組織における「評価」について

本日は6月10日ですね。
賞与日です、という方も多いのではないかと思います。

賞与と連動するのは「評価」ですが、
若いうちは、こういう 「評価」をそのまま受け取り一喜一憂するものではあるのですけれど、

30代になればその「評価」を利用することを、
40代にもなればその「評価」と自分を切り離すことを考えたほうが良いように思います。

これは、
組織を出ることを志向している人はもちろん、
組織をのぼっていくこと志向している人も同様です。

そもそもですが、
賞与に連動する「評価」というのは、
その組織にとって是か非か、というモノサシでなされるものであり、
個々人の能力・才能とはまるで関係がありません。

もっといえば、そもそもの「評価」というのが、
評価者たる上司にとって是か非か、というモノサシでなされることも往々にしてあり、

その意味で言えば、
組織で「評価」されることは、
多少賞与が増え、 多少気分が良くなる程度のものであると割り切るべきでものでもあり、

「評価」 にそれ以上の意味を与えてしまうと、 「自分」を失ってしまうリスクがあるので気を付けましょう。

実際、算命学においても、
30歳までは、社会を知る期間、世の中を知る期間、自分ではないものを知る期間なので、
他人の評価を意識することは有用ですが、

30歳を越えれば、 それは自分を知り、 自分を掘り下げ、自分を研ぎ澄ませていくべき期間なので、
フォーカスすべきは他人の意見ではなく自分の心の声であって、

通常は、40歳を過ぎてなお、
他人の評価や他人の声にばかり耳を向けていると、
だいたい骨折したり大病したりして、と自分に目を向けるよう促されることになります。

よって、
組織を登りたい人も、組織を離れたい人も、
同様に、
30代になればその「評価」を利用することを、
40代にもなればその「評価」と自分を切り離すことを考えたほうが良いわけです。

「評価」 を利用するとはどういうことかといえば、
その「評価」をテコにして自分の向かいたい道を見定めることをいっていて、

「評価」と自分を切り離すとはどういうことかといえば、
その「評価」とは別に自分が評価される世界を持つべきことをいっています。

なお、「評価」をテコにして自分の向かいたい道を見定めるには、広い視野が必要ですが、
大運の三旬目(だいたい30代でめぐる)には「気が大きくなる」、 「自分がどこまでもいける」感じがあるので、 自然と視野も広くなります。

「評価」と自分を切り離すには、視点の転換、 目指す方向の転換が必要ですが、
大運の四旬目(だいたい40代でめぐる)には 「視点が転換する」 「目指す方向が転換する」ということが促される時期なので、

これもやはり自然にしていれば、黙っていても、視点が転換し、 目指す方向が転換するもの。

但し、一般的な企業、
取り分け大企業で働いているようなサラリーマンは、
だいたいそのくらいの年齢になると案外と考えが凝り固まり、

地位や立場が高くなっている人であればあるほど、
無理やり、組織に執着しようとしたり、組織の評価のために自分を投げ出したりする傾向にありますね。

そういう「組織の評価のために自分を投げ出した人」 というのは、
本来の 「自分」 から外れているために、たいへんな不快感に苛まされることになるわけですが、

そうはいっても、「組織」に執着しているので、その不快感を 「組織」 にぶつけることはできません。

それでどうするのかといえば、
家庭において、
配偶者や子供を攻撃することで自分の不快感を紛らわせる、みたいなことをするのです。

ちょっと振り返ってみれば、
心当たりがあります という方もいるのではないでしょうか。

それと気づかれましたら、
恐らくそれは「赤信号」です。

放置すれば、
家庭が壊れるか、 自分の身体が壊れるかして、
その先において、執着していたその「会社での評価」 が壊れます。

気づいた時点で勇気を出して、 何らかの対処をされることをお勧めいたします。

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