社会的に成功した女性が陥りがちな、インポスター症候群

『社会的に成功した女性が陥りがちな、インポスター症候群って知ってる?』

という記事を、先日、たまたま見かけてドキッとしました。

これは海外ファッション誌BAZAARの記事。

URL:https://www.harpersbazaar.com/jp/beauty/health/a58433/lcu-who-do-we-think-we-are-171208-hb/

 

「インポスター症候群」とは、自分の力で何かを達成し、周囲から高く評価されても、自分にはそのような能力はない、評価されるに値しないと自己を過小評価してしまう傾向のことをいうそうです。(ウィキペディアより)

 

シェリル・サンドバーグジョディ・フォスターエマ・ワトソンなどもこのインポスター症候群の傾向があったそう。

 

私はそれほど大きな社会的成功をおさめているわけではないですが、たまたま瀧本哲史さんが他界されたニュースを読んで社会的成功者が若くして他界することの意味を考えていたので、引っかかりました。

 

大きな成功を収めるときというのは、
算命学では多くの場合、大運天中殺や宿命天中殺が関係していています。

 

「それ」はだいたい雪崩のようにやってきて、「それ」が始まると息つく暇もないほどの多忙さに見舞われ、一方で最初のうちこそ高揚し充実していた心が、みるみる虚ろになっていく。

 

それがなんとなくインポスター症候群の症状に似ている気がしたのかもしれません。

いわゆる「信じられないような大成功」は本来自分が持つ運命の枠よりも大きく飛躍している状況で、飛躍には枠を超えてしまうことによる「足場のない不安」が伴います。

対処法としては…などと言えるような立場にはないのですが、あえて言うならば、

その飛躍した立場に相応しい振る舞いを身につけること、例えば寄付をするとか社会貢献をするとか、より大きな何かのために自分を役立てることで精神の安定が得られます。

 

これを陰陽論的に説明すれば、
大きなプラスを得た分、マイナスを自発的につくることで陰陽がバランスし、安定するということです。

マイナス(陰徳)を作るときに、エゴに基づくとそのマイナス(陰徳)の意味が薄れます。

 

名を売るための寄付とか、自分の事業に益することの場合、
まったく効果がないわけではないですが、足場のない不安の解消度合いは少なくなります。

できれば人の目に触れない形で陰徳を積むことが望まれます。

 

何事においても、バランスを意識する、ということは大事だろうと思います。

 

写真は明治42年創業の末げんさんの「かま定食」。
ひき肉の親子丼です。
ちなみに、三島由紀夫の最後の晩餐がここの『わ』のコース という鶏肉コースだったそう。

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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