四正格の二面性、そして実際に知っている人の命式の情報量の話 ※6/3一部修正

陰占の格に「四正格(よんせいかく)」というのがあります。
十二支は四季に分かれますが、
その季節の中の一番真ん中の支で構成された格です。

 

分かりにくいので少し説明すると、
十二支は以下の通り四季に分かれます。

春→寅🐯卯🐰辰🐲
夏→巳🐍午🐴未🐏
秋→申🐵酉🐔戌🐶
冬→亥🐗子🐭丑🐮

 

厳密には、それぞれ最期の辰、未、戌、丑は土用なのでちょっと違うのですが、
方三位は土用の支もその季節という扱いなので、間違いではないです。

 

このうち、真ん中の、
卯、午、酉、子が命式の地支に一個ずつ3つある場合を四正格といいます。

 

四正の支は、
その季節をパキッと表していて、
濁りや遊びがありません。
土用の支が清濁併せ呑む懐の深さがあるのに比べると、とても純粋で、まさに「正しい」感じ。
また、他人から見たときに複雑さがないので人に好かれやすく、理解されやすい感じもあります。

 

この四正の支が命式の何処かにある場合、
その場所に相応する人間関係は分かりやすいのではないかと思います。

※「円満」→「分かりやすい」に変更しました。パキッとしているので合う合わないが明確です。

 

で、四正格。
年支、月支、日支のすべてが四正の支の場合、この格に入格します。
年支から順番に春夏秋冬が巡るのが上格といわれますが、
揃うだけでも十分すごいです。

 

この格の人は、
年支(外面、スタート)、月支(考え方、プロセス)、日支(内面、結果)のすべてがパキッとしていて妥協がない、
何かを徹底的に極めるタイプの大物で、何かの分野で象徴的なヒーローになります。
(メディアなどで取り上げられるのは、
物事を複雑に掘り下げたり、その分野を清濁合わせ飲みながら支えている人ではなく、分かりやすい役割を担い、シンプルな言葉で語れる人ですが、そんなイメージ。)

 

教科書などでは、
学術分野とか芸術分野など、忌憚なく極めていける分野で活躍すると書かれていますが、
駆け引きや根回しなどではなく能力で戦えるような分野であれば実業の世界などでも活躍するかもしれません。

 

一方で「英雄色を好む」といいますが、
この格の人は、
パキッと分かりやすいので好かれやすい、その結果として色恋も華やかになります。

 

実は四正格は「文曲」「桃花」という2つの呼び名があり、
前者の学術・芸術の分野で活躍する場合を文曲、
後者の色恋華やかな場合を桃花といいます。

守護神が透干している場合は文曲になりやすく、
忌神が透干している場合は桃花になりやすいといわれますが、
大運、年運など後天運では守護神が巡ることも忌神が巡ることもあるので、
この格の人はその両方の要素を持つといえます。

 

この四正格、四生格とか四鎮貴格などと一緒に、算命学を学び始めた当初習ったのですが、
あまり見たことがなかったので、なんとなくすっかりその存在を忘れていました。

 

が、
つい最近、この格の方の命式を拝見して「なるほど、こういうことか」
と納得した次第。
で、整理してみました。

 

ちなみに、
講義や教科書だけでは机上の論理としてイマイチぴんとこなかったりするものですが、
その人となりを知っている人の命式として見ると、一気にものすごい情報量でその命式や格の意味が雪崩のように流れ込んできます。
(このあたりは龍高星的な学び、ということかもしれません。)

 

最近は割と内向きに過ごしていますが、
少し前までけっこうな勢いでたくさんの人とお会いしていたことが、ここで役に立っています。

 

人と命式を突き合わせながら精緻に繰り返し眺めることで分かること、気づくことが、本当に多い。

そのことを再認識したので、
ファイリングして折に触れて改めて丁寧に見ていこうと思います。

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

7 件のコメント

  • はじめまして。楽しくブログを読まさせていただいております
    私も戌亥天中殺でコメントしてよいものか、悩みましたが…
    卯・午・酉と命式にあり、来年四正格ピチッとまわります。
    年干支が納音となり、少し自分の心がざわついております。
    もう少し四正格詳しく知りたいです
    そろそろ算命学をガチで学ばなければいけない時期かなーと思っているのですが来年はスタート時期では無いのでしょうか?年内に準備した方がよいのでしょうか?

  • ラブヤさん
    コメントありがとうございます。
    四正格は実例を眺めないとわかりにくいですね。
    意味としては四つの季節の粋で構成される気配なので、濁りなく妥協のできない時期ということになります。
    世の中、妥協なく生きることは結構難しく、
    環境にめぐまれれば妥協しないことが評価される一方、
    環境にめぐまれなければ妥協できないことで叩かれたりします。
    (よって環境にめぐまれないと世を儚んで自堕落な生活に向かってしまったりします)
    四正格を活かすということを考える場合、
    その妥協のなさを活かせる世界が望ましく、それが学問や芸術の世界ということになります。
    一般社会では妥協なく生きるのは難しいですからね。
    生活のすべてを妥協のない世界に移すのは難しいかもしれませんが、何かしら妥協なく取り組める世界を持つとうまく消化できるように思います。
    スタートの時期かは宿命によります。
    生年月日をお知らせいただければ答えられることもあるかもしれないです。
    算命学はいろんな面で参考になるので、勉強されると良いと思いますよ。

  • 返信ありがとうございます
    私は芸術より学問派かなーと何となく感じてます。
    1969.6.21 🚺です
    お忙しいと思いますがザザッと観ていただけたら
    助かります。
    学ぶとしたら高尾学館通信科で勉強したいと思ってます。

  • ラブヤさん
    返信が遅くなりました。
    算命学の勉強の開始時期ですが、もしビジネスにするつもりがないなら今年から始められることをお勧めします。
    天中殺期間ですが、研鑽のための勉強なら始めても問題ないと思います。
    天中殺ながら今年は西方半会なので自分と向き合うことの実りも大きいように思います。
    納音を避けるか天中殺を避けるか、考え方によりますが、中央納音に加えて西方に刑、東に破が並ぶので、家庭において算命学を学ぶことについて反対される、そうしたことを気兼ねしながら学ぶことになる可能性を感じるので、私なら今年から勉強を開始すると思います。

  • ありがとうございました
    金鳥玉兎庵さまのブログには、本当にたくさんの貴重なことが
    書かれてあり すごく勉強になりますし
    すごく助かっております。
    感謝

  • 更に1年遅らせることも考えて、いましたが…
    心を決めることができました。
    家庭では、理解しては、もらえないので
    コソコソ勉強する形になると思います笑

  • ラブヤさん
    ありがとうございます。
    そして、応援しています!
    中央納音は折り返しなので、勉強を始めてみると何か価値観が大きく変わることもあるかもしれませんね。
    また、刑が西方にまわると何かと気兼ねすることも増えるように思いますが、そうしたプロセスを経てちょうど良いバランスを見つけられることもあると思います。
    苦しいときは「プロセス」と割り切って取り組まれることをお勧めします。

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