想定法の理解に必要な、世の中の構造的理解

先日、想定法の概念の基本について、
noteのほうに書き始めようとしたのですが、
あまりの反応のなさに、分からない人が多いのかも…と思ってひとまず中断した、ということがありました。

あれこれ書こうとしても、
案外と反応を気にして書くのを延期する…ということが多少あります。

さて、なぜ、その概念がうまく伝わらなかったのか?
…ということを考えるに、

世の中の構造に気づいている人が案外と少ないからなのではないか?
…という仮説を持っています。
世の中の構造というか、宇宙の構造というか。

例えば、世の中の摩擦や競争に晒されてきた人の慎重さ、堅確さ、そしてある種の厳しさのある責任感と比べて、
そういう摩擦や競争に晒されていない人たちの軽快さ、浅薄さ、そしてその当然の帰結としての無責任感というのは間違いなくあって、

見る人から見れば、それぞれまるで異なる世界に住む人種のように決して交わることのない「別の存在」であるし、

あるいは、自分の才能としての性質発揮に至った人、
昨日で書いたところの閾値を超えた人というのは、揺るぎなく客観に耐え得る能力才能を発揮している一方で、
それ以前の段階にいる人の能力才能の発揮というのは不安定でぼんやりとしており、ある種の馴れ合いの中においてのみ通用する代物で、

これもそれぞれ、見る人から見れば、天と地ほどの差のある「別モノ」であるのですが、

その違い、その違いが生まれる構造に気づいていない場合には、
そもそもの世の中の構造、宇宙の構造=陰陽の構造、五行の構造…をベースに捉える想定法の理解も難しいのではないか、
…というお話です。

今少し具体的にいえば、
いわゆる「近所」の範囲で活動している人たちをみていると、
一般社会であれば「お金を払っても人を呼べない」ような水準の人をかわるがわる店に立たせて「地域コミュニティ」をうたっているお店とか、
競争があれば決して選ばれないような人が司会とかMCをやっているイベントなどがけっこうあるのですが、

そういう「摩擦や競争を経ない人たち」と、
きちんと「摩擦や競争を経て選ばれている人たち(社会に評価されている人たち)」
…の間には、
人種が違う、天と地の程の差がある…という表現でもまだ足りないほどの違いがあります。

どういうことかといえば、
「摩擦や競争を経ない人たち」=時間やお金を提供して搾取されていく人たち
「摩擦や競争を経て選ばれている人たち」=時間やお金を獲得していく人たち
…であり、
そのベクトルは正反対に向かい、その方向は未来永劫変わることがないのだということ。
それを続ければ続けるほど、行きつく先は正反対の場所であるということ。

これに気づいていない人がけっこういて、
「摩擦や競争を経ない人たち」も、長く続けていれば、
時間やお金を獲得していく世界に行きつけると信じていたりするのですが、
この世界はそんなふうには出来ていない、ということに気づいていない。

ちなみに、何事もの長く続けていればお金や信用を得ることができるものですが、
なぜ、「摩擦や競争を経ない人たち」が長く続けてもそのお金や信用を得られないのかといえば、
彼らをプロデュースしている胴元がお金や信用を搾取する、という仕組みになっているからです。

いや、これは極めて卑近な話ですが、
いわゆる芸能人と所属事務所の関係とか、
作家と出版社の関係というのもそれに似ていて、

想定法を理解するには、そこにある構造的な必然性に気づいている必要があり、
それには多少、難しさがあるのかもしれないな、というお話でした。

とはいえ、この理解はとても大事なことなので、
できるだけ理解しやすいカタチを模索しつつ、諦めずにコツコツ説き続けます。

⭐︎2024年3月三週目のマガジンを公開しました🌷
https://note.com/kinugyokutoan/m/m21b2bc5490aa

⭐︎noteのメンバーシップ上級編の【再配信】サイトのご案内
note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
月額5,000円です🌿

※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めた内容の再配信で、
只今現在、2020年12月の内容を配信中です。
既に開始して9ヶ月経過しておりますので、最初から学ばれたい方は、
統合版マガジンからご覧いただくことができます。

◎2020年度 上半期統合版 2020.4月〜9月公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

◎2020年度 下期統合版 2020.10月〜21.3月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/me799a865819a

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額7,500円です🌿
(現在、リアルタイムで進行しているのはこちらです。多少、難解です。)

⭐︎2021年度上期 統合版 2021.4月〜2021.9月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/mdf9e9087e5e1

⭐︎2021年度下期 統合版 2021年10月〜22.3月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/m159c813818ae

🌷注目記事🌷

2/14 天中殺期間における結婚 天中殺期間にしか結婚できない人・天中殺期間だからこそ結婚できる人
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd0ffe77c16e8

2/10 人体星図の中の「陽転しやすい十大主星」① 人体星図の位置・関係から陰転・陽転を捉える
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3d6e5eaec06e

2/3 後天運でめぐる「害」の原因を探る方法と対処、命に直結する害・しない害
https://note.com/kinugyokutoan/n/naa86bc529d8a

2/1 「十二大従星から逸脱する」生き方のリスク
https://note.com/kinugyokutoan/n/n2619490353d7

1/31 結婚が続きにくい命式と「エネルギーを吸い取られる」ケース、自然の機微という全体観
https://note.com/kinugyokutoan/n/n7669a8a9ae57

1/26 人体星図の星の配置をベースに算命学におけるダブルスタンダードの考え方を知る
https://note.com/kinugyokutoan/n/nbae5044e11b2

1/21 算命学で捉える人生の節目・転機⑩ 西方納音は「離婚」か「倒産」、いずれの現象となるかの判断
https://note.com/kinugyokutoan/n/na3ccdbcc8f74

1/23 奇数生まれ・偶数生まれ、奇数家族・偶数家族、人間の伸びを左右する「生まれた順番」の気の影響
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1f6045b70648

1/13 算命学で捉える人生の節目・転機④ 天中殺、天中殺は定期的にめぐる人生の節目
https://note.com/kinugyokutoan/n/n946ec2a3baa3

1/17 命式から捉える「自分の身の置き所」① 宿命と環境の一致を実現する。活躍の布陣
https://note.com/kinugyokutoan/n/n317490311f41

1/10 算命学でとらえる捉える人生の節目・転機① 転機が起こる構造と仕組み
https://note.com/kinugyokutoan/n/n2f4a62976a29

1/8 引っ越しに良いタイミングを捉える際の考え方、お子様のための引っ越し、共働き夫婦の引っ越し
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc28cf6083ed8

1/3 地震の捉え方:地震の構造・メカニズムによって捉え方は異なる、地震への国のトップ・首相の影響
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd1799a880b44

12/30 大成する人物に必要な「孤独」の必要性、「孤独」が愛情深い人間を造る仕組み
https://note.com/kinugyokutoan/n/nbb8bd60a38c2

12/15「有形・現実の世界」に資する結婚⑬ 力を発揮させてくれる配偶者、発揮させてくれない配偶者
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc1582cea9039

12/17 十大主星の読み取りのポイント① 構造と陰陽と器、器は十干の性情プラスαで理解する
https://note.com/kinugyokutoan/n/n4f5b18b62c0c

12/13 「実」ができる仕組み、「虚」となる仕組み、天中殺以外にも「虚」となる場合がある
https://note.com/kinugyokutoan/n/nfc0fbaf15173

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash