存在の密度

現代日本では「平等」を一生懸命掲げて、
公立の学校などが「みんなが同じように扱われる」ことを推奨しています。

大手企業や、官公庁など、たくさんの人が働いている組織においても、
みんなが「同じように扱われること」が推奨されます。

さて、そういう「オモテ」の世界ではそうなのですが、

実際には、同じことをしても、
許される人と許されない人がいる、

あるいは、
同じことをしても、
評価される人と、評価されない人がいる、
ほめられる人と、ほめられない人がいるもの。

この違いはいったい何なのか?といえば、

一義的には、宿命を消化しているかどうか、
つまり人体星図に応じているか、 命式に応じているか、

…ということなのですが、

それに加えて「存在の密度」のようなものも、けっこう影響があるな、ということを最近よく感じています。

これはつまり、
宿命消化はもちろん重要なのですが、
例えば、がっつり宿命消化をしないと陽転しない人と、
多少ズレていても陽転する人がいる、その理由も 「存在の密度」なのだろう、ということです。

「宿命消化」と一言で言っても、
その厚みというか深さというか…その「消化度」というのはいろいろあって、

数多ある宿命の要素のすべてを消化していなくても、
一部において突出した消化をしている場合、その人物は「存在の密度」のようなものを備えるような感じがあります。

もっとも、
「欠くべからざる要素」の消化が欠けている場合には、
一部において突出していてもまるで意味がなく、 六旬目も越えられないのですが、

例えばその「欠くべからざる要素」において突出した消化をしている場合、
他の要素が多少欠けていても、密度の高い存在感を得ていて、

なんていうか、
「侵しがたい存在」としてそこに屹立するかのごとくそこにいる印象、
…といって伝わりますでしょうか。

そしてそういう人は、

同じことをしても、
他の人が影響力を行使できないところで影響力を行使する
他の人が注目を集められないところで注目を集める、ということができているもの。

例えば、イベントなどの集客とか、仕切り役とかでも、

同じことを言っても、
その言葉で「人を動かせる人」と「人を動かせない人」がいますが、
それも「存在の密度」が影響しているな、と思います。

必ずしも、身強だから動かせる、身弱だから動かせない、ということではないような。

ちなみに、
そういう「存在の密度」が低い人でも、
ルールを盾にすれば人を動かすことができるので、
その意味で、大手企業や、官公庁などで働くべきは「存在の密度」が低い人なんじゃないかな?
と、思っています。

本質的な意味で「存在の密度」を得たら、
とても、みんなが 「同じように扱われることが推奨される環境」で働き続けることなどできまません。

もっとも、大手企業や、官公庁などで働くことに良さがある星、
例えば牽牛星があるような方はまた別です。

ちなみに、
「存在の密度」はそれが同水準の人とつながる…という作用もあります。

つまり、
「存在の密度」が同じ水準の人としか基本的に仲良くなることはない、

…ということで、

例えば、
密度が同じくらいの人と会う約束は不思議とふつうに実現する一方、
密度が異なる人との会う約束などは不思議と不可抗力などで実現できなくなる、みたいなこともあります。

前に、定期的に足を運び楽しみにしていた知り合いの演奏会の日、
家を出たら嘘みたいな土砂降りになり、
それでもタクシーを乗り継いで駆け付けたのに遅刻して、
結局、コンサート会場に入れなかった、ということがありました。

そういうのは、
「密度が変わったよ」
「住む世界が変わったよ」というサインなのだと思っています。

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