薫玉堂さまの「観月の香皿」と「殿上伽羅」

安土桃山時代創業、
日本最古の御香調進所である薫玉堂さまの、

お香皿である「観月の香皿」と、
希少な香木である伽羅のお線香をいただきました。

香皿は、水面に映る月の姿をイメージしたもの、
伽羅は「殿上伽羅」という霧箱入りものです。
たいへんに上質なものを、ありがとうございます。

今般、8年も前から目標としておられたお役目を担われることになられたそうで、
そのお礼としていただきました。

「古来、武人は香道を好む」といわれ、
「東方車騎星」の私には、とてもありがたい贈り物です。
また、格式あるお品は、中央の牽牛星が喜びます。

「玉兎」が示す「月」の名を冠した立派な香皿であることも嬉しいところ。
今月21日は中秋の名月ですが、香りを楽しみながら月を愛でられると良いな、と思います。

さまざまにご配慮を賜りまして、ありがとうございます。

なお、その方も、私と同じ東方車騎星の方。

けれど、最初にご相談を承った際は、ずいぶんと柔らかく優し気な印象で、
とても素敵な方でしたけれど、車騎星っぽさはあまり感じられない印象でした。

それが、つい先日ご相談を承った際は、
びっくりするくらいパキっとした、凛々しいような印象を受けたので、

あ、きっと活躍されているのだろうな、
…と思っていた、
その矢先の、大任への抜擢のご報告でした。
おめでとうございます。

かねがね、「世に出る星」は東方ですよ、ということを書いていますけれど、

車騎星というのは、とりわけ女性には不人気というか、
星の在り方と「社会的に求められる女性らしさ」が必ずしも一致しないので、
星を使う、ということにためらわれる方も少なからずおられます。

しかしきちんと光らせると、
健やかに東方の星を光らせている方は、本当に、確実に、活躍されていますね。

東方の星はとても目立つので、ちょっとお話をするだけでも、
その人が活躍するかどうか、活躍しているかどうか、その活躍が本物かどうか、だいたい分かるものであるように思います。

ぜひその「東方車騎星」を大切に、
今後のご活躍を、心より祈念しております。

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