牽牛星と後天運の消化

先日から、後天運で巡る陽占の星の消化についてご紹介しているのですが、
天中殺期間にあたる場合は意味がかなり変わってきます。

平たくいえば、その星の意味が過剰になったり歪んだり、コントロール不能になります。

 

例えば本日ご紹介する牽牛星は以下にご案内しているとおり組織に生きる星ですが
牽牛星が中殺されると組織で生きることに矛盾や反発を感じるようになり、
また、組織に対する実直さや忠実さが空回りしたり、業績が一定せず浮き沈みが激しくなる(=評価が得られにくくなる)傾向もあります。

 

天中殺中は行動を控えめにすべき期間なので、大人しく過ごしていれば、
たとえコントロール不能になったとしても、
過剰になったり破壊的になったりすることは避けられるので、
どの星であれ天中殺の期間は安全運転低空飛行でやり過ごすのが良いように思います。

 

ということで、牽牛星の消化。

 

牽牛星
プライドを満足させることがキーポイントになるとき。
「自尊心」「責任感」「名誉・名声」を意味する星で、その質は「潔癖」です。
車騎星と同じ「攻撃」本能は強いのですが、個人で立ち向かっていくのではなく、集団や組織を利用して行う攻撃。

 

牽牛星は「役人の星」といわれ、その生き方も常に集団を伴います。よってこの星がめぐると集団や組織に対して反発反抗することはありません。
体制の中で生きる管理職に向いているため、40代から50代にこの星が巡れば、管理職としての役割を全うできます。

臨機応変に部下を生かして業績を上げるためら部下からの信頼も厚くなり、
また、若い頃に培われた実力がさらに高められる時期なので一歩抜きん出て出世するチャンスでもあります。

 

若い頃に巡ると、車騎星のようながむしゃらな前進ではなく慎重に仕事を選んで明確に目標を立てて努力すると良いです。
それによって自分の能力を生かせば、昇進に向かいやすくなります。

 

老年期に巡れば、街の役員などに向き、打診されたら迷わず引き受けましょう。生き生きと老後を過ごせます。

 

この時期は、習字や生け花、お花などの習い事に励んで、師範の資格を取るチャンスでもあります。
牽牛星はライセンスを持つことが開運のカギです。)
プライドの高い星だけに、人を指導したり尊敬されたりするような立場に身を置くと、精神的ゆとりのある充実した期間を過ごせます。

 

子供の頃にこの星がめぐると記憶力が良くなり、学校の成績もアップします。試験に強い星でもあふので、多少高望みの志望校でも受かりやすい時期。
また、生徒会の役員やまとめ役を担うと見事にその任を果たすことができます。

 

なお、適齢期にこの星がめぐると理想が高くなる一方、プライドが邪魔をして恋愛に向かいにくくなるかもしれません。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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