環境順応型の天恍星、各論

従星のグループ分けで、天恍星は「環境順応型」であるということを書きました。
これについて腹落ちすることがあったので書いておきます。

まず天恍星のおさらいを。
天恍星といえば「テンピカ星」といわれたりして、アイドルなら一つは持っていたいといわれるモテモテの星。
年代でいえば思春期の時代の星で、まさに思春期の少年少女のように揺れ動く心を持ち、ゆえにときめきやすくてモテるといわれます。

しかしこれをよくよく考えれば、
揺らぎやすい=なびきやすい
ということでもあり、
(いくら美人でも押しても引いてもダメな女性はモテません)
必ずしも「適切な相手」「望ましい相手」にモテるわけではないところは注意を要するだろうと思います。
実際、思春期の男子女子はしょうもない異性に引っ掛かったりもしますね。

また、天恍星は、思春期特有の自意識の高さや社会への反抗心、生意気さも備えています。
これはつまり「当たり前に良いもの」や「順当に選ぶべき道」というのを必ずしも選ばず、時にまわりから見ると「あれ?」と思うような選択もし、それを指摘されたところで反発するばかり、ということ。
中学生が先生に注意されると反発するか、もぐもぐいってやり過ごしてしまう感じ、といえば伝わるでしょうか。

こうした2点を踏まえての「環境順応型」ということを考えると、天恍星のある人は、よほど注意して環境なり付き合う人なりを選ばなければ、時に思わぬ環境に染まり、とんでもない人たちと仲良くなってしまうこともあるのだろうと思います。

もっとも、思わぬ環境やとんでもない人たちが道を開き自分を成長に導いてくれることもあるので、それをもって一概に悪いとはいえず、本人にしてみればそれはそれで良いこともあるだろうと思います。
が、その天恍星のまわりの人からすると、「あれれ?」と思うようなことも多いのではないかと思ったのですがどうでしょうか。

つまり、天恍星の「環境順応型」の姿は、天恍星にとってはなんの問題もないけれど、
(環境にうまく順応できるのだから本人は無問題)
まわりにいる人はある程度警戒し、注意しなければならないのではないか、ということです。

そういえば、思春期の子供のやりたい放題の責任を引き取るのは親や先生などまわりの大人ですし。

ちなみに、昨日お越しになった友人はその天恍星のある方で、その「友人の友人」というのが私から見るとひどく違和感ばかりが募る方でした。
…ので、そのことに思い至った次第。
しかしそう思い至って他の天恍星を持つ友人をあれこれと頭に浮かべるとふに落ちることがてんこ盛りでもあります。

なんとなく、
人間関係や行動範囲に限定された「大半会」が万年めぐっている感じとでもいうか、
自分の本来の世界ではない世界へ物怖じせずに向かっていけるけれど、客観的には変な感じがする、違和感がある、とでもいうか。

ちなみに、彼らの友達はその人の地位身分から見れば、良くも悪くもちょっと違和感のある人が多く、
天恍星を持つ方の配偶者の方は、良くも悪くもアンバランスさがあります。

とはいえまだ検証が浅いので、引き続き検証を続けますが、何か事例が浮かんだ方がおられたら、お知らせいただけると嬉しいです。

さてまとめると、
どんな環境にも馴染み、どんな人ともうまく合わせられて仲良くなれる星である天恍星というのは、
言い換えれば、変な人とも仲良くなってしまうしすごい人とも仲良くなれるわけで、
だからこそ「身を置く環境が大事」といわれるわけですが、
おそらくそれは本人にとってよりもまわりの人にとって影響度が大きく、
集客が必要そうな場では割と有効に機能する一方で、
ソリッドな場所のメンバーにしたりすると、混乱をもたらすこともあるということなんだろうというお話でした。

まぁこの辺りは本人の成熟度にもよるのかもしれませんが、多かれ少なかれ、天恍星のある人にはその傾向があるように思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

8 件のコメント

  • 頑固で真面目一徹で常識人の父の命式が、天恍星が2つあることがわかった時はびっくりして腰が抜けそうになりました。特に中殺されてもいないようなのですが、算命学初心者なのでよくわからないです。もしかすると近すぎてわからないだけかもしれませんが。

    話は変わりますが、いっつも勉強させてもらっています。事実と考察を誤解を生まないように説明されていて、洞察力の深さには感服するばかりです。

    • まりこぶらすさん、こんばんは。
      うちの父は天恍星✖️3つでした笑
      そして同じく頑固で常識人でした。まじめだったか?まぁ妻子を養い大学まで奨学金などに頼らず面倒を見てくれたので真面目に働いてくれたんだと私は思っています。
      天恍星は環境順応の星なので、多分会社で見せる顔、友達の中で見せる顔、家族とともにいるときの顔が違っていたのではないかな?と思います。

      ブログをそのように見てくださり、そして勉強してくださってありがとうございます。
      少しでも、東洋思想を面白いと思ってくださる方が増えること、それを活用される方が増えることに寄与できているとすればありがたいことと思います。

  • こんにちわ。
    天恍星を日柱に持つ友人がいます。
    あるグループで会話が微妙な方がいて(知人のゴシップや抵抗を感じさせる話題、他の人が話す機会を奪う等)多くの人が距離を置く中、嫌がりもせずにこやかに話を聞き続けていた姿を見て不思議に思っていました。
    友人自身は、そういう話題を喜ぶような傾向はなく、いたって爽やかな性格です。
    包容力と忍耐で相手してあげてるのだろう、と思っていましたが、この論を読み「その方の話を聞く」という環境に順応していたのかも?と視点が変わりました。
    かといって「染まる(話を呑み込み仲良くなる)」わけでもなく、後日感想を聞くと、嫌うでもなく擁護するでもなくニュートラルにその方を観ていたようです。他柱には天将×2があり、揺らぎはないという事なのでしょうか。

    人の話を聞くことに突出した能力がある友人なので、天恍だけで説明できないかもしれませんが、間違いなく、
    他の人が抵抗を感じるものにも抵抗なく接する事ができる質はあると思いました。
    そして、よく言われる天恍らしさに当てはまる人でもあります。(別世界への憧れとか、オーラもキラキラな人です)

    • りえこさん、こんばんは。
      そうですね、とても天恍星らしい方ですね、その描写を拝見してそう思いました。
      天恍星の人はおそらくどんな相手にでも「その場」は合わせられるのだと思います。
      その方の本質を知るには、タイプの違う複数の人といるときにその方がどんな反応をするかで見極めることができると思います。

      案外と、自分と価値観が近いと思っていたのに、実は別の方向の人だったことが露見することもあります。
      その意味では、天恍星の人と付き合うときはそういうチェックは欠かせないように思います。

      • ちょっと恐ろしく、楽しいです!
        つい自分の方法論を基準に、他人の真意を判断してしまいますが、それでは誤解しますね。いろんな型の人がいて、それぞれ違う処世術で生きているのだということも、算命学で教えてもらえるんだなと思いました。

        • りえこさん
          算命学は自然の法則なので、客観的な視点、自然の姿という視点が不可欠です。
          つい「自分の視点」で捉えてしまいがちですが、そうすると混乱したり困惑したりもします。
          しかし自然の視点に立ち返ればいろんなことがスッと見えてくるように思います。

  • はじめまして。
    以前のブログから拝見させて頂いており、勉強させて頂いております。
    天恍星2つを持つ知り合いの事で、どう付き合うべきかを考えていた所です。戌亥天中殺の方でその方の天中殺期間に知り合いました。
    とても素直なキラキラした方なのですが、集まる会があっても途中で辞めてしまったり一緒に何かするとしても最終的にキャンセルしてくるような方でした。
    仕方ないかと合わせておりましたが、毎回だと疲れまして、、、
    適度な距離で付き合う方が良いのではと思っている次第です。
    皆が皆ではないのでしょうがそういう傾向があるというのは、納得致しました。

    • ひろこさん
      返信が遅くなりました!
      天恍星が環境順応型であることを逆から言えば、自分ではない人を立てるために自分が蔑ろにされることもある相手、ということになります。
      とはいえ、もっとシンプルにいえば、「断るのが下手」なだけともいえますので、「無理してない?」「断ってもいいよ」と逃げ道を与えてあげておくと、自分と相手の間にスペースを作れて、相手も自分も楽になるのではないかと思います。

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