上格・下格と街の人

先日、近所に新しく建つマンションの位置が分かってどうも「東京タワー🗼」の眺望はキープできるようだと思ったのですが、
よくよく見ると最近は東京のほうに新しいビルが建ったこともあり、見えるのは「東京タワーのてっぺん🗼」だけでした笑

それはさておき、
ご近所さんに、現在の緊急事態宣言下の状況を、
「国を挙げての不安神経症体制」と揶揄している方がいて、
ヒラメキ的に腹落ちしたのでちょっと書いておこうと思います。

私が住んでいる川崎市って「都市部」と思っている方が多いですけれど、
最近多少人口が増えたくらいの、一皮剥けば「田舎」なのでこういう方がけっこういます。

さて、こういう状況においてルールを無視できるのは下格の人ですが、
もう一つ下格の人の特徴を挙げれば、
いわゆる「地域の人とどっぷり仲良くなれる人」というのがあります。

平たく言えば、「田舎で生きていける人」ですね。

いわゆる「田舎」というのは、声の大きいオッチャン・オバチャンが幅を利かせて勝手にルールを作ってしまうような集団のこと、
そういう集団では、国のルールは無視されて、そのオッチャン・オバチャンの勝手なルールで人が動いています。

一方で、上格の人はルールを真面目に守る人たちで、
昔でいえば、「お上の決め事」を守る人たちで、お城に参内するような人たち、
官僚や大企業で働いていけるのは上格の人、
あるいは「都市部で生きやすいと感じる人」です。

「都市部」は何かといえば、きちんと法律に則って物事が動き、人がきちんとルールを守って生きている場所のことです。

うちのマンション内はルールが明文化されているので、声の大きなオッチャン・オバチャンが勝手にルールを作れない、いわゆる「上格」の空間です。
ルールを守らない人には管理会社が出てきて言ってくれます。

うちの近所というのは、
最近急激に人口が増えたことで、
よく、旧住民と新住民の分断、などといわれるのですが、
(私も3年前に引っ越してきた「新住民」です)
見ているとだいたい、下格の人と上格の人の対立、という感じです。

ちなみに、
官僚というのは上格ですが、
地方公務員、いわゆる「役所の人」というのは表面は上格的ルールに従いますけれど、中身は基本下格の人たちなので、
結果として街では下格の人たちが幅を利かせる、ということになります。

上格、下格をもう少しわかりやすく書けば、
前に書いたかもしれませんが、

古代中国において、城郭で囲まれた国が乱立しているような状況において、
「城郭の中で生きるのに向くタイプの人=上格の人」
「城郭の外、在野でたくましく生きるタイプの人=下格の人」
…といえます。

ゴーンさんと日産の話を書いたときに、
ゴーンさんは下格の人で、日産の組織人=上格の人はこの門外漢な下格の人にしてやられた、というようなことを書きましたが、
下格の人はルールを無視する分、破壊力があります。

なので動乱の時期に活躍をしやすい、
こういうコロナの状況にもビビることなく果敢に動ける人たちである、ともいえます。

ところで、守護神がめぐると上格的になり、忌神がめぐると下格的になる、といわれますが、

「下格的」になったとしても、くっきり「下格」になるのではなく、
これはおそらく、「ベース」としてルールを守るけれど、そういうベースの中で「ルールを破る」という姿になるということではないかな?
と思いました。

なぜなら私は元々上格で、忌神めぐりの大運中、
けっこう「ふつうのルール」は破って好きにやっていますが、
こういう状況でルールを破れないし、ルールを破る人はちょっとおかしいんじゃないかと本気で思っています。車騎・牽牛の影響もあるかもですが。


その方は「テレビで洗脳されている」的なことを書いておられたのですが、
私はテレビを見ないので、別にテレビに洗脳はされません。
が、会社でかなり厳格にルールが徹底されていて、感染者はプレスリリースされるのでかなり緊張感があります。

それをもって「洗脳」というのかといえば、おそらく「法律に従っている」ということなのですが、下格の世界では法律に従うことも「洗脳」になったりしますね。

世の中全般の傾向として、
金性・水性が強い時期は動乱的に、下格の人が幅を利かせる傾向となり、
木性・火性・土性が強い時期は平和的に、上格の人が幅を利かせる傾向となります。

昨年は庚子年で金性がとても強かったので下格の天下みたいな時期でした。
今年(厳密には立春以降)は辛丑年で土性が出てくる分マシになるかな?と思いますが果たして。

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