総裁選決選投票に臨む小泉進次郎さんについて感じたこと

先日は、高市さんのことを書いたので、ちょっと小泉さんについても書いておきます。

小泉さんが総理大臣にならなくて、本当に良かった、
…と、思っていますが、これは別に、小泉さんの政治的な力量や能力に疑義がある、ということだけが理由ではありません。

もちろん、44 歳の人物に、総理大臣の重責が担えるとは思い難い、という印象がないわけではありませんが、

それより何より気になったのは、
総裁選決選投票の直前の演説の際の小泉さんの様子に、
宿命を大きく逸れている人物の兆候が色濃く見えるように感じられた点で、
この人が、このまま総理になったら、本人にとっても、いよいよまずいことになるんじゃないかな?
…と、思った、なので、良かったな、と思ったのです。

総裁の決選投票前の演説をご覧になった方であればお分かりになると思いますが、
目は虚ろ、言葉は譫言(うわごと)のようで噛みまくり、その顔を見れば、冷や汗がじんわりと光っているのが見えましたね。

いつもの、もっと余裕があるときの小泉さんと比較すると、
ちょっと同じ人とは思えない、見ているだけで「大丈夫??」と心配になるようなその様子に、
これはちょっとまずいのでは?
…と、思ったのは、私だけではなかったはずで、

まぁだからこそ、決選投票において、高市さんに、あれだけの議員票が積みあがったのだと思いますが、
とにもかくにも、見ているだけでひどい様子が伝わってきて、
多分、あのまま総理になっていたら、政治家としてはもちろんのこと、一人の人間としての人生もたいへんなことになっていたんじゃないかな?…と思ったのですがどうでしょう。

こうした印象を大袈裟だと感じる方もおられるかもしれませんが、
あれをみて、この感想を「大袈裟」だと思う方は、
失礼ながら、自分の人生をしっかりとした手触り感をもって生きていない人なのではないかな、と思います。

自分の人生をしっかりと手触り感を持って生きてこられた方であれば、
あんな状態になった人間が、その道を進んでいくことができたとしても、決して良いことにはならないことは知っているはずで、
個人的には、あれだけを思い出してみても、小泉さん本人にとって、今回の総裁選に負けたことはよかったな、とつくづく思います。

「宿命を大きく逸れている」ということについて書いておくと、
そもそも、小泉さんというのは、政治家向きの方ではないこと、
昨日、高市さんは政治家向きの宿命ではない、ということを書きましたが、
高市さんを遥かに上回る水準で、小泉さんは政治家向きの宿命ではありません。

もちろん、総理大臣経験者のみんながみんな、政治家向きの命式であったわけではないのですが、大政治家、例えば、佐藤栄作首相、中曽根首相、小泉首相、安倍首相…という長期政権を担った総理大臣というのは、こぞって政治家向きの宿命で、
そうでない場合には、だいたい1年とか2年とか、短命の内閣になっているもの。

さらにいえば、小泉さんの場合は、その政治家向きではない宿命であることに加えて、
人生を全うするために不可欠な「宿命の消化」を実現しにくい命式の方でもあります。

あのまま突き進んでいたら、 うーん、ちょっと書きにくいですが、心身を病んでも不思議ではないくらい、
今回の落選の比ではないくらいの悲劇に陥っていたんじゃないかな…と、思います。

宿命を逸れた道を歩んでいる人物とは、
「合わない靴で、 靴擦れやマメがたくさんできて血がにじむ足で砂漠を歩んでいる人物」 に例えられ、
そういう状況にある人物は、ひどく弱体化しているだけでなく、命の危機に瀕しているので、
正常な時ではとてもやらないようなこともしでかしてしまいます。

それは例えば、国力を削ぐ政策であったり、国益に反する政策であったり、
そういうことも、平気で飲み込んでしまうようなことをいっています。

ちょっと考えてみていただきたいのですが、
子丑天中殺のこの人物が、
お父さんの地盤・看板・カバンを引継ぎ、お父さんくらいの年代の人の言うなりになって生きていくなんて、まともじゃないって分かりますよね。
それも、そのお父様がまだまだ健在であるなかで、本領発揮などできるはずもなく。

なお、若いうちというのは、宿命から多少逸れていてもなんとかやっていけるものですが、
現在44歳、それくらいの年齢になると、
その道が苦しくなる、悩みや迷いに暮れることになり、いよいよごまかしがきかなくなるものだな、と思いますがいかがでしょうか。

正しく適切な道を、健やかに歩まれることを祈念しております。

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