天中殺と宿命の消化

算命学で宿命を語るとき、
陰占の命式や陽占の星図などが分かりやすいのでそちらばかり注目しがちですが、
実は一番最初に見るべきものは天中殺です。

 

戊亥天中殺
申酉天中殺
午未天中殺
辰巳天中殺
寅卯天中殺
子丑天中殺

の6種類と、宿命中殺を加味して、
その人のベースの運命の形を見るところから始まります。

 

戊亥天中殺は中央(現実)が欠けるので意識は天頂(精神性)に向かいます。

 

申酉天中殺は西方(配偶者など)が欠けるので意識は東方(兄弟や仕事仲間、母親)に向かいます。

 

午未天中殺は南方(子供など)が欠けるので意識は北方(目上、父親)に向かいます。

 

寅卯天中殺は東方(兄弟や仕事仲間、母親)が欠けるので意識は西方(配偶者など)に向かいます。

 

子丑天中殺は北方(目上、父親)が欠けるので意識は南方(子供など)に向かいます。

 

各天中殺の欠けている場所の対極に意識は向かいます。

これに加え、
生年中殺が加わると、さらに東方が欠け、
生月中殺が加わると、さらに中央が欠けます。

 

欠けは「虚」と言われたりしますが、
もともと東方が欠ける寅卯天中殺の人に生年中殺が加わると、ダブルで欠けて、虚×虚=実となるのですが、
完全な「実」となるわけではなく、複雑さを内包した「実」になります。

同様に、もともと中央が欠ける戊亥天中殺の人に生月中殺が加わると、やはりダブルで欠けて、虚×虚=実となりますが、その内面はやはり複雑さがあります。

 

こうした天中殺の欠けを前提として、
陰占、陽占を観ていきます。
繰り返しますが、
天中殺の欠けを反映した運命のカタチがまずあって、それから陰占、陽占です。

 

欠けている部分は、
制御ができないので、星の意味が極端に出てきますし、
その欠けている部分に相応する人との縁は複雑さを持ちます。
心が通わないとか、
家に不在がちとか、
場合によっては早くに亡くす、
ということもあります。

 

そういう欠けを反動にして、
その凹んでいる部分をモチベーションとして、欠けの対極に強みを持つようになります。

 

これは宿命における天中殺についてのことですが、
後天運に巡る天中殺でも同じです。
天中殺期間中は、大きく踏み出していける半会や、物事が確実に固まっていく支合などの融合条件があったとしても、
とても不安定なので、そうした活動には向きません。
(厳密に細かく観ていけば別の考え方を採用することもなくはないですが)

 

天地人三歳の理において人間は、
天と地の間においてそれぞれが「定められた生きる場所」があるとされますが、
その「生きる場所」というのは、
天の気と地の気に挟まれた空間で、
そこある欠けが天中殺なので、

天中殺=生きる空間を構成するもの
…であって、
その欠けを持ったパイプのような空間が、人間の生きる場所、
といったイメージ、ということになります。

 

よって、「宿命の消化」という場合、
その天中殺の消化をすることが必要です。

この部分が未消化の場合、
宿命全体が稼動せず、もがけども進めず、ということになります。

 

意識的に消化しなくても、
通常はそのとおりの運命行程が自然と現れるものですが、
何か不自然な欲求やエゴなどによってしがみついたりすると、
ちょっと苦しいかな、と思います。

 

生年中殺、生月中殺がからむ説明はかなり長くなるのですが、
仕組みは上に説明した通り。

それがどのような現象として現れるかは、
ただ今イケジイさんのブログで展開されているので興味のある方はそちらをご覧くださいませ。

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写真は府中の公園、絵のような風景でした。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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