「腹八分」に関する考察

「腹八分」という言葉がありますが、
あれは多分、すべてにおいて望まれる姿勢であるな、
…ということを考えています。

「腹八分」というのは、
「満腹になるまで食事を摂らず八分目程度で食べるのをやめたほうが良い」
…という意味の言葉ですが、

これは例えば、
言いたいことがあるときにも、
「すべてを言い切ってしまうのではなく、八分目程度で抑えておいたほうが良い」とか、
要求したいことがあるときにも、
「極限まで要求するのではなく、八分目程度で抑えておいた方が良い」とか、
会話が弾んでいるときにも、
「会話がしらけるまで会話を続けるのではなく、八分目程度で止めておいたほうが良い」とか、
お化粧をするときにも、
「自分が完璧!と思うところまでやり込むのではなく、八分目程度に留めておいたほうが良い」とか、

そういう日常における諸々から、ビジネスシーンやイベントごとなどを含め、
あらゆる局面において、「腹八分目」程度に留めておくのが良いのだろうな、
…というお話です。

若い頃は、「腹八分」という言葉が、
「空気を読んでほどほどにとどめておきましょう」とか、
「何事もやり過ぎは良くない」とか、
「相手のことも考えて、多少は抑えておきましょう」とか、

…そういう、「協調性の押し付けルール」的なもの、
忖度というか、チキンというか、そういう「本音」や「本気」の対極に在るものであるように思っていたのですけれど、

このところ、算命学の構造を振り返りつつ、

その「腹八分」というのが、
物事を循環させるために必要な神秘的な割合であり、
物事を永続させるために不可欠の仕組みであることに気づき、

この「腹八分」というのは、
これまで私が考えていた「極めて消極的な選択」ではなく、
それよりもはるかにダイナミックな仕掛けを稼働させるためのトリガーであることが分かり、

「腹八分」というのは、すべてにおいて望まれる姿勢であるな、
…ということを考えている次第。

これは、何かに取り組むとき、100%の力で頑張ろう!
…ということを否定するものではありません。

というのも、「100%で取り組む」というそれすらも、
より高い視座、より広い視野で眺めれば、「腹八分」を構成しているものであるからです。

「腹八分」としつこくかいていますが、
これをいいかえれば「2:8の法則」や「パレートの法則」といいかえることも出来ます。

つまり、「腹八分」の本質というのは、
単に「満腹になるまで食事を摂らず八分目程度で食べるのをやめたほうが良い」という、
食事と健康のルールに留まるものではなく、
あの「2:8の法則」や「パレートの法則」に通じる、
この宇宙を貫く循環と継続の仕組みのことを指していたのだといえます。

この説明、ピンとくる方がどれくらいおられるか分かりませんが、
noteのほうでは、算命学がいかにこの「2:8の法則」や「パレートの法則」に貫かれているかについてしつこく書いており、
それと考え合わせれば、上記の内容の奥深さが伝わるのではないかと思います。

ちょっと分かりにくいでしょうか?
…これも、「腹八分」で2割の疑問を残す方が良いのだろうということです。

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