「質問」という横線の世界

先日、知り合いの算命学の先生が、
質問を繰り返す生徒さんを破門にされたそうです。

聞けば、

○他のお教室で聞いたことを前提に、
そのお教室で教えていることに疑問を呈する。

○他のお教室で教わったことの理由を質問する。

○教えている内容について、きちんと理解することなく的外れな質問をする。

…ということが重なり、
その先生は立派な方なので、
最初のうちは、丁寧に回答されていたのだそうですが、

だんだんと、その生徒さんに、
「教えてもらって当然」な態度が見え始め、
教えてもらう立場でありながら、
あたかも「お金払っている客である」ような立場でモノをいうようになったそうで、

そういう姿勢で算命学を学ぶことは、
教える立場のご自身にとっても、
教わる立場のその生徒さんにとっても良くないと気づき、

ちょうど対冲がめぐったタイミングで破門にされたそうです。

さて、上記の3つについて、
おそらく現代的な権利意識の強い方は、
いったい何が問題なのか分からないと思うのですが、

だいたい、きちんとしたお教室の先生であれば、
上記の一つに当てはまるだけでも即刻破門にするはずで、

まだ年若いその先生が、
きちんとそういう生徒さんを破門にされたのは立派なことだな、と思いました。

算命学を教えること、その教えを受けて学ぶこと、というのは、
「タテ線」の世界に属します。

「タテ線」ということは摩擦のない世界であり、
これはつまり、
教えるときはそれを摩擦なく与え教え、
教わったことは素直に受け取るべき世界であるということで、

「疑問を呈する」=摩擦を生じさせる
…ようなことは、ヨコ線の世界に属す世界とは一線を画します。

そういえば、
高尾学館の教科書の誤植について、
鬼の首を取ったように誤りを指摘していた方がおられましたが、

まさに「木を見て森を見ることが出来ない」人物の所業であり、
ヨコ線的に学ぶ人、
教わることに挑みかかるように学ぶ人というのは、
学びの水準や深さというのも自ずと低く浅いものとなっていきます。

現代に生きていると、
潔癖なまでに「正確」であることにこだわる人、
「正確」さに拘ることに自分の正義を投じている人というのがけっこうおられますが、

あらゆるものにおいて、
発展的にして生産的であるものは、
必ず2割前後の「不正確さ」を備えているもので、

100%正確なものというのは、
当たり前のことでしかない無味乾燥なものとなりますね。

そして、
その2割を許容するかが東洋史観と西洋史観を分けています。
その2割を許容する東洋史観とその2割を許容しない西洋史観。

円観的な世界が螺旋のように昇っていくには、
2割の「不可視のもの」が必要で、
それなしには、直線的な世界が出来上がってしまう、
…といえば、わかりますでしょうか。

それにしても、
最近は「権利意識」の強い方が多いですが、
算命学のように、
「誰が教えても同じ」ではないような学問の場合には、
「教えてもらう」という立場をわきまえることはとても大切であるなと思います。

算命学って誰が教えても同じ学問ではないの??
…と、思った方は、
まさに西洋的インスタントな価値観に毒されていて、

お教室にせよ、鑑定にせよ、
その水準は算命学の担い手の力量に大きく左右されるのだということを念頭に、

もしその先生にらお世話になり続けたいと思うならば、
お教室の先生や鑑定士の方を「使い捨てにする」ような失礼をしないようお気をつけくださいませ。

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