偏母・偏夫の星の破天荒

先日、ちょっと感激したことがあったので、記録として書いておきます。
ちなみに、disってるわけではありません、念のため。

さて、日ごろから多少、品のなさが気になっていた女性が、
子供も参加している壇上で、
媚びつつはっちゃける、みたいな様子を目撃して、
「子連れでそれを言うのか!&やるのか!」
…と、多少、驚愕したですけれど、

あんまりびっくりしたので、
ふと思い出して、その方の命式を確認してみましたら、
偏母&偏夫の星があって、
なるほど、こういう星があるとこういうことになるのか、と膝を打った、ということがありました。

偏母とは、母親らしくない母親、いってみれば、ろくでなしの母親。
偏夫とは、夫らしくない夫、いってみれば、ろくでなしの夫です。

ちなみに、その方は女性ですが、
女性が偏夫の星を持つ場合、
「男勝りの、妻らしくない妻」となりますが、
いわゆる知性や品格をが備わっていない女性が偏夫の星をもつ場合、
「男性にだらしがない、妻らしくない妻」となります。

「ろくでなし」などと書くと、
その星をもつ人は、「えー」と、思われそうですが、
「ろくでなし」の生き方というのは、破天荒な生き方ということで、

母親が破天荒なら、それは、「あるべき母親像」からは遠く、ろくでなしかもしれませんが、
そういうあてにならない母親なら、子供はもっとあてになりそうな人を探して外の世界に出て行くもので、
そういう母親、そういう育て方もおもしろいものですし、

妻が破天荒なら、それも「あるべき妻像」からは遠く、ろくでなしですけれど、
歴史を紐解けば、いわゆる昔の「祭りの夜」に、色や春を提供して、陰ながら夫を支える、
本来の「貞淑な妻」には程遠いですが、乱世には、そういう妻もいたわけで、

偏母とか偏夫とか、そういう星を持つ場合には、
それが「宿命消化」の生き方であるような人もいるわけで、非難すべきものではなく、
私も「眉をひそめた」というよりは「驚愕しつつも興味深く」眺めたのでした。

そもそもですが、
偏母=龍高星
偏夫=車騎星
…で、こうしたいわゆる三奇星の一角をしめる星を2つ持つような人は、
多少、あれ?というような資質が見える人の方が、個人的には安心します。(それらの星を持つ私は感激します笑)

このあたりは、少し前にnoteのほうで書きました。
9/18 正夫・正妻の関係と偏夫・偏妻の関係の根本的な違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n71c70a1decca

「きちんとした人」の要素を持つ人は「きちんとした生き方」の先に安心感があり、伸びるもの、
「ろくでなし」の要素を持つ人は「ろくでなしの(破天荒)生き方」の先に安心感があり、伸びるもの。

とはいえ、そこに玉堂星・牽牛星のような正統な知性や品格、矜持といったものを求める星が同居していると、難しさがあり注意が必要です。
繰り返し書いていますが、
玉堂星が知性や品格を損なうと、みられたものではないだらしなさにつながりますし、
牽牛星が品格や矜持を損なうと、そもそもの命の意味が問われることとなります。
玉堂星や牽牛星が「一線を超える」と挽回できないので気をつけねばなりません。

なお、上記は陽占のお話ですが、
それを踏まえて、
その人物が、まっとうにこの世界で存在感を発揮して生きていけるかどうか?
その人物が、自分と相性が良いか、その人物と自分が関わって良いかどうかどうか?
…というのは陰占でみます。

陽占の星だけで判断できないことにも注意しましょう。

⭐︎2022年12月二週目公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m4607a229c6c4

11/9星図で捉える 非常識に生きることが向く人・向かない人、星の配置で分かる得られる縁と作用の強さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/n20e891742cb7

11/7 命式を視覚的に捉えて運の上下の激しさ・存在の安定感をみる、命式を天界と地界に分けて活用する
https://note.com/kinugyokutoan/n/nebb36ce03642

10/28 宿命天中殺がある命式の詳解③中殺された十二大従星の理解と解釈
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd4c26a96e915

10/30 相手が決まっている場合の結婚の相性① 序説 「結婚」の本質は「共同事業」、「結婚」の虚実
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1c83e085b9e3

10/20 若年期・壮年期・晩年期の構造、「年齢」ではなく「役割」の違い、「今」が一番大事な理由
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf6c73bf1619d

10/24 「肉体を持たない十二大従星」の難しさと有形の世界へのアプローチ方法
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc697b2d087bc

10/19 命式詳解「重大な現象」につながる複数の要素、大運天中殺陽転が終わらない事例
https://note.com/kinugyokutoan/n/ne762c23ed7fe

10/17 東方にある陰占散法・陽占相剋は人生の後半において輝くその理由と仕組み
https://note.com/kinugyokutoan/n/n17bcc91f704b

10/10 禄存星・司禄星を知る、なぜ禄存星・司禄星の大運は人生のハイライト・集大成なのか?
https://note.com/kinugyokutoan/n/n667d4384483a

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