住宅購入の戦略とアプローチ

先ほど書いたダブルスタンダードについて考えるきっかけとなったことなので、これも転記しておきます。

ダイレクトに算命学には関係ないのですが、強いていえば、世の中の両極についての考察、ということで「東洋思想」のカテゴリに入れておきます。

……….

住宅ローン金利が10年固定0.65%/年の衝撃はさておき、
気づいてる人は気づいていると思いますが、
ここ数年、販売戸数は減少を続けてるのに、販売価格は上がり続けています。

 

オリンピックが終わったら、
下がるかも?とよくいわれますが、
個人的には、
円高とか資源高とかで一旦上がったお菓子の価格などが下がらないのと同様に、
需要のあるエリアでは価格が下がることはなさそうだな、と思います。

 

「消費税が上がったら買い手が減る」とか、
「マーケットが冷え込んだら不動産価格は下がる」
とか一般論としてニュースで語られるのですが、
それは文字通り「一般論」であって、
需給バランスがとれた平均的なマーケットにおいて言えることであり、

多くの買い手が集中するマーケットにおいてその「一般論」はあまり当てはまりません。

 

普通のバッグの価格が10年前より値下がりしても、
シャネルのバッグは10年前の倍以上の価格になっているのと同じ感じで、あるいは、
繁盛店は、客が店を選ぶのではなく店が客を選ぶのと同じ感じ感じで、

買い手が集中し、一方で供給量が限られているところでは、市場原理は働きません。

 

いってみればそこは、
早い者勝ちとかコネがある人勝ち、
信用のある人勝ち、
そして最近は「めんどくさくない人勝ち」というのも加わった感じがします。

 

ということで、
需要の多いマンションを買う場合と、
それほどでもないマンションを買う場合とでは戦略もアプローチも全く異なります。

 

先週たまたまマンションの購入について立て続けに相談を受けたのですが、
需要の多いエリアの場合、
資力があっても「モノがなくて買えない」ということがけっこうあるので、
希望に叶う物件を見つけて買うと決めたらさっさとマーケット云々言わずに買うのが良いのではないかな?
と思います。

 

大きな買い物ではありますが、
引く手数多の物件の場合、
そこで慎重に吟味したり考えたりする時間というのはほとんどなく、
そうこうしているうちに気づいたら売れていた、ということはよくあることです。

 

ちなみに、
実際に買いに行った場合は、
営業マンの人に対して偉そうに振る舞わないことです。

 

大きな買い物をするので、
「こっちは客だ!」
と、偉そうに振る舞う人がたまにいますけれど、
需要の多いマンションなどの場合、
「営業マンに嫌われると買えない」
ということが実はけっこうあります。

 

慇懃すぎるくらいに丁寧な、
感じの良い客として印象に残した方がずっと得です。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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