クリスマスプレゼントは「目覚め」

クリスマスの朝は映画館でサンタさんからのプレゼントを受け取りました。

観たのは『マトリックス・レザレクションズ』。

ファンの多い映画なので、
いろいろと書いている方々がおられますが、

一言でいえば「リマインド」の作品で、
20年前のマトリックスシリーズに影響を受けて、
「目覚めて生きる」ことに向かった人たち、

けれどだんだんと日常に埋没し、
眠るように生きている人たちに向けたリマインド。

マトリックスシリーズをアクション映画だと思っている人もいますが、
実際にはとても哲学的にしてスピリチュアルな映画で、
世界の仕組み、人間の人生の法則について描かれた映画です。

散文的であるがゆえに分かりにくさがあるのですが、
その分かりにくさゆえに思考させられ、
散りばめられた象徴的にして抽象的な言葉と画像（映像というよりは画像）によって、
その思考が深いところに導かれていきます。

そして目覚める。

クリスマスの朝に見るのにふさわしい映画であったと思います。

以下、補足の雑感ですがネタバレを含みますのでご注意くださいませ。

さて、今回のこの映画、日本らしい場所を走る電車？新幹線？が出てきたり、
マトリックス・コード（緑色の雨のように降ってくる文字）にカタカナがたくさん見えたりと、
日本を意識させる要素が多少折り込まれているのですが、

もっとも日本的だと感じたのは、
前回のネオ（男性）の目覚めを導いたのはトリニティ（女性）だったのですが、
今回は、ネオ（男性）がトリニティ（女性）の目覚めを促した、という点。

この構図、古事記におけるイザナギとイザナミのやり取りそのものですよね。
最初、イザナミがイザナギを誘って子供を造ったけれどうまくいかず、
次に、イザナギがイザナミを誘って子供を造ったら八百万の神々が生まれた、というあのお話に通じているな、と思ったのですがどうでしょう？

なお、この映画、エンドロール中に、
「ママとパパへ、すべては愛から始まる」
…という言葉が流れるのですが、

これはつまり、「愛のない仕事」「愛のない関係」からは何も始まらない、
ということを言っているのかな？

「パパとママ」ではなく「ママとパパ」、という並びにも当然に意図があるはずなので、それを含めて、このエンドロールの言葉の意味を、もう少し考えてみたいと思います。

映画は川崎のチネチッタにて。
パソコンに詳しい友人に誘ってもらっていったのですが、
帰りに量販店に寄り、その友人のアドバイスでsurfaceのラップトップ4を買ってまいりました。

これもクリスマスプレゼント。副賞みたいな感じの笑

わざわざバックアップのパソコンを備えていったいどこに向かうのか？
ちょっとスイッチが入ります。

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