「比和」の躍進

年齢において「ひとまわり」といえば12歳異なることをいいますが、
12というのは、人生の単位としてとても重要です。

というのも、
天中殺を基準に考えれば、
人生は天中殺の間に仕込まれたことがその後10年かけて展開していくものですし、
比和(自分が生まれた十二支)を基準に考えれば、
人生はその十二支からの12年において成長した度合いに応じて、
次の比和(自分が十二支がめぐるタイミング)において次元が上がっていくものだからです。

さて、天中殺を基準とする流れは多くの方が意識しているものですが、
実際の現象を眺めてみると、
くっきりと現象が現れるのは比和を基準とするサイクルのほうで、

日々、研さんを積みながら成長の道を歩んでいる方ほど、
比和のタイミングでまわりが驚くような躍進を遂げられる傾向にあるように思います。

これは、そのタイミングに比和がめぐると認識しているかどうかに関わらず、
知らず知らずのうちにそういう飛躍を実現する、
それと意識することなくなぜかそのタイミングで大きな前進に導かれる、という感じのもの。

比和というのは
自己確立とともに「新たなスタート」という意味があり、
そこには必ずしも「躍進」とか「大きな前進」という意味はないのですが、

そこまで頑張ってきた先に次元が上がってリスタートするその姿を客観的に眺めれば、
「躍進」とか「大きな前進」に映るのだろうと思います。

先日、久しぶりに親しい人たちとお会いしたところ、
二人の方からそれぞれに新しい人生の一歩を踏み出す報告があったのですが、
ともに比和がめぐるタイミングでのその躍進に、

あぁこの人たちは、
日頃から研さんを積み、狡いことをせず、人間として立派に過ごされた来たんだろうな、
…ということが伝わってきました。

人から見えるところだけでなく、
それと人に知られないところであっても、
相応に立派に過ごしてきた人でなければ比和のタイミングでそういう「躍進」は実現しないもの。

比和のタイミングというのは、
そんなふうに、それまで生きてきたことの「答え合わせ」ができるタイミングでもあるように思います。

そんな親しい人たちの飛躍や発展を眺めつつ、
比和の意味に思いを致しつつ、
私もしっかりと正しく研さんを積みながら生きていかねば、と思いました。

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2/12 天中殺に似た現象を引き起こす位相法
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