「能書きを垂れる」とは、
自分の優れた点や得意なことなどを得意げに言い立てる意味の言葉だそうですが、
実際には、その「自分の優れた点や得意なこと」が実益を為さない場合に使われます。
「自分の優れた点や得意なこと」を活かして何かをしたい、何かを成し遂げたい…みたいな話をすれば、
それは、「夢を語る」ということですが、
その夢が、何年経ってもまるで実現されない中、
その「自分の優れた点や得意なこと」を口にするばかりであるような場合に、
「能書きを垂れる」といわれます。
「夢を語っている」といわれていたはずのことが、
「能書きを垂れる」という言われ方になるまでの期間はどれくらいか？
…と考えてみるに、
まわりを見ていると、感覚としては5年くらいかな？と思っています。
だいたい、
「あれができます、これができます！」といって夢を高らかに語っていたような人が、
5年経っても同じようなこと言っている「だけ」の場合、あの人は「能書きだけ」…といわれるような。
もちろん、10年、20年の期間を経て、夢を実現される方もおられますが、
だいたい、5年くらいを区切りに、取り巻く人間関係はかなり変わるんじゃないかな？と思っています。
どう変わるのか？といえば、
「能書きだけ」でもOKな人たちは、変わらず人間関係を維持してくれる一方、
「能書きだけ」ではNGだと判断する人たちは、離れていくみたいな感じで変わります。
いわゆる仕事において、明確に成果を意識して働いているような人、
成果を確実に求められるような働き方をしているような人は、
プライベートにおいても、「能書きだけ」ではNGだと考える傾向にあり（それとはっきり口にするかは別にして）、
仕事をしていない人や、明確な成果を求められないような働き方をしているような人は、
プライベートにおいても、「能書きだけ」でもOKと、気にせず受け入れることができる傾向にあるように思いますがどうでしょう。
さて、先日、こうした話をしていた際に、
本来、ここでいう「プライベート」が「人生において取り組むべき仕事」であって、
そっちのほうを、いわゆる「お金を稼ぐために今やっていること」とか「勤務先での仕事」などの「仕事」より優先すべき、
…と考えているか、
「プライベート」は娯楽の延長であって
それよりも「お金を稼ぐために今やっていること」や「勤務先での仕事」などの「仕事」のほうを優先すべき、
…と考えているか、
…という人生観・仕事観の、違いもあるよね、という指摘があってハッとしました。
これはつまり、
「自分の優れた点や得意なこと」を活かして何かをしたい、何かを成し遂げたい…というそれを、
「仕事にする」と決めて本気で取り組んでいる人と、
「お金のために働いている仕事」よりも劣後するものとして取り組んでいる人の違い、ということですが、
だとしたら、
「能書きだけ」と残念に思う人と、
「能書き」だけでOKと思う人とでは、
そもそもの「能書き」の位置づけからして異なるわけで、
話がかみ合わないのも、もっといえば、生き方がまるで重ならないのも当然のこと。
…その話がすごく心に残っていて、つらつらと書いてしまいました。
なお、本日から、noteでは人体星図の詳解技法について書きはじめましたが、
「自分の優れた点や得意なこと」を活かして何かをしたい、何かを成し遂げたい…というそれが東方の星なら、
「仕事にする」と決めて本気で取り組むべきですし、
「自分の優れた点や得意なこと」を活かして何かをしたい、何かを成し遂げたい…というそれが東方の星ではないなら、
「お金のために働いている仕事」よりも劣後するものとして取り組んでいても良いわけで、
（東方の星以外はお金にならないので）
別に、どちらが正しい、ということではありません。念のため。
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7/9「東方の星（＝仕事・お金になる星）」を光らせる際に見落とされがちな重要ポイント
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