八門法のムード

風水に四神相応という考え方があります。

北が玄武、南が朱雀、東が青龍、西が白虎です。
これになぞらえて、北に大きな山があり、南に湖や池があって、東には川、西には大きな道があるこが良い土地とされます。

 

算命学の場合、
これに中央の騰蛇を加えて五神となります。

 

五行に相応する形で五神があり、
詳細は割愛しますが、八門法において、
北の数値が高い場合が玄武型、
南の数値が高い場合が朱雀型、
東の数値が高い場合が青龍型、
西の数値が高い場合が白虎型、
中央の数値が高い場合が騰蛇型といわれ、
潜在能力やそれに基づく適職などをみるときに使います。

 

八門法はいろんな書かれ方をしますが、
平たくいえば、
玄武型は上(目上や先生など)からのエネルギーを生かす型、
朱雀型は下(目下や大衆など)に向かってエネルギーを発していく型、
青龍型は世間社会に向かってエネルギーを発していく型、
白虎型は世間社会に追い立てられてエネルギーを発していく型、
騰蛇型は中心にあってエネルギーを発していく型です。

 

ちなみに、この五神、五方位は、十大主星にも相応していて、
青龍が貫索石門的なムード、
白虎が車騎牽牛的なムード、
朱雀が鳳閣調舒的なムード、
玄武が龍高玉堂的なムード、
騰蛇が禄存司禄的なムードといわれたりします。

 

これは必ずしも星図の星と一致しないので「ムード」という表現になります。

 

いってみれば、算命学の数多ある占技の一つのピース、一枚の薄皮ともいえるもので、
才能の発揮の仕方、役割の発揮の仕方における一つの指標として参考になります。

※無料で八門法の数値を知りたい場合、セラファムさんのアプリで出すことができます。
こちら:https://gamp.ameblo.jp/etoir-etoir/entry-12436198465.html
(命式などの下のほうに出てきます)

 

なお、読んでいて気づかれた方もおられると思うのですが、
自発的、自律的に何かに向かっていくことができるのは青龍型と朱雀型、そして騰蛇型です。
玄武型は目上からの動力により、白虎型は世間社会からの動力により活力を持ちます。

言い換えれば、玄武型や白虎型の場合、目上や世間社会のような他力によって動くので、玄武型や白虎型の人は自分の能力を活かすための環境を意識的に作ることが必要です。

 

多くの場合、自動的にそういう環境に身を置いているものなのですが、
たまに「世間」とか「会社」とか「親」みたいな価値観をモノサシにしていると、全然ちがうことをしていることもありますので、その場合は意識的に軌道修正したほうが健やかな発展に向かいやすいですし、ストレスなく過ごせるように思います。

f:id:kinugyokutoan:20200123212031j:image
Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

2 件のコメント

  • コメント失礼します。
    僕の例で恐縮なのですが、気図法で水の学習意欲が高く(無意識には学習意欲が高い
    数理法では東が高い(剋していく力が強い)青龍型だとすると
    学習意欲が高くそれを社会に向けていくというスタイルが成り立つと思うのですがいかがでしょう
    こういう理解でよろしいでしょうか?

    ※青龍型だとネットでは商人的などとよく書かれていますが、本質はここに書かれていますように
    社会に向ける力が強いということかなと思いましたのですが。。。

  • みくにさん、ごめんなさい。
    個別の質問はこちらでは受け付けていません。

    なお、気図にせよ八門法にせよ、陰占のほうは本人の自覚のできない世界なので、それを「意識的に活躍する」ということには向きにくいです。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA