結婚のタイミングを調べる ※既婚者の方は閲覧注意

算命学で結婚の時期をみる場合、
みるべきは年運の位相法であって大運のそれではありません。

これは、
年運が現実の世界を示すものであり、
大運は精神の未来を土台にしたもの、想念の世界を示すものであるからです。

大運は月干支からでてくるものですが、月干支は家系という無形の流れ、心という無形のものを示すところからも、それが現実を扱わないということが分かりますね。
結婚とは、生活という現実であり子供という現実を生むものなので、年運でみますよ、ということです。

さて、そんなわけで結婚のタイミングは年運で見るわけですが、その見方にもいくつかルールがありますのでご紹介します。

⬛︎結婚のタイミングは以下の2つ
①年運で西方が半会、支合、方三位、干合、大半会、干合支合のタイミング。
これは割と知られているとおり、西方は家庭を示す場所なので、そこに融合条件の位相法があるところは結婚、つまりプライベートな家庭の世界が充実することによります。

②年運で当方が半会、支合のタイミング。
これは①ほど多くはありませんが、これも一つの結婚のタイミングになりえます。
但し、結婚によって一緒に事業を大きくするとか、結婚によって社会的立場を得て仕事で出世する、みたいなことを目指す場合には有効ですが、必ずしも家庭の発展にはつながらないことは注意が必要です。

なお、これは少しセンシティブな話になりますが、
この東方で結婚した場合には子供が出来にくい傾向にあります。
構造を考えれば、東方という社会的な面での膨らみなので、それが家庭の発展ともいうべき子供の誕生にはつながりにくいことは分かるのではないかと思いますが、
古来、この東方での結婚をした夫婦には子供のいない夫婦が多いといわれます。
よって、気をつけた方が良いだろうと思います。
(そもそも東方で結婚する人自体が結婚に安らぎとか子供を期待していないケースも多いようにも思いますが)

⬛︎①②の条件で結婚できない場合
①のタイミングというのは、たいてい何かしら結婚につらなる話が出てくるものですし、場合により②のタイミングでも結婚に向かう機運に恵まれたりするのですが、
大運で西方対冲、龍高星大運、調舒星大運がめぐっている場合には、せっかく結婚の話が出てきても、破談になりやすいといわれます。

大運は想念の世界を構成するもので、現実は年運ですよ、というのはそのとおりなのですが、
それでも、
西方対冲のタイミングは想念が結婚や家庭をリセットする方向に強く引っ張られてしまいますし、
龍高星大運では広い世界に向かう、現状維持ではなく現状を壊してより良い何かを作る方向に意識が引っ張られます。
調舒星大運では、結婚という誰かと共に生きるより、孤独の中で完璧さを求めていくので、結婚というある種の妥協を必要とする世界とは相入れない想念があるために、
そうした想念が強く働き現実の結婚を壊してしまいます。

ちなみに、
私が2度ほど結婚しようとしていずれも破談になったのは、まさに調舒星の大運でした…。

その意味では、
適齢期に西方天剋地冲の大運や、龍高星・調舒星の大運がある人は、ある程度寛容さや忍耐強さをもって臨む必要があるだろうと思います。
きちんと心構えをもって臨めば、西方の機運から何年がずれたとしても結婚にたどり着くことができることもあります。

⬛︎結婚で避けるべきタイミング
当然に、西方対冲の年運や天中殺の時期は外すのが良いのですが、
これに加えて西方の刑、西方の害の時期も避けましょう。
ある意味では対冲や天中殺より厄介ともいわれます。

そもそもですが、いわゆる奎運の型に該当する場合(共通干支がなくて結婚する場合)には、年運の天中殺で結婚するということもあるので、天中殺婚がまったくダメなわけでもないですし、
対冲の場合は何かが壊れて心機一転結婚します、ということもなくはないからです。
※ 奎運については検索で『共通干支のある人を大切に』を調べてみてください、昨年の今頃書きました。

しかしら刑や害というのは、苦しい揉め事や長く続く諍い、その結果としての精神疾患などとして顕在化しやすいので、結婚という「家庭生活」を長く続けることが前提の場合にはなるべく避けるのが良いとされています。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

7 件のコメント

  • こんにちは、奈々先生。

    西方の律音の時は如何でしょうか?
    以前どなたかのブログで拝見した時に結婚とは同棲をした時点でカウントすると書いておられました。
    後凄く初歩的なのですが、男性の運勢を軸に見るのが正当でしょうか?
    質問ばかりなりました。すみません。

  • のんちゃん、こんばんは!
    結婚とは一つ屋根の下で肉体関係を持ったところからなので、極論をすれば「関係を持った」ところからですが、同棲や何日か一緒に寝泊まりすることをもって「結婚」とすることもありますね。

    西方律音のタイミングも「家庭を一からスタートさせる」という意味では良いと思いますが、「一から」という場合の最初というのは動乱期からになるので、最初は多少の忍耐が必要かもしれないですね。
    ただ、苦楽を共にする夫婦ならそれも良いと思います。

    男性で見るかは、妻の側が男性に寄り添って従いながら生きていくなら男性で見て良いと思います。
    妻も独立した人生を歩むなら、それぞれで見ることになりますね。

  • 奈々先生、こんばんは。

    ご教授ありがとうございます😊
    一つ屋根の下。。。だとしたら、私4回結婚してる事になります😱笑

    この間もコメントの中でパートナーのテコ入れ思案中なので、私が引っ張る(車騎、龍高の星を活かす為)事を念頭に動くなら私の運勢を起点ですね。
    動乱や困難で有れば有るほど、楽しく燃焼する星だと思うので活かせる様努めます‼️

  • のんちゃん
    結婚の定義を算命学で掘り下げるとなかなか難しくなりますね笑
    なので基本は「婚姻届を出した人」との「ひとつ屋根の下で暮らし始めた時」ということで私はみています。

    自分が主体的に動くなら自分の運でみます。
    例えば主婦ではなく主夫なら妻の運勢でみるのと同じですね。
    車騎龍高、今みたいなコロナウイルスで動乱のような状況はまさに光らせやすいのではないでしょうか。
    折しも今年は子年です。何かスタートさせる、新たに始まる、世の中で新しいことが起こる、世の中が新しい流れに入る、というタイミングです。
    活かされますよう応援しています!

  • こんにちは。
    ありがとうございます‼️
    奈々先生、お体ご自愛くださいね😊

  • はじめてコメントさせていただきます。
    天中殺終わり頃でひとつ屋根の下で暮らしはじめて、2020年は、(男性、西→半会)(女性、西→納音)2021年も女性、西→害になり接運になります。
    お互い初婚ではないのと、流れに身を任せて自然と一緒に住むことになり今に至ります。

    男性にとっては良い時期で、女性にとってはあまり良くない時期という解釈でよかったですょうか?
    婚姻届はまだです。
    初歩的な質問で申し訳ありません😓

  • こころさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます!
    算命学では絶対的に「良い時期」「悪い時期」というのはないんです。
    確かに、西方半会は結婚に良いとか、西方が壊れる納音は良くないとか言われますが、それも結婚の目的や状況によって変わります。

    個別のご質問でしたら、noteの「ご相談」で一項目5000円で承っていますので、ぜひご検討くださいせ。
    引き続き、よろしくお願いいたします。

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