見ようとすると違和感があるかもしれません。

例えば天南星は、未完にせよ生意気にせよ、人生自体は安定している、ということです。
そこに挫折や混乱はあるかもしれないけれど、人生の足場は途切れないですよ、ということです。

なお、そんなふうに「途切れない」人生行程なので、これらの方々は早い段階で自分の人生の方針を決め、それに向かって邁進すると他の人に先んじて世に出ていくことができます。
言い換えれば、あれこれ迷ったり変えたりするのはあまり良いことにはならないので注意。

各年代ごとのポイントは以下の通り。

⭐︎若年期
若年期に①の星があるお子様がいる場合は、離婚や家庭の混乱(多くの引越しや夜逃げなど)は避けたほうが良いです。
環境的にも経済的にも安定的であることが望まれます。

⭐︎壮年期
仕事などでもできれば転職しながらステップアップを目指すより、安定した会社でコツコツ積み上げていった先に大成するタイプで、そういう一業専念の生き方が安定した運勢をつくります。

但し、そのために視野が狭くなり、自分を取り巻く世界の安定と引き換えに、社会的なことや他人のことには無関心になり、表面的には「安定の人」ですが、見る人によっては「自分勝手な人」に映ることもあります。

⭐︎晩年期
一つのことをコツコツ続けていけば、たいていはお金として残っていくものですが、これらの人たちはそういう一本で続く人生行程なので、晩年において経済的に困窮することはありません。
但し、そうした経済力によって豊かな人間性が形成される人もいれば、自分の安定や資産に固執しひどくケチな人物となることもあります。
このあたりは「経済的安定」の裏と表のようなもので、いずれにしても「安定」はする、ということです。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

4 件のコメント

  • 私は天禄星が2つあります。しかし人生は安定とほど遠く、精神的にも収まりがいいとは言えません。
    あちこちで説明を読んでも、天禄星は、安定・堅実!と言い切られているばかりで、個人的に腑に落ちなかったのですが、安定とは「人生の無難さ」や「性格」の事ではないという事、なるほど!!! と感動しました。算命学では、言葉が何を指してるかの理解が重要ですね。
    いつも発見をさせてもらえる記事で有難いです!

    それにしても、(気軽に読める媒体での)天禄星の説明は、特徴が無く雲をつかむようです。他の従星に比べ、ノーカラーな印象・・、ひょっとして、鑑定の現場に来ることも少ない人達なのかなと思います。知り合いの天禄持ち達を思い浮かべても、特に何もピンと来ません。ノーカラーがカラーなのか。
    もし、金烏玉兎庵さんが、気が向く日が来たら、天禄星について書いてみていただきたいです!勝手な希望ですみません・・・やっぱり書くべき何か、が無いのかもしれませんが・・。

  • りえこさま
    天禄星2つ!!
    それであれば多分私も安定ですね、現実ですねといいそうです笑
    従星は人生航路なので、それが盤石の基盤の上で起こりますよということです。
    悩みや葛藤は主星の並びや陰占にもよりますね。

    天禄星というのはテッペンの手前で寸止めをされているようなイメージです。テッペンに登らないと考えるか、テッペンの近くと考えるかで、受け取り方は変わります。
    処世術としては、テッペン近くにいる自分を評価する、常に登り坂のうちにあるということを喜ぶのが良いだろうと思います。
    天将星は落ちることも考えないとダメですが、天禄星は落ちません、その意味での安定です。
    テッペンに登ろうとするとズルさが出て、分をわきまえると誠実さや豊かさになります。

  • ありがとうございます!
    自分というものは、かえってうまく掴めませんね。非常に充実したお返事をいただけて感謝です。キーワードを心に留めつつ行きたいと思います。「てっぺんの手前」をどう捉えるかだけでも、とっても深いテーマです。てっぺんを取れた方が断然嬉しいと思いますけど、ゴールが無いとされている世界だったら、一歩手前で登り続けられるなら、幸せなのかも知れません。

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