学力と忍耐の相関関係

都道府県別の学力レベルのランキングというのがあって、
一位は石川県と秋田県、
次いで福井県、富山県、東京都、青森県、愛媛県、山口県…と続きます。

面白いなと思うのは、東京を除けばいずれも外様大名の領地であった県であるということ。

石川県は加賀藩(前田家)
秋田県は秋田藩(佐竹家)
富山県は加賀藩の支藩
青森県は弘前藩(津軽家)
愛媛県は大洲藩(加藤家)、今治藩(藤堂家)
山口県は長州藩(毛利家)

なんとなく、臥薪嘗胆の思いで代々頑張ってきた、その勤勉さがこうした結果に現れているのだろうと思います。

都市部における公立の学校というのは、
低い方に合わせるので基本的にハイレベルな学習を提供することができません。

地方は人口が少ないぶん、ある程度遅れている子供も手厚い指導を受けられるので、
全体としてのレベルも高くなるのだろうと思います。

ちなみに、親戚が、金沢にいたときは学習塾にいく必要がまるでなかったけれど、都市圏に引っ越したらあまりにレベルが低くて塾に通い始めたと言っていたのですが、然もありなん。

とはいえ、単に人口が少ないだけで学力レベルが上がるわけではなく、
やはり「臥薪嘗胆」の思いがあってこそのことと思います。

実際、世の中の「成功者」といわれる人はだいたいにおいて若い頃に大きな失敗や挫折をしています。
芸能界などでも、大きな成功を維持しているような方は、子供の頃、若い頃にたいへんな苦労をしている方が多く、
そう考えると、
「若い頃の苦労は買ってでもせよ」
といわれますが、つくづく苦労をすることの大切さ、というのを感じます。

算命学でも、
大運天中殺の陽転などの仕組みを見れば、
基本的に苦しいことがあってはじめて成功なり飛躍なりがあるものですし、
才能星は、刻線がたくさんあるところの星であって鍛えられて初めて光ります。

そういえば、龍高星というのは海外の星といわれますが、
実は十大主星の中で最も我慢強い星ともいわれ、忍耐の星という面もあります。

若いうちに我慢を重ね、忍耐を重ねる中で「ラク」になるために知恵を働かせ、創造性が育まれるのがこの星です。

命式というのは国や時代に傾向が変わるといわれますが、
外様の苦しい時代においてそのエリアには、きっと龍高星を持つ人たちがたくさん生まれて忍耐を重ねつつ知恵を備え、
藩の存続と発展のために創造性を発揮していたのではないかな?と思います。

忍耐の先に知恵が備わり、学力レベルが上がるのだとすれば、
子供を立派に育てようと思うなら、あまり裕福な中で満足させて育てるのは望ましくないのかもしれません。

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