「無責任な応援」の危険性

世の中に出て行くとき、
つまり、身内や仲間、あるいは近所の人たちといった、
自分の「居場所」から出て社会・世間で活躍していくときには、
苦しさや困難、葛藤といったものを乗り越えなければうまくいくことはありません。

これは、人体星図の自然な配置の東方が相剋になっていること、
厳密にいえば、
中央が東方に剋される=自分が世間・社会に剋される
…という配置に成っていることから分かります。

つまり、
身内や仲間、あるいは近所の人たちといった、
自分の「居場所」から出て社会・世間で活躍していく際には、
避けがたく困難や葛藤があるということであり、

その困難や葛藤を踏み越えてこそ、
自分の「居場所」から出て社会・世間で活躍していくことができるのだ、
…ということです。

いやいや、私は苦しさや困難、葛藤なく、
まわりの人に応援されてラクにスムーズに活躍していますよ…
という人もいますが、
それはそういう「宿命」を持っている場合であって、

基本的には社会・世間に出るには困難や葛藤が必要であり、
それなしには、
その応援してくれている「まわりの人」の範囲を超えて活躍することができず、
その応援してくれている「まわりの人」がいなくなれば、活躍することが出来なくなります。

よって、「まわりの人」の範囲での活躍を目指す、
地域限定芸人とか、近所の有名人とか、そういう立ち位置を目指すなら、
別に困難や葛藤などはいらない、という言い方もできます。

とはいえ、「まわりの人」に持ち上げられてその気になって、
「まわりの人」を踏み台にして飛ぼうとした途端にイカロスのように羽が溶けて地に墜ちる、というのはよくあることで、
そういう事態になって「まわりの人」を逆恨みする人などもいるので、
やはり「地域限定芸人とか、近所の有名人」を目指すことはお勧めできるものでもないですが。

だいたい「まわりの人」の応援というのは無責任なもので、
その応援を鵜呑みにすることで、本来の道ではない道に頑張ってしまう、みたいなことも多くあります。

なお、これについて思い出したのが、
一昨日noteのほうで取り上げた、宿命を大きくそれ、有願に拘り続けて自殺された方のことです。

その方は、三旬目・四旬目に禄存星・司禄星がめぐり、大運天中殺が大きく陽転した方なのですが、
禄存星・司禄星の陽転により、大いに引力本能が発揮され、
たいへんな人気と支持を集めたためにその職業に固執し、
本来の道は別にあったのに、それを無視して突き進み、破壊的な結果となりました。

もっとも、その方は、たいへんな名誉を得て、歴史に名を遺されたので、
それが不幸なのかどうか、評価は分かれると思いますが、
やはり自殺を選んだということは不幸だったのではないかと思います。

そう考えると、
良かれと思って応援する、というのも、
実はけっこう無責任にして罪作りであることが分かりますね。

身近なところで、
知り合いが、良かれと思って「普通の主婦」にスポットライトをあてて、
その先に本人が乗り気になってその道を邁進し、けれど結局思うようにいかず、
思うようにいかないことについて、その応援してくれた知り合いを逆恨みしている、という話がありますが、

その意味では、むしろうまくいかなくて良かったですね、と思うとともに、
その「良かれと思って普通の人にスポットライトをあてる」ということの罪深さも感じるところであります。

⭐︎2022年6月一週目のマガジンを公開しました🌷
※「お金持ちになる命式」を5回に分けて説明しており、全てまとめてご覧いただくほうが良い内容です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/m49630503cb3d

4/30 お金持ちになる命式① 陰占の財と陽占の財、暗合という財に執着する要素
https://note.com/kinugyokutoan/n/n18aa7e304196

4/28 干合支害と干合支合の違い、現象化のトリガーと 「干合支害」をかわす方法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0d88f85edcc9

4/25 「二度運」の命式で再婚運にならないケース、同質五行の十大主星が複数ある意味とその消化
https://note.com/kinugyokutoan/n/n38a189413f24

4/26 親の存在が大事な星、天貴星の素直さが捻じれるケース、親が十二大従星を歪めるケース
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf7b58f9bed6d

4/14 常に進化・成長しなければ淘汰されるこの世の仕組み、存在し続けるため「成長」が必要な理由
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncd88c23818f0

4/15 天皇家に見る各代が担う役割と、足利将軍家・徳川将軍家が15代で終わった理由
https://note.com/kinugyokutoan/n/n727e23227249

4/8 同じ十二大従星が複数あるときの構造的理解、意味と作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n247042a56bdb?magazine_key=mfcc3585f2d34

4/6 「壮年期にある天印星の光らせ方の難しさ」と天印星を通して知る十二大従星の仮面と役割
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1dc719037f6c

3/30 土性特有の難しさ、土性を発揮するために要する時間とその方法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n07b43a73cfd4

3/11 命式詳解③ 陽占を読むときのポイントと誤解の多い「晩年期天将星」の生き方
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8109115cdf51

1/27 ちょっと深い天中殺の仕組みと構造、「天の助けが得られない」ということの意味
https://note.com/kinugyokutoan/n/na7ba8c0e71aa?magazine_key=m351c585f101b

⭐︎「東方の星と南方の星の組み合わせ(全パターンあり)」を中心に、
「適職」や「出世」に関する投稿を「適職に関する投稿のまとめ」としてマガジンにしました📚
https://note.com/kinugyokutoan/m/m0b5d9b4bbd45

⭐︎サークルはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

⭐︎マガジン統合版

○2022年2月のマガジン🌼十大主星の陰転陽転など
https://note.com/kinugyokutoan/m/m31bbae8bf16a

○2021年11月公開のマガジン🪷
https://note.com/kinugyokutoan/m/m55a099b69e39

○2020年上半期のマガジン🌷232本
https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

※マガジンは2020年4月〜2022年2月まであります(2022年5月現在)
天中殺、適職等のまとめマガジンと重複している部分もある点にご留意くださいませ。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash