算命学の知恵を使って向かう先

人間、やろうと思えば何でもできる、ということと、
算命学における宿命というのは、どう整合性がとれるのか?

ということを平たく言えば、
誰しも、本気でやろうと思えば何でもできるのは事実ではあるのだけれど、
宿命の道であれば、それを無理なく存在感を発揮しながら有意のインパクトをまわりに与えながらそれをすることができる、
ということだろうと思います。

つまり、
「無理をしなくても人よりうまくできる」
「なぜか感性が冴えわたって玄人的にそれができる」
「それをしていると自分の存在がくっきりと感じられる」
…というのが宿命の道であって、

「一生懸命努力をして初めてできる」
「まわりに合わせてみんなと同じようにできる」
「突出することなく無難にそれをこなすことができる」
…というのは、いってみれば「誰にでも」できることであるといえます。

面白いもので、
世の中の多くの人は、
前者よりも後者の方に価値を置く傾向にあります。

「頑張らなくてできること」より「頑張ってやってようやくできたこと」のほうをすごいといったり、
既存のモノと「同じように」キレイにできたものを「素敵」だといったり、
集団の和を乱さない人を価値ある人であるようにいったり、
…しますよね。

もちろん、それはそれでそういうことに「価値」がないわけではないのですけれど、
でも、それはたぶん「自分の人生を生きる」ということとは別なのだろうと思います。

もっと、
「無理をしなくても人よりうまくできる」
「なぜか感性が冴えわたって玄人的にそれができる」
「それをしていると自分の存在がくっきりと感じられる」
ということの大切さを認識すること、
そういう経験の再評価をすること、
…というのが大切で、

そういう、自分らしい在り方、自分らしい魅力、自分らしい能力発揮というのを、
多くの人が自然に、当たり前に、できるようになるといいなと思っています。

私が算命学を学ぶ意味、その学んだことをせっせとブログにつづる意味、というのは、そのあたりにあります。

本日、noteのサークルのオンラインMTGの際に、
「人の死の時期を伝えるかどうか」ということについて質問がありました。

算命学というのは、ある程度勉強すれば、そういう時期というのも分かることもあります。
けれど、私自身の考え方としては、それは語るべきではないし、伝えるべきでもないと考えています。

理由はいろいろあるのですが、一番大きいのは、

例えばここで相当命が危ない、といわれるようなタイミングであっても、
起死回生のアクションを起こすことで、それを免れたりすることがある、

そういう、ある種の奇跡のような事例を大切にしていて、
ふつうの、奇跡とは程遠いような人にもその奇跡をみて、
その奇跡の実現に尽力したいという思いがあるからです。

天剋地冲とか、全柱異常干支とかいう要素があっても、
大きな活躍をしている方というのはいて、
そういう、
「苦しい」といわれる要素を持ちつつ飛躍する、
「難しい」といわれる局面を踏み台にして活躍する、
そういう方向付けをするお手伝いができるといいな、という思いが、私の学びの原点にはあります。

これは、私自身が「苦しい要素」をたくさん持っているからであり、
その「苦しい要素」と向き合い活かすことに全力を傾けているので、
そういう「苦しい要素」「難しい要素」を活かすということに一緒に真剣に取り組んでいけると考えるからでもあります。

私は、他の先生からであれば「これは苦しい」といわれるような命式でも、ときに前向き過ぎる解釈をすることがあります。
そういう在り方は、古典的で厳格な先生から見れば、「事実を歪めている」という言い方になるのかもしれません。

けれど、算命学というのは一極二元の法則に貫かれており、
何事にもポジティブな面とネガティブな面があるわけで、
それであれば、ネガティブな面を踏まえつつも、ポジティブな面によりフォーカスし、そこに取り組んでいきたい、というのが私の考えです。

「人生は一瞬で変わる」
といわれることの真意は、「解釈次第で人生の受け取り方は変わる」ということなのですが、
それと同様に、命式というのも、見方・使い方・活かし方で、いかようにもなるもの。

それであれば、私はよりポジティブな方向にエネルギーを投じていきたい、ということです。

冒頭の話と合わせれば、
人それぞれが生まれ持つ「自分らしさ」を肯定し活かすこと、
そして、後天運的に起こる様々な出来事をポジティブに活かしていくこと、
…を伝えていく、というのが私の向かうところであり、それ以外にはない、といえます。

そもそもですが、
「占い」という意味では、不幸になる占いや生死にかかる占いはしてはいけない、とされています。
そういうことはきちんと守っていかねばなりません。

⭐︎2020年10月五週目のマガジンを公開しました📚
https://note.com/kinugyokutoan/m/m85c213976078
※画像の花火は丸子橋のところで先日花火の試し打ちがあったときのものです。
季節外れの花火ですが、キレイでした。

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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