位相法の相性における活用

昨年の5月から自分の企画で開始した、とある事業があります。
約一年かけて試行錯誤を重ね、工数を整理したり、リスク管理の仕組みを作ったり、
社内の調整やら役割分担やらに心を砕いたりして、
このところようやく安定軌道に乗りはじめた感じです。

 

組織においては「あるある」なのですが、
そうして安定軌道に乗り、効果も目に見えるカタチで出始めて注目度が上がってくると、
あちこちから、
それに関与したいとか、
それは自分が関与した方が効果的だとか、
あるいは、
こちら部の方が主体的に運営すべきである等の様々な声が上がり始めます。

 

こういうとき、
「これは私の企画です!」
と強く主張して死守できる人はすごいと思うのですが、
まぁ組織においてそれをするとあまり良いようには転がりません。

少なくとも私はそれで上手くいったことはありません。

これは、東が半会していて西が対冲している
(物事の始め、導入においてはうまくいくけど、結果は壊れる)ということもあるのだろうと思いますし、
私は戊亥生月天中殺なので、黒子に徹することで役割を果たせるからというのもあるのだろうと思いますが、
これまでも同様の局面を何度も経験してきました。

 

ということで、
そんな「いつか来た道」をどうしたものか?
と思っていたのですが、
今回は、なんとそうしたプロセスを逐一報告していた上司が立ち上がってくれてガツンと社内整理をしてくださいました。

 

まぁ、セクショナリズムと言ってしまえばそれまでで、そうやってある意味では他部署を排斥するような動きというのは褒められないと見る向きもあるとは思いますが、
当事者にしてみれば、士気に関わる重大事。
出向で今の職場にいるので、いずれ手放さなければいけない事業ではあるのですが、
まぁ、少しくらい果実を味わいたいよね、という思いもあったので、こうした上司の素早い動きはとてもありがたかったです。

 

「社内整理」くらい自分で出来ないの?
というご指摘もありそうなのですが、
不思議なことに、入口や導入、プロセスにおける社内調整はいくらでもできるのに、
コト「結果」とか「成果」についての調整があまり得意でなく、言い訳がましいですがこのあたりは西方対冲のせいだと私は思っています。

 

西方対冲は結果を目指さなければ順当に進みますが、結果や成果は壊れます。
よって私は普段、何をするにしても結果や成果は目指さない、ことを対策としているのですが、仕事の現場ではそうも言っていられないこともあります。

 

今回、上司の協力を得て結果をきちんと享受できることになったのですが、
これを算命学的に分析すると、
実はこの上司は私とは三合会局の相性にあり、そのことが大きく寄与したように思います。

 

三合会局というのは、
十二支を円に並べたときに正三角形になる支の組み合わせで、
半会で広がった先に足場を築いたり、
半会で広がったものをガツンと遂行していく力があるのですが、
この上司のおかげで、私がせっせと拡大に向けて活動していた事業に確固とした足場ができたことを考えるに、まさに三合会局的。

 

このところ、職場でも算命学を意識して対応するようにしているものの、
位相法の相性はノーマークでした。
が、今回のことで位相法がこんなふうに活用できるのだということを実感した次第です。

 

位相法の相性というのは古代中国🇨🇳においても軍略・戦略として軍師が活用してきたものでもあります。
今後はしっかり位相法の相性も意識して、仕事のみならず他の人間関係でも活用してみようと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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