偏りのある命式と『passion』

【雑記】
「passion」とは、情熱、と訳す方もおられますが、
たぶん「激情」のほうが正しくて、
さらにいえば「過度な感情」であり、
場合により、その感情によって身を落とすことになるような感情のことをいっているのだろうと思います。

そもそも「passion」の語源は、苦しむこと、つらくなるほどの強い感情、なのだそうで、
「情熱」よりはもっと自分をからめとるような、「情念」のような感情に近いのではないかと思います。

同質五行の星がいくつもあるような場合、
つまり命式が大きく偏っている場合、そういう「passion」のようなものが宿るように思います。

先日、中島みゆきさんと松任谷由実さんが同時期にアルバムを出しておられましたが、
情念といえば中島みゆきさんだな、と思いつつ、命式を見比べて観ましたら、
中島みゆきさんのほうは司禄星3つが牽牛星を強めるけっこう偏った星図。

★司堂
司牽石
報司極

一方、松任谷由実さんは禄存星→牽牛星→龍高星・玉堂星→貫索星、と、割とバランス型の星図
で、やはりな、と思いました。

★鳳恍
玉禄牽
極貫堂

さて、この二人、同時代に並び立つ歌姫であったわけですが、
彼女たちの歌を身近に聴きつつ、その歌で恋というものを知った私たちの世代は、
「中島みゆき派」と「ユーミン派」に分かれたものです。

ちなみに、私は情念深い中島みゆき派。
このあたりは、自分の星図と偏り方が似ている方が「理解できる」感じがあるからだろうと思います。

構成する星が異なっていたとしても、「カタチ」が似ていることで理解できる、同調できる、と
いうことというのはけっこうあります。

「同じ匂いがする」的な笑

さて、偏りが大きな命式の恋、
過度な情熱、激情、passion を持つ人の恋というのは、
中島みゆきさんの歌的な苦しみや葛藤を常に内包しています。
でも、だからといって、
ユーミン的な明るい恋をしたいのかといえば、多分、そうではないだろうと思います。

思春期を、若いころにうっかり血迷ってそういう恋に憧れたりすることはあっても、
本質的な意味で、そんな「明るい恋」では物足りない。

なんとなく「情深い」とか「激情」とか、
…などというと、ちょっとカミングアウトするには勇気がいる感じもありますが、
それが自然な姿なら、きちんとその「情深さ」や「激情的なもの」というのを生きたほうが良いように思います。

取り繕って、取り繕いきれるものでもないですし、
そもそも、宿命と環境の一致、というのは、
多分、こうしたところにおける「一致」のことにもいえることで、

偏りが大きい人というのは、きちんと激情なり、情深さなり、「passion」なりを生きてこそ、本当の自分として生きられるのだろうと思います。

そこからが、「人生のスタートになる」というか。

ちなみに、今回、中島みゆき VS ユーミン「売り上げバトル」などといわれていますが、多分これはお互いに握ったうえでのプロモーションだろうな、と思っていますがどうでしょう。

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