年末のご挨拶

本年も、たくさんの方よりお力添えを賜りまして、たいへんありがとうございました。

今年は、想定外に、公私にわたり多忙を極めた一年でしたが、
折々に、助けてくださった方、応援してくださった方、支えてくださった方々のおかげで、この一年を無事に過ごすことが出来ました。
本当に、ありがとうございます。

今年、noteでの配信は4年目となりましたが、継続期間は1400日を超え、
多忙の中にありながら継続することができましたのは、ひとえに皆さまのお力添えあってのことでした。

また、3月からは、たくさんの方のご要望を受けて、そのnoteの上級編の再配信を開始しましたが、
そうしたご要望をいただくことができたこと、
また、共に学びの道を歩んでくださる方が増えたことも心強く感じられ、励みとなりました。
心より感謝申し上げます。

加えて今年は、伊勢神宮にお呼びいただき、
たいへん荘厳なお神楽を拝見する機会に数多く恵まれ、
奈良の大仏様に参詣させていただくことができた年でもありましたが、
これもひとえに、ご縁をつないでくださった方のお蔭であり、感謝の念に堪えません。

来る年は、賜りましたたくさんのご恩に報いることができるよう、
つないでいただいたご縁を次につないでいけるよう、身を尽くしてまいります。

一年の終わりに寄せて、故郷にゆかりの熊沢蕃山の歌を挙げ、
これをもって一年を締めくくるとともに、来る年における心組みといたしたいと思います。

うきことの なお此上につもれかし　かぎりある身の力ためさん

年末、幸田露伴先生の「惜福の工夫」という言葉が心に架かりましたことを受けて、この歌を選びました。

蕃山は、江戸初期の陽明学者ですが、幕府が官学とする朱子学と対立する立場であったために、その生涯は困難に満ちたものであったといわれます。
しかし、そうした艱難を踏み越えて学問の道を全うされた、その在り方に思いを致し、
これをもって年末の挨拶とさせていただきます。

皆様にとって来たる年が実りある歳となりますよう、心より祈念申し上げます。

良いお年をお迎えくださいませ。

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