見えていることを伝える必要はあるか

算命学を学んでいて、さらに気学などにも手を出していると、
日々の生活や人間関係、あるいは旅行や引っ越しなどで行く方向というのも、
びっくりするほど確固とした「正しい方向」というのがあることに驚きます。

少し前、というか、
きちんと勉強する前は、「こんなに制限があるのか!」と思ったものですが、
最近は、その制限がくっきりしていればしているほど、効果や作用というのもくっきりしてくるものだということが分かるようになって、
なるほど、はっきりと「正しい」というからには、そこに曖昧さなどないのだな、と腹落ちしました。

合わないことをすると転ぶとか、
合うことをすると波に乗るようにスムーズだとか、
そういうのは、
型を知って実践し、検証してみることでしか分からないものですが、
そうやって、
型を知って実践し、検証してみたらくっきりはっきり分かるものです。

とはいえ、
そうやってくっきりはっきり分かったことを、
「信じていない人」に分かってもらえるかどうか、伝えてその通り動いてもらえるかどうかといえば、
それはまた別の話。

それでも、粛々と学びを重ね、
信じていない人にも心を砕き、思いをかけていくことが、
何かの救いになることもあります。

天中殺やら天剋地冲やらというのも、
それを無視して気ままにやっているとガツンと苦しいことが起こるものですけれど、
意識して、気を付けて、身を慎んで過ごしていればそう苦しいことにもなりません。

それと同じで、心配し、心を砕き、思いをかけていくことでその相手を守れることもあるのだろう、ということです。

算命学というのは万世一系を実現するための学問ですが、
万世一系といわないまでも、家系が穏当に続いていく、ということのためには、
一家に一人とはいわないまでも、存命の一族の中に一人くらいは宗教なり占術なりを担う人がいるほうが良いといわれます。

これは、政治や実業という陽の世界で活躍する人たちを支えるためには、陰の世界を担う者をが必要であるからで、
歴史をさかのぼれば、貴族や武士の家系においても、子供のうちの一人を敢えて出家させるとか学問の道を進ませるということをしています。

現代でも、活躍された政治家の子供が学者になるとか、誰もが知る大手企業の社長の親戚に占術家がいたりとかして、
現実の世界、つまり利害損得のある実業や政治の世界で大きな発展をみせているような家柄の家には、
実業以外、政治以外、つまり無形の世界を担う人が必ずいるように思いますがいかがでしょうか。

そして、実業の世界で活躍するような人ばかりの家系において「無形の道」に進むような人は、
親や親族が敢えて無理やりその道に進ませているというよりは、本人の希望でそういう道に進んでおり、
そういう方の命式をよくよく見れば、家系の因縁を担うような命式の方であることが多いように思います。

おもしろいものですね。

私は、因縁の強い命式ですが、私がこうして算命学を学ぶことが、家系の発展につながることがあるとすれば、ありがたいことと思います。

もちろん、そういう意図をもって学んでいるわけではないですが、
それでも、世の中のすべての人、というわけにはいかずとも、
せめて家族や自分のまわりの人、自分が大切に思う人たちが、健やかであるよう、役立てるといいな、ということは常々思っています。

自分に見えていることのすべてを伝えなくても、あるいは伝わらなくても、できることはあるだろうと思います。

2021年2月三週目のマガジンを公開しました🌸
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