けっこう年初から書いていたので、知っている人は知っていると思いますが、
この一年、私は、
「人を平気で裏切る人（平気で人に嘘をつく人）」
「人を平気で利用する人（利用するために人に近づいてくる人）」
…を自分の人生から締め出すために、一生懸命な一年でした。
「人を締め出すの必死な一年だった」
…などと書くと、
ちょっと他人には言い難い、褒められないお話のようですが、
人間、生きていれば、問題が起こる時期というのはあるし、
そういう「問題」に真正面から立ち向かわなければならないこともあるわけで、
私にとって、今年はそういう一年であった、ということです。
ちなみに、
「精神的な問題」、つまり、気に病む、ストレスを感じる、不愉快に感じる、ということが多かったという場合、
それは、陽占の世界で人体星図をもって対処について考えます。
一方、
「現実的な問題」、つまり、現実生活において、実際に迷惑をこうむる、自分の生活環境に害悪を及ぼす、というような場合、
それは、陰占の世界で命式をもって対処について考えます。
今年の問題は、上記のような迷惑な人物が、現実生活に浸食していたので、
「現実的な問題」に対処すべき年だったといえます。
「現実的な問題」というのは、
誰しも定期的にめぐってきます。
12年のサイクルで、対冲とか害、刑などの散法がめぐる時期がその時期ですが、
そんなふうに定期的にめぐる「現実的な問題」が起こる時期というのは、
いってみれば、人生の大掃除をする時期であるともいえ、
無駄に広がった人間関係や、増えすぎた服や家具など、そういう諸々を整理して、
自分を研ぎ澄ませていくべき時期であるといえます。
壊れるとか、衝突する、うまくいかない、などというと、
いかにも「不幸な時期」であるようなのですが、
自分を研ぎ澄ませていくことの先に、大切なものを再確認できる、
壊れていくものは自分にとっていらないものであったことに気づくことができる、
散法の年の本質は、そういうところにあるように思います。
なお、振り返れば、「害」の年というのは、「裏切りや詐欺に注意」といわれますが、
先に挙げた
「人を平気で裏切る人（平気で人に嘘をつく人）」
「人を平気で利用する人（利用するために人に近づいてくる人」
…というのはまさに、害で注意すべき人物であったわけで、
こういう人に対峙したことで、「害」を消化できたのだとしたらありがたかったというべきなのかもしれません。
…「害」の作用は越年するといわれるので、まだ分かりませんが。
なお、そういう厄介な人というのを見分ける方法はないものか？
…と考えつつ、あれこれと調べていたら、
「人を平気で裏切る人（平気で人に嘘をつく人）」は、
ごろごろと転がったと思ったらずぶずぶと海に沈んでいく「岩」の命式、
「人を平気で利用する人（利用するために人に近づいてくる人」のほうは、
除草剤を撒いたら別のところから生え出す「草」の命式で、
岩の方は、人を裏切ることで自ら墓穴を掘っている人、
草の方は、人を利用していることがバレて居場所がなくなると、別の場所、隣町…と転々としている人、
…であることが分かり、
つまるところ、命式を見れば、ある程度、判断がつくことが分かりました。
ちなみに、ずいぶん前にまわりからひどく責められながら絶交した人は、
動くほどに「埋もれていく岩」の人だったことを思い出し、
「変な命式の使い方をしている人」は、
「変な行動をする」ということで、
その兆しが「おかしい」という印象につながるものだな、ということが腹に墜ちました。
ちなみに、先日、その2人のことを私よりもよく知っている方とお話をする機会があったのですが、
図らずも私が感じていたことを裏付ける出来事について聞くことができ、
私の単なる勘違い、思い違いでなかったことが分かったおかげで、安心して歳を越せそうです。
年の暮れにそういう出来事があると、
いろいろ不快な中で葛藤したり悩んだりもしましたが、
「これも正しいプロセス」であり、
そこから学ぶべきことがあったのだということがよく分かります。
なお、
「水に沈む岩」は放っておくと水に沈んでいってしまって存在感を失いますし、
「変転する草」は「転がる岩」につく苔のように安住の地を得ることができない、
…つまり長期的にはさらに苦しいことになるのですが、
そういう変な生き方をしている「岩」も「草」も、改良法はあります。
但し、多くの場合、改良にはそれなりの努力と根気を要するもので、東洋の智慧に対する敬意を欠くような人は、
おそらくその改良を実現することは難しいのではないか、と思います。
というのも、改良とは、それを「習慣化する」ことなので、
「一度の大手術」とか「一度のおまじない」などとはまるで異なるものだからです。
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