「金多くして水濁る」ということについて考えたこと

先日、自然法の市来先生のライブを拝見していましたら、
「金多くして水濁る」ということについて、そう習ったけれど、濁らない、というようなお話をされていました。
※陰占のお話です。

「勢いがついて滝になる」のだとか。
なるほど、そういう感じ方もあるのか、と新しい発見でした。

ちなみに、たぶん市来先生もご存じだと思うのですが、
「金多くして水濁る」というのは、金とは水源であり、水源が多いと、あちこちの水源の水が一緒になるので、それをもって「水濁る」といわれます。

けれど、金多くして、つまり金性の一気格だったりすると、
小泉元首相や、金メダリストの荒川静香さんみたいに、勢いをもって活躍する、というのも事実なので、
確かに「勢いがついて滝になる」というのも一理あるといえるかもしれません。

もっとも、そういうロジックでいえば、
金に限らず、木でも火でも水でも土でも同じなんじゃないの?
…と思うところですけれど、

木が多すぎたからといって守備という性質では「勢い」というよりは「鉄壁」という感じですし、
火にしてもある種の勢いというか気迫のようなものはあるけれど、現実における遂行力という感じはありません。
水がたくさんあると怜悧な知恵がぐるぐるするものの、これも「勢い」って感じでもないんですよね。
土がたくさんあればどうかといえば、動かないけど引き寄せる、みたいな感じで、やはり「勢い」ではありません。

…ということで、「金多くして水濁る」をもって「金多くして滝になる」というのは、よくよく考えると確かに、というお話でした。
これは実占を重ねてこられたからこそ出てくる言葉なのだろうと思います。

…けれど、金性がたくさんある人って、けっこう策士であるのにはちがいなく、
つまり、「滝のような勢いのある実行力」、「実現力」というのも、その裏にけっこうなずる賢さがあるな、と思います。

いや、この「ずる賢い」というのは決して非難しているわけではなく、世の中で全うに活躍していこうとするなら、
ずる賢さは不可欠なのでむしろ誉め言葉なのですが、
水性ばかりの場合の腹黒さよりも、金性ばかりの(つまり濁った水の)ずる賢さのほうが、「現実的利益」につながっている感じがありますがどうでしょうか。

さて、話は変わりますが、本日も20時くらいまで残業していました。
理由は、ちょっとした大仕事の対応を一人でしているためです。

若い頃は「仕事はみんなで手分けしてやりましょう」みたいなのを真面目に受け取っていたのですが、
仕事って、多分完璧を目指すなら「一人で」やるほうが間違いがありません。

頭数が増えれば増えるほど、ビジョンが濁り、責任の所在が緩慢になり、結果としてやる気があったはずの人の気持ちが萎えていき、けん引する人がいなくなり、
いったい何を目指していたのか?何をしていたのかさえ分からなくなることがあります。
もちろん、そうやって、調整と妥協の産物になることによって、ある種の「汎用性」のようなものを得て、
広く受け入れられる、その汎用性をもって莫大な量が売れる、ということも確かになるのですけれど、

強い思いをもって取り組んでいる立場から見れば、それがひどく濁ってしまったように感じられるものでもあります。

冒頭の話に戻せば、
「金多くして水濁る」ということと「金多くして滝になる」というのはたぶん両立するのだろうと思います。

つまり、金が多ければ、水が濁る、妥協したり懐柔したりする狡さというのが出るのだけれど、
そういう懐柔や狡さがあるから、勢いをもって実現に向かうことができるのではないか。

…と、そんなことを考えました。

以下、余談ですが、
仕事をする、実業の世界で働く、というのは、現実を知るうえではとても役に立ちます。

理論とか事例で学んだことが、現実において実証されるのを見る感覚、感動にも似た驚きというのは、たぶん体験した人にしか分からないと思うのですけれど、
それはものすごく力強い経験です。

「この世界は法則で動いている」
ということを、確信をもって知ることが出来ます。

このところ、専業の占い師になりたい、という方のご相談がときどきあるのですが、
(というか、昨日、そういうご相談のご依頼が2件ありました)
若い方、とりわけ50代くらいまでの方で、お勉強期間が20年未満くらいの方であれば、専業ではないほうが良いのではないかな?と思います。

もちろん、命式にもよるので十把一絡げにいえることではないのですけれど、学んだことを実体験で認識する、という体験はとても貴重であり、重要だろうと考えます。

有名人や著名人の命式を読んで学ぶ、というのも確かに参考にはなるのですけれど、「認識できない要素」というのが数多くあるので、
「結果」の分析であればそれも良いのですけれど、「予見する」ということの実践訓練をしようとするなら、身近な世界で身近な人を観察するほうがずっと勉強になるように思っています。

ということで、
例えば「専業で稼ぐ自信があります!」という場合においても、学びのために実業の世界のお仕事をしておくと良いのではないかな?と考えます。

いろんな仕事をすることで、つまり金性をたくさん持つことで、がっつり勢いを持ち、そして濁って活躍するということも、ありますね。

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