復習の大切さと方位の話

算命学を学校で学ばれる場合、最初に教わるのは陰陽五行、十干十二支、六十花甲子、そして方位と季節だと思います。
私は最初、独学→個人の先生、そして学校に入ったのですが、先生についてからはやはり同様の流れで学びを進めました。

 

が、先生につく前にも独学であれこれ聞きかじり読みかじりしていたので、
この流れで教わりはじめたときは、ピンと来ないというか、その大切さがよく分からずにいたように思います。

方位やら季節やら、何か関係あるの?的な。

 

しかし、最近様々にご説明する機会を得るようになって思うに、
こうした方位や季節にまつわるあれこれというのは、命式を拝見し、全体を俯瞰するにはとても大事な要素であるように思います。

 

まぁ、当たり前といえば当たり前ですが、
最初のうちは、よく分からないものでもあり、改めてその大切さについて書いておこうと思った次第。

 

私は勉強の3分の2くらいは六十干支や既習のことの復習をしているのですが、そういうことを続けてみて思うに、
折に触れて復習することはやはりとても大切で、そうやって復習することで理解に厚みが出て、認識を深めることができるように思います。

 

例えば、何ヶ月か前に観た命式について新たな発見や気づきがあったり、初見の命式でも以前は感じなかった色や感覚(柔らかさとか鋭さとか)を感じたりします。

 

これは六十干支にせよ位相法にせよ何にせよ、復習をしていると日々感じられることなのですが、その中でも季節と方位にまつわるものが、一番ビビッドに響いたので、以下に書いておきます。

 

お勉強をされている方は、覚えなくてもよいので、ぜひご覧いただいて、「何となく認識」しておくと良いと思います。
これだけで、陰占にせよ陽占にせよ、あるときパッと見え方が変わるときがきます。

 

■東
物事が生まれる場所、肉体が生まれる場所。
未来、若さ、新しさ、春、朝。
色でいえば青で、樹木や草木が生き生きとする場所。
甲、乙、寅、卯

 

■南
物事が勢いをます場所、精神が生まれる場所。
勢いやめでたさ、夏、南中。
色でいえば赤で、大きなエネルギーの太陽が活躍する場所。
丙、丁、巳、午

 

■西
物事が収束する場所、肉体が終焉を迎える場所。
過去、結果、終わり、秋、日が沈む時間。
色でいえば白で、金が鋭さと輝きを増す場所。
庚、辛、申、酉

 

■北
精神が終焉を迎える場所、物事が鎮まって神聖さを帯びる場所。
夜、神秘の世界、
色でいえば黒で、水が冷たく覆う場所。
壬、癸、亥、子

 

■中央
人間が立つ大地の場所。
全てを支える中心であり、四方のすべての意味合いを含む。
色でいえば黄色(黄土色)。
精神と肉体が混じり合う場所。
戊、己、丑、辰、未、戌

 

これを一言で言えば、
東から西のラインは肉体が現実を歩む道であり、
南から北のラインは精神が想念の世界を歩む道であるということでもあります。

 

初歩的なことで恐縮ですが、何事も基本が大事ということを自分に戒める意味もあり、書かせていただきました。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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