算命学の三極構造 心と形と中身

算命学は三極構造でできています。
例えば、心は、十干と十大主星から知ることができ、三角形を構成しています。

十干は心の形、十大主星は心の中身を示します。
その二つを統合したものが心ということです。
十干、例えば甲について考えるとき、それが自然界にあってどのような形かを考えます。
甲は樹木、真っ直ぐにすっと伸びた木です。
よって言葉で表すと「直」となります。
乙は草花、風に揺らぎ、柔らかで柔軟性があります。
よって言葉で表すと「曲」となります。
丙は太陽で「明暖」、
丁は焚火や灯火、よって暖かさは限定的で「孤明」、
戊は神様の場所を示し「山岳」、
己は人の集まる場所で「田園」、現代なら「街」です。平坦な場所ということで「広平」という意味にもなります。
庚は硬い金属で「鋼」、
辛は柔らかな金属で「宝」、
壬は大きな水で「海」、流れるので「流動」という意味もあります。
癸は小さな水で「雨」、くらい流れを意味します。

十大主星は、
日干と他の天干・蔵干(地支の下に隠れている干)の組み合わせで出てきます。
よって、
例えば日干が戊で庚から鳳閣星が出てくる場合、心は庚、そして庚的な形の鳳閣星ということになります。

同じ鳳閣星でも、日干が甲の場合は丙から出てくるので、丙的な形の鳳閣星となり、
同じ鳳閣星でも、心も形も違うということになります。

鳳閣星は遊びという意味もありますが、
丙から出た鳳閣星の場合、太陽のもとで遊ぶ、屋外での遊びになります。
一方、庚から出た鳳閣星は鋼、武器などを使う遊びとなり、同じ遊びでもその様は大きく異なります。

普段、こうしたことまで説明していないのですが、お渡ししている資料をご覧いただき、自分の性質、あるいはお子様の性質を吟味されるとなるほど、と思っていただけるのではないかと思います。

細かいことまで覚える必要はなく、
ポイントになることさえ知っていれば、こうしたことは自ずと分かります。

とはいえ、イメージが湧きづらいかと思うので、以下に十干の形の説明をあげておきます。

☆甲 真っ直ぐ、伸びる、ブレーキなし
☆乙 柔軟性、八方美人、日和見
☆丙 太陽、明るく暖かなムード
☆丁 小さな明るさ、なお時に大きな火となり多くの人を巻き込むことも。
☆戊 山、不動、自分から動かない、頑固
☆己 広く浅い、平均的、大衆的、人情的
☆庚 鋭く強い、攻撃的、気丈、時に大きな戦闘力をもって多くの人を巻き込むことも。
☆辛 特権意識、美意識、孤独
☆壬 流れ動く、時に激流として多くの人を巻き込むことも。
☆癸 小さいものが集まって大きなものになる、集まるまでに時間がかかる、コツコツ積み重ね

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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