東洋史観からみる生まれた季節ごとの特徴

東洋史観から導かれる法則の続きです。

 

算命学において命式における月支は季節を表しますが、その生まれた季節ごとに人生の歩み方の傾向というのがあり、生まれた季節がわかるとその傾向が分かります。

 

人間もまた自然を構成する一員なので、
その「生まれた季節の自然の姿」に似た特色を持って生まれます。
その人の素の姿は生まれた季節から分かるともいえます。

 

「誕生日」って案外と訊きにくいものですが、「誕生月」なら割とライトに訊けるので、知っておくとその人の傾向をつかみやすく対策を打つのに有効です。

 

ただし、これはあくまでナチュラルな性質、
人間として素の素材、デフォルト設定のようなものであるということをお忘れなく。
大人になれば、それぞれのデフォルトからスタートしつつも様々な苦難を経て、
デフォルトと正反対の見え方をする人もいます。

 

これは、
デフォルトから後退し続けそれ続けた挙句のことである場合と、
デフォルトから進化し続けた先のことである場合があります。
その人がどちらの場合かは、本人の様子を見ていればだいたいわかります。

 

以下、季節ごとのデフォルト設定。

 

☆春生まれ(2月〜4月生まれ)
春は自然界が陽気・湿気を増していき、大自然が成長に向かう季節です。
この季節に生まれた人は、伸びやかで華やかで人情味があります。
人を大切にし、世の中の組織を大切にする人生に向かいやすく、情的で組織集団に与して歩んでいく傾向にあります。

 

☆夏生まれ(5月〜7月生まれ)
夏は自然界における陽気が最大となる季節。
自然は伸び切り、開放的になる時期でもあります。
この季節に生まれた人は、どこかゆとりがあり、開放的で情熱的、個性を大らかに発揮し、自分の夢を果敢に求め生きる人生を選択する傾向にあります。

 

☆秋生まれ(8月〜10月生まれ)
秋は自然界では陰気が増し、乾気も増して動物も植物も次第に萎縮していきます。
この季節に生まれた人は、用心深くなり、堅実に合理的になる傾向にあります。
合理的であるということは、薄情になる可能性も秘めています。

 

冬生まれ(11月〜1月生まれ)
冬は陰気が最大となり、自然界は凝縮され、動きが止まり、その姿を隠し篭ります。
この季節に生まれた人は、人から見て分かりにくく個性が見えにくい傾向にあります。
よって忍耐強く粘り強い人生を選択していきます。
神秘性や奥深さという魅力を湛える可能性もあります。

 

なお、これは生まれた季節による人生の歩み方の傾向ですが、
亡くなった季節によってその人生の満足度を知ることもできます。
(もちろん、絶対ではなくあくまで傾向の話です。)

自分の誕生日の正反対の時期になくなる人というのは、満足度の高い人生になる傾向にあるといわれ、自分の誕生日に近い時期に亡くなる場合は不満足な傾向がある、と言われます。

 

ちなみに父は11月生まれで、9月に他界したので時期的に近いといえるのですが、
季節感としてはほぼ逆(9月は残暑が残り、11月の末は初冬の趣)、ということで、私は父は満足な人生を送ったのだろうと捉えています。

 

ただ、サラリーマンとしては一流のキラキラした人生でしたが、もしサラリーマンとは別の道に心を残していたなら、
(そんな素振りは微塵も見せたことはないですが)
不満足な人生とどこかで感じていたかもしれません。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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